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奥 白 根 山

2000年(平成12年) 6月4日(日)



コース・タイム
 宇都宮(6:00) ⇒ 金精峠 ⇒ 菅沼駐車場(7:35-軽朝食)
  登山口(7:55) → 弥陀ガ池(9:50) → 奥白根山頂(11:20-昼食-50) → 弥陀ガ池(12:30) → 登山口(13:55)
 菅沼駐車場(14:00) ⇒ 金精峠 ⇒ 自宅(16:00)

同行者
 妻

 今朝の宇都宮はたいへんに良い天気で, 日光連山 から 奥白根山 までよく見える。 高山のツツジ でも見に行こうと言うことだったが,予定を変更して 奥白根山 に登ることにした。今日は,知人が 五色沼 まで登るということなので,どこかで会える かもしれない。
 天気は,奥日光に近づくにつれ,雲が多くなり,あまり良い天気では無くなってきた。 上と下(山と平地)の天気は往々にして同じではない。むしろ反対の場合の経験の方が多い。
 登山口 には既に 20台 ほどの車が駐車しており,意外と多かった。まだ山道には雪が多いだろうに, 白根山 の人気は高い。おむすびを1個食べ,スパッツを付けて出発した。
 登りはじめの時刻としては少しピークを過ぎているので,前後の登山者は少ない。 いくつかのグル−プと前後しながら登った。下の方では桜( ミネザクラ ?)が花を咲かせていたが,他の樹木はやっと芽吹きを始めたばかりだった。
 予想していたことだが,登りはじめには殆どなかった雪が,高度を上げるにしたがっ て増え, 第1の標識 (弥陀が池 1.9k 登山口 1.0k)辺りからは,雪の上の歩きとなった。しかし,ザラメ 状の雪でステップも切りやすく,スリップの危険は余り感じなかった。踏み抜きの穴が所々にあっ たが,登りでは踏み抜きはしなかった。 第2の標識 (弥陀が池 0.9k 登山口 2.0k)を過ぎると,さすがに雪は深くなった。傾斜も急になり, 滑落しないように注意しながら歩いた。

 結局, 弥陀が池 まで標準タイム2時間10分のところを,1時間55分で登った。雪の多い割には,決して 遅くはなかった。久しぶりのきつい登りに,汗をかいたが,気温が低く暑さは感じなかった。


 弥陀が池 では休憩をせずに, 奥白根山頂 に向かった。 座禅山 と奥白根の鞍部まで登り,昨年開通したロープウエイ駅へ向かう道から分かれ,左の雪 のある急斜面をゆっくり登った。妻が苦しそうだ。 少し登り,見晴の開けたところで小休止し,お むすびを1個食べた。少し元気が出た。
 ここから,尾瀬の 燧ヶ岳 至仏山 が見えたが,いずれも半分から上は雲に覆われていた。 尾瀬ヶ原 は今日も余り良い天気では無いのかも知れない。 アヤメ平 の湿原らしいところが真っ白になって見えた。北から吹いてくる風が冷たく,指先が凍 える。
 ここより先は,雪は殆どない。元々雪の着きにくい岩場なのと,陽当たりが良いこと で解けてしまったらしい。しかし,風は依然として痛いほどに冷たい。
 ここの登りはさすがにきつい。雪解け後は,石が浮き上がり落下しやすいため,一歩 一歩ゆっくり浮き石を落とさないように注意しながら登った。
 奥白根山頂 は混雑していた。写真を撮ろうとしたが,先客の写真を撮ってやろうとしているうちに 自分のカメラを岩にぶつけてしまい壊してしまった。おかげで,頂上での写真を撮ることができな かった。山頂から少し戻ったところで昼食にした。
 頂上直下の 火口跡 (釜池)には雪解け水がたまっていた

 帰路は,往路を戻った。 弥陀が池 からの下山は,雪が弛んでいて滑りやすく,何度か足を雪に潜らせた。また,雪の解け たところはぬかるんでおり,靴を汚した。久しぶりの本格的な登山で,右膝の内側にやや違和感を 感じた。
 帰路, 光徳牧場 へ寄ってアイスクリームを買い,食べながら帰った。

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