閉じる |
奥 白 根 山 1999年(平成11年) 7月10日(土) |
コース・タイム 宇都宮(5:20) ⇒ 金精峠 ⇒ 菅沼登山口駐車場(6:40-軽朝食) 登山口(6:53) → 弥陀ガ池(8:40-軽食-55) → 奥白根山頂(10:10-28) → 避難小屋(11:35-昼食-51) → 前白根山(12:25) → 五色山(13:11) → 弥陀ガ池(14:03-10) → 登山口(15:30) 登山口駐車場(15:50) ⇒ 金精峠 ⇒ 自宅(17:00) 同行者 妻 |
天気予報では午前中は晴れで午後から雲が多くなると言うことだったが,朝の空は秋
のように澄み渡り,刺すような陽射しが照りつけていた。 天気は, 奥日光 に近づくにつれ,ますます良くなり, 登山口 で見上げる空には雲は見られなかった。 登山口には既に 30台 ほどの車が駐車しており,意外と多いことに驚いた。以前に来たときにはこれほどは無 かったような気がするが,前回に比べて, 時間がやや遅かったためかも知れない。日焼け止めクリ ームをしっかりと塗って出発した。 いくつかのグル−プと前後しながら登った。私たちはゆっくりと歩くので,後から追 いついたグル−プは追い越していったが,結局はそういうグル−プは休憩が多く,また,追い越す ことになった。 弥陀が池 まで1時間50分で登ったのだから,決して遅くはなかった。 久しぶりのきつい登りに, しっかり汗をかいた。 ![]() 弥陀が池 では日陰で休憩したが,直ぐに汗が冷えて冷たくなった。それだけ気温が低いというこ とだ。朝食は車の中でサンドイッチを食べてきただけだったので,空腹を我慢しここまできた。お むすびを1個ずつたべた。 弥陀が池周辺の シラネアオイ は全滅で,その葉さえ確認できなかった。それにひき換え オオハンゴンソウ の進出はすさまじく,登山道の周囲では至る所に見られた。 弥陀が池から 奥白根山頂 までの登りはさすがにきつい。一歩一歩ゆっくり登った。奥穂の 「ザイテングラード」 のリハーサルのつもりで,浮き石を落とさないよう注意しながら登る練習をした。 高度を上げるにしたがって, 燧ガ岳 や 至仏山, 会津駒ヶ岳 や 平が岳 などが見えてきた。足元には, 弥陀が池,菅沼,丸沼,五色沼,湯の湖 などが見える。 ハクサンシャクナゲ (薄いピンク)や キバナシャクナゲ (薄い黄色)が咲き始めており,気持ちを和ませてくれる。 奥白根山頂 は混雑していた。写真を撮り早々に後にした。 ![]() ![]() 振り返ると,山頂の賑わいがよく見えた。 ![]() 避難小屋 への下り口で休憩した。 避難小屋へ下りる道の脇の砂礫斜面で何かの写真を撮っている人がいた。近寄って みると,そこには コマクサ が咲いていた。幾株かが散在し,固まって咲いている所もあった。何度か奥白根山には 登ったが,コマクサを見たのは初めてだった。以前は無かったように記憶している。 避難小屋へ下る道で,紫色の濃い ヤマオダマキ がたくさん見られた。そのほか,白い花の シロバナヘビイチゴ や黄色い花の キジムシロ などがたくさん見られた。 前白根山 の山頂は,砂礫の露出した丸い頂で,ここから見た奥白根山の姿は絶品である。しか し,奥白根山頂は,背後の群馬県側から湧き出している雲のため日陰になり,鮮やかな輝きはもう 見えない。 ![]() 五色山 ![]() 五色山から弥陀ヶ池に戻り,そこからは往路を降った。下山にストックを使ったが, 確かに足への負担は軽くなる。 新調した妻の靴も調子がいいようだ。 ページトップへ |