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鶏頂山・釈迦ヶ岳 1999年(平成11年) 6月12日(土) |
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コース・タイム 宇都宮(6:00) ⇒ 日塩紅葉ライン ⇒ 鶏頂山荘(登山口)(7:20) 登山口(7:32) → 大沼入口(8:17) → 大沼(8:30) → 弁天沼(8:45) → 鶏頂山(9:23-38) → 釈迦ヶ岳(10:50-昼食-11:38) → 弁天沼(12:37) → 枯木沼(13:20) → 登山口(13:41) 登山口(13:50) ⇒ 塩原 ⇒ 八方ヶ原 ⇒ 大間々台 ⇒ 自宅(16:40) 同行者 妻 |
透き通った青空とは言えないが,まあまあの天気で,登山口の
鶏頂山荘
まで1時間20分で着いた。駐車場には5台ほどの車が停まっており,朝食を食べてい
る人もいた。 直ぐに身支度をして歩き始めた。歩き始めは スキー場のゲレンデ で,斜面の直登になるため,見た目よりはきつく,面白みもない。我慢して登った。足 元の草は朝露にぬれており,早朝のためかそれほど暑さは感じない。35分ほどでスキー場の頂上 に出た。ここからいよいよ 山道 になったが,四駆の自動車が登れる道で, タイヤ跡 もついていた。 5分ほどで 大沼入り口 に着いた。すぐ近くと言うことなので,行ってみたが,とてもいい所だった。沼は干上 がっており,水面はなかった。沼底は泥ではなく,細かいレキからできており,岸には大きな岩が ごろごろしていた。岸には 白い花を満開にさせた6〜7メートルの「ズミ」がたくさんあり,か ぐわしい香りを辺りに漂わせていた。 ズミは,ちょうど満開で,帰路に寄った 枯木沼 など,他でもたくさん見ることができた。 ズミ は リンゴの仲間 で,蕾の先端はピンクだが開くと花びらは白。別名を コナシ ,または コリンゴ などと言い,上高地の 「小梨平」 はこの花に由来しているという。 更に進んだ所にある 弁天沼 には 石祠 や 鳥居 もあり,かつて信仰登山の山だったことが伺われる。 ![]() 弁天沼 からはいよいよ道も狭くなり,頂上へ向けての急登となった。 鶏頂山 から 釈迦が岳 への縦走路で初めて登山者に出会った。さらに, 鶏頂山頂 への道では,幾人かとすれ違った。 鶏頂山頂 には真新しい立派な社殿が造られていた。 遠方は霞んでおり,見晴しはあまり良くなかった。ここでおむすびを1つずつ食べ, 元気を付け 釈迦が岳 へ向かった。 縦走路を先ほどの合流点まで引き返し, 御岳山 を越えて 釈迦が岳 へ進んだが,この道が何とも歩きにくい。 クマザサ が左右から道を覆い,かき分けながら進まなければならない。樹林帯はササの生長が悪 いのでさほどではないが,日当たりのいいところでは,背丈近くにまで伸びたクマザサが完全に道 を覆い,足元が見えない。道自体はしっかりと着いているので,迷うようなことはないが,幾度か 木の根につまづいた。 釈迦が岳山頂 は明るく開けたなだらかな頂 だ。 ![]() 釈迦如来座像 時折上空を雲が横切って行き,暑さと涼しさが交互に来た。見晴しは良かったが,遠 方は霞んでいたし,近くの山稜は名前の知らないものばかりだった。 山頂は多くの登山者で賑わっていたが,聞こえてくる話の内容から,殆どの人は 八方ヶ原 から登ってきたと思われた。そういえば,八方ヶ原からの縦走路は,両側のササが刈り 払われており,整備状態が良いように思われた。 八方ヶ原(大間々台) は標高1278mで 鶏頂山荘 とほぼ同じであり,途中剣が峰を経て釈迦が岳に至る道のりもほぼ同じである。山頂で 昼食を食べ,下山に掛かった。 帰路,少し回り道をして 枯木沼 に寄ってみた。ズミが満開でとてもきれいだった。 ![]() 帰り路,車で 塩原から八方ヶ原(大間々台) に寄ってみた。時期的にはツツジの満開時期なのだが,今年は花の付きが悪く,「全山 朱色」にはほど遠かった。 ページトップへ |