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谷 川 岳

1999年(平成11年) 9月11日(土)


コース・タイム
9月10日(金)
 宇都宮(自宅) ⇒ 高崎(Sさん宅)
9月10日(土)
 高崎(Sさん宅)(3:55) ⇒ 関越道 ⇒ 谷川岳ベースプラザ(5:20)
  土合口駅(6:00) ⇒(ロープウェイ)⇒ 天神平駅(6:18) →熊穴避難小屋(87:12-17) → 天狗岩(7:50-8:06) → トマの耳(8:54) → オキの耳(9:19-10:52) → 天狗岩(11:53-昼食) → 熊穴避難小屋(12:33) → 天神平(13:10)
 天神平駅(13:10) ⇒(ロープウェイ)⇒ 土合口駅(13:40)
 谷川岳ベースプラザ(14:00) ⇒ 水上 ⇒ 奥平温泉(新治村)(14:50-15:40) ⇒ 月夜野 ⇒ 前橋 ⇒ 高崎(Sさん宅)(17:00-泊)
9月12日(日)
 高崎山周辺(護国神社 → 野鳥の森 → 染料植物園 → 百衣観音 → 護国神社)
 高崎 ⇒ 駒形 ⇒ 桐生 ⇒ 足利 ⇒ 田沼 ⇒ 葛生 ⇒ 西方 ⇒ 自宅

メンバー 
 Sさん夫妻,妻

 高崎のSさん から,「明日, 谷川岳 に登ろう」と誘いがあった。Sさん宅に泊めてもらうことにして,前日午後に宇都宮を 発った。
 4時には出発したいと言うことで3時過ぎに起床。軽く食事をして4時5分前に出発。 外は霧雨が降ったりやんだりの中を, 関越道 を一路北へ。夜が明けるにしたがって,空は明るくなって来たが,依然霧雨か霧の中で, 近くの山肌さえ見えない。
 土合のロープウエイ駅 に着いたが,空模様ははっきりしない。ロープウエイ駅の前には,マイクロバスが止ま っており,若い人たちのグル−プが集まっていた。


 駐車場に入ろうとしたが,6Fの入り口は閉じている。入口がどこか探して,少し戻 って建物の1Fの入り口から駐車場に入った。
 ロープウエイ は6時始発というので,時間は十分にあり,ゆっくり身支度を整えた。早めに乗り場に 行き,6時始発の先頭のゴンドラに乗った。先ほど駅前にいた若者のグル−プは姿が見えない。ロ ープウエイを使わないで, 西黒尾根 を登ったのだろう。
 ゴンドラ がスターとするとまもなく霧の中に突入。何も見えない。 天神平 に近づくと,少し霧が開け, 西黒尾根 から ラクダのコブ がチラッと見えた。案外,上はいい天気なのかも知れないと淡い期待を持ったが, 天神平 でも視界は数十メートル程度しかなかった。

 とりあえず雨は落ちていないので,雨具は付けずに歩き始めた。

 天神平 からの登山道はよく整備されている。木道が渡してあり, 熊穴沢避難小屋 までは特に問題もなく到着できた。古い地図では,天神平−熊穴避難小屋間の標準タイ ムは1時間30分となっていたが,最近の地図では40分となっている。多分,コースが変更され, 時間が短縮されたのだろう。
 熊穴避難小屋で,登山道の刈り払いをするという人にあった。今年 西黒尾根 の道を全部刈り払ったそうだ。昨年まで,西黒尾根は草が覆い被さっており,登山者が 少なかったのが,今年刈り払いをしたことで,西黒尾根を登る人が急増したとのこと。そのほかい ろいろな話を聞いたが,今日の天気はあまり期待が持てないということも聞かされた。残念だが仕 方ない。
 10人ほどのグル−プが到着したので,先に出発した。ここから 天狗岩 までが岩も出てきつい登りとのこと,覚悟して登った。


 天狗岩 で雨がぱらぱらと来たので,雨具を付けた。これは正解だった。間もなく雨がひとしき り降った。天狗岩で雨具を付けている間に,先ほどのグル−プに追いつかれてしまい,かれらの後 になった。しかし彼らは,まもなく降り出した雨の中で立ち止まり,雨具をつけ始めた。その間に グル−プの前に出た。
 天狗岩 から 肩の広場 までの登りは,傾斜は急ではなかったが,結構きつい登りだった。 直下の登りは,幅 広いガレをジグザグに登るもので,浮き石も多く,ルートも取り辛かった。
 肩の小屋 は昔の面影はなかった。確かに18年ほど前に登ったときには,もっと大きな小屋で宿 泊できる営業小屋だったが,小さな無人の避難小屋になっていた。ガイドブックによると6年前の 1993年に立て替えて今のようになったのだそうだ。天神平からの登山道が整備され,日帰りが 可能になったため,小屋の必要性が無くなったためなのか。
 トマの耳 には三角点があり,地図ではここが 谷川岳山頂 となっているが,実は オキの耳 の方が約7mほど高い。(トマノ耳1963.2m,オキの耳1977m)どちらにも 「谷川岳山頂」 の標柱が立っている。

 オキノ耳


 霧の晴れ間を求め, オキの耳 に1時間以上も留まった。その間にほんの数回, 一ノ倉岳 茂倉岳, トマの耳 などが姿を現してくれた。このような天気では,これで満足しなければならないのだろ う。眺望は次回の登山に期待して下山にかかった。
 オキの耳周辺にはあまり人がいなかったが,トマノ耳や肩の広場周辺には,驚くほど 多くの登山者がいた。やはり,谷川岳の人気の高さには感心した。正午近い時間なのに,まだまだ 登ってくる人が多くいる。
 天狗岩まで降りてきて昼食にした。


 ロープウエイ天神平駅では,靴を洗うための水道とブラシが用意してある。(安達太 良山でもそうだった)泥靴でゴンドラに入るの防ぐためだ。これは,登山者にとってもマナーの 一つである。
 売店でバッチを買った。
 今回の登山は,実動,登り3時間,下り2時間20分の合計5時間20分程度で,標 高差も約600mと,軽いものだった。次回は,ロープウエイを使わずに,西黒尾根を登りたい。 西黒尾根の登りは標高差1100m,4時間半ほどの登りとなる。

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