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行 道 山

1998年(平成10年) 11月28日(土)



コース・タイム
 自宅(9:15) ⇒ 行道山駐車場(10:30)
  駐車場(10:40) → 寝釈迦(11:11) → 石尊山(11:25) → 毘沙門堂(11:55) → 4等三角点ピーク(12:15-昼食-42) → 両崖山(13:20) → 鏡岩広場(13:42) → 織姫神社(13:55)
 織姫神社前(14:00) ⇒(タクシー)⇒ 行道山駐車場(14:19-25) ⇒ 自宅(15:40)

同行者
 妻

 今回のハイキングは, 反省 させられることがたくさんあった。まず第1に 食料の準備 である。ガスコンロを持ったので,昼食はカップラーメンを作って食べることとし,他 には用意しなかった。ところが,稜線は風が強く,危うくコンロが使えないところであった。今回 はどうにか湯を沸かすことができたが,当然のこととして,コンロが使えない状況も考えに入れて おかなければならない。2番目は,汗拭きの タオルを忘れてしまった ことである。汗といえども馬鹿にはならない。天候が急変すれば体温の降下につながる こともある。
 今回は,ハイキングということで,準備も当日の朝にするなど,甘く見ていた。実際, コースは易しく,逃げ道もいくつか有り,人家も近いことから,危険や不安は感じなかったが,よ い教訓となった。
 行道山 は,足利の市街地の北部に位置し, 浄因寺 がある。ちなみに, 「行道山」は山の名前ではなく,浄因寺の「山号」である。 栃木県の名勝第一号に選ばれた景勝地で,岩壁に囲まれた境内は,山形県の「山寺」を 思わせる。急傾斜の石段を登り詰め,境内脇からハイキング道に入った。とてもよく整備されてい る。境内から少し登ると, 涅槃台 があり,長さ50cmほどの 寝釈迦像 がある。かつて盗まれたことがあったとかで,いまはコンクリートで固定してあった。 ここからの見晴らしはすばらしい。自動車で登ってきた道がよく見えた。
 石尊山 の山頂も見晴らしがいい。ベンチがあり,先客が休んでいた。駐車場にはあまり自動車 が無かったが,歩いている人はけっこう多かった。天気は良かったが,時折強い風が稜線を吹き抜 け,「ゴーッ」と音を立てていた。
 毘沙門堂 は,剣が峰から下って車道に出たところにあった。大きなお堂で驚いた。車道を少し歩 き,再び山道に入って少し登ったところが,4等三角点のピークである。この少し先の灌木の陰で 昼食にした。時折風が強くなり,コンロの火が消えないかと心配したが,何とか湯を沸かすことが でき,カップラーメンを食べることができた。寒い中,温かなラーメンはやはり美味しかった。 先が長いので早々に切り上げ,先を急ぐこととした。

 両崖山 までは,小さな上り下りが連続する道で,階段状によく整備されている。両崖山は 足利城 のあった址で,石垣などが残っている。両崖山から 鏡岩展望台 までは,岩の露出した明るい尾根道で,快適だった。鏡岩展望台では,南方がよく開け, 眼下に渡良瀬川,遠くには利根の流れが白く光っていた。富士山の姿を求めて目を凝らしたが,見 つけることはできなかった。
 織姫公園 から織姫神社を通って国道50号線に出た。駅に向かって少し歩いたところでタクシー を拾い,車を置いた浄因寺まで戻った。(タクシー代\1180)

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