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高山,西ノ湖

2000年(平成12年) 4月29日(土)


コース・タイム
 宇都宮発(7:09) ⇒ 竜頭の滝上駐車場(8:20)
  駐車場(8:30) → 高山頂上(9:55-10:25) → 無名峠(11:00) → 熊窪(11:30) → 千手ヶが浜(11:45) → 西ノ湖(12:25-昼食-13:10) → 小田代(14:30) → 駐車場(15:15)
 竜頭の滝上駐車場(15:20) ⇒ 自宅(16:30)

同行者
 妻

 今朝の宇都宮はいい天気 1年前の今日は,奥日光は良い天気だったが,宇都宮は雨が降っていた。山の天気は下 界とは違う。今日は逆に上の天気が心配だ。男体山などの表日光連山には,上部に雲が懸かってい る。
 日光道路は自動車がやや多い程度で,まだシーズンではないようだ。 竜頭の滝駐車場 でトイレを済ませ,車は 滝上の駐車場 に止めた。駐車場には車は数台しか停まって居らず,閑散としている。
 風が強く,寒い。北から吹いてくる 風が冷たく耳が痛い。 ウインドブレーカー を着て歩き始めた。気温が低く,なかなか体が温まらない。 高山 の東に伸びた尾根の北側を巻いて登った。尾根に登り着いた頃やっと暖まり,背中が 汗ばんできた。しかし,風が冷たくウインドブレーカーを脱ぐことはできない。前のファスナーを 開ける程度で丁度良かった。
 奥日光 はまだ春は遠く, ツツジの芽 もまだ硬い。北面の日陰には雪も残っている。 高山 の頂上に近づくに従い,残雪も多くなり,雪の上を歩いた。時間が早いのか,登山者に は殆ど会わない。時折雲間から漏れてくる太陽にホッとしたり,北風に震え上がったりの繰り返し だった。
 頂上には誰もいなかった。後で数組登ってきたが,静かだ。南側の,風の当たりの弱 そうなところでシートを広げ,コーヒーを湧かして飲んだ。このときは,嘘みたいに風が止み,陽 が照ってきた。温かだった。


 30分ほど頂上にいて,反対側に下った。急な斜面を斜めに付けられた道を下ってい ったが,昨年登ったときにはもっと急だったような気がした。
小鞍部 から右へ行く小田代への道を分けて,左側の 熊窪 への道を辿った。沢沿いに下る道で,沢には雪解け水が勢い良く流れていた。流れに手 を入れても,周囲の気温が低いせいか,あまり冷たくは感じなかった。
 熊窪 から 千手ヶ浜 へ出てみると,何組かのグル−プがお弁当を広げていた。私たちは 西ノ湖 で昼食の予定なので,先を急いだ。
 千手ヶ浜 から吊り橋までは 遊歩道 を歩いた。昨年来たときには目立っていた,シカの食害の後もあまり見えない。シカが 減ったのかもしれない。途中変なものを見た。 プランクトンネットを空に向かって固定したようなもの で,何に使うのかは分からなかった。多分,下りてくる種子でも集めているのだろう。
 西ノ湖 は,雪解けの水を集め,水量は多かった。 西ノ湖 の周辺には大きな杭が打たれ,金網で囲まれていた。かつて新聞で読んだが,これほど 大々的なものとは思っていなかった。 「ヤチダモ」 の自然林を保護するためのものだ。これほどの自然林は極めて珍しく貴重なものらしい。

 西ノ湖 から小田代を経て竜頭の滝までは,単調な舗装道路の歩きで,かなり苦痛だった。昨年 は,野生のサルやシカなどにも出会えたが,今年は何にも会えなかった。低公害のハイブリットバ スとすれ違ったが,バスも乗客は少なかった。
 小田代原のバス停を過ぎたところの国道上から 大真名子山 が見えた。よく見ると, 大真名子山と小真名子山の間 女峰山の頂上 が見えた。今まで気づかなかった。


 太郎山 には残雪は少なかったが,山頂付近の樹木は 霧氷 に覆われているようだった。


 小田代の脇の道路上 から東京にいる息子に 携帯電話 をかけたところ,繋がった。山歩き中でも携帯電話の繋がるところが増えている。事故 のことなどを考えると心強い。

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