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小 田 代 原

2000年(平成12年) 3月5日(日)


コース・タイム
 宇都宮(9:10) ⇒ 赤沼茶屋駐車場(10:35)
  赤沼茶屋駐車場(10:45) → 小田代原(11:45-昼食-12:25) → 赤沼茶屋駐車場(13:15)
 赤沼茶屋駐車場(13:20) ⇒ 宇都宮(14:45)

同行者
 妻

 昨年の2月末に初めて 冬の小田代 へ歩いたが,雪景色がとてもきれいなことと,冷気が心地よかったことで,今年も出か けてみた。昨年よりちょうど1週間遅れになる。
 宇都宮 からは,日光連山が霞の中にかすかに見えた。雲は懸かっていない。日光に近づくにし たがって日光連山は鮮やかさを増し,壮大なスケールで目の前に迫ってくる。特に, 女峰山から赤薙山にかけての山容 は美しく,荘厳でもある。
 赤沼茶屋の駐車場 は満杯状態。端のマイクロバスの脇にスペースを見つけ,そこに止めた。車の下の路面 は一部凍結していた。
 ここの公衆トイレは,昨年来たときには閉鎖されていて使用できなかったが,今日は 使えた。ただし,汚れが甚だしく,不快そのものだった。戦場ヶ原周辺の公衆トイレは,冬の間は 凍結のために閉鎖されているのだが,ここのトイレは閉鎖が解除されたらしい。
 県営の大駐車場は閉鎖されたまま のため,駐車できない車が,駐車場へ行く道路に路上駐車している。スキーを持った 20人ほどのグル−プがその方向からやってきたので,その後に続いて出発した。スキーの方が速 いと思っていたが,意外と遅かったが,仕方なく後をついていった。小田代へ行く橋を渡ったとこ ろで集合していたので,そのグル−プの先に出た。そのあと,ついてくる様子が無かったので,多 分コースでないところを進んだのだろう。
 雪は比較的良く固まっており,足が潜ってしまうようなところは少なかった。暖かく, 風も殆どない。汗ばむほどの陽気で,上に着ていたウインドブレーカーを脱ぎ,シャツで歩いたが, 寒くはなかった。しかし,時折吹く風はさすがに冷たく,耳と頬が痛くなった。
 雪の上に身体を投げ出し,雪の感触を楽しんだ。


 今日出会った人は殆どがスキーを着けており,山靴で歩いている人はあまりいなかっ た。スキーを履いてみたい気分になった。
 石楠花橋分岐


 雪の小田代原 は絶景である。今年は,昨年来たときより雪が少ないようだ。枝を横に伸ばした ズミの木 の根本では,雪が解けて地面が見えている。立ち入りを規制するために張られたロープ も,昨年は雪に埋もれて見えなかったが,今年はその一部分が雪から顔を出している。 ロープを越えてたくさんのスキー跡と足跡が小田代の中央に向かって 伸びている。 雪が湿原を覆っている間は,雪が湿原を保護しているので,入っても良いと考えている ようだが,雪が少ないので,雪の下の植物が心配だ。雪の上に腰を下ろし,休憩した。


 広い場所を見つけて腰を下ろし 昼食 にした。ガスバーナーで湯を沸かし,即席麺を食べた。新しいガスバーナーの使い初め である。火力は強力だった。気温が低くても,寒冷地用のガスを使ったため,ガスの火力が弱くな らない。昨年はカップ麺を食べたが,やはり袋入りの麺の方が美味しい。


 帰路,樹間から見た 男体山,大真名子・子真名子山,太郎山,三岳 の姿も鮮やかで,印象的だった。
 今年もすばらしい雪景色が見られて満足だった。

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