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安 達 太 良 山

2001年(平成13年) 10月8日(月/祝)


コース・タイム
 宇都宮(5:50) ⇒ 宇都宮IC ⇒(東北道)⇒ 二本松IC ⇒ 岳温泉 ⇒ 奥岳温泉(7:50)
 奥岳温泉(8:20) ⇒(ロープウェイ)⇒ 薬師山頂駅(8:30)
  薬師山頂駅(8:30) → 仙女平(9:15) → 安達太良山(10:00) → 仙女平(10:40-昼食-11:20) → 薬師山頂駅(11:50)
 薬師山頂駅(12:00) ⇒(ロープウェイ)⇒ 奥岳温泉(12:10)
 奥岳温泉(13:30) ⇒ 二本松IC ⇒(東北道)⇒ 西那須野IC ⇒ 関谷 ⇒ 矢板温泉センター(14:40-15:50) ⇒ 自宅(17:30)

同行者
 妻

 この体育の日に絡んだ3連休(10月6,7,8日)は,東北や那須,日光の山から は紅葉の便りが届き始め,どこへ行こうかと,手ぐすね引いて待ちかねていた。しかし,6日,7 日と仕事が入り,行動できるのは8日だけとなってしまった。1週間ほど前の天気予報では,3連 休のうち,8日の天気が最も良く,おおいに期待していたのだが。
 一昨年の体育の日 には,谷川岳を 西黒尾根 から登ったが,好天にも恵まれ,たいへんに感動した。そこで,今年は,再度谷川岳を 厳剛新道 から登ろうと計画を立てた。前夜に自宅を出れば,山頂を往復しても十分に日帰りがで きる。ところが,前日になって,急遽天気予報が変わった。近づいた台風の影響か,秋雨前線が南 岸に近づき,好天が期待できなくなってしまった。そこで,北に行くほど天気が良いという予報を 信じ,福島県の 安達太良山 に登ることにした。安達太良山は,ロープウエイがあり,天候が崩れても対応できるの で,安心だ。
 安達太良山へは,一昨年の7月以来2年2か月ぶりになる。前回は,登山口では雨が 降っており,頂上付近でこそ雨も上がりまあまあの天気だったが,天候は不安定で, 箕輪山 の方まで足を伸ばせなかった。今回は天候がよければ,是非箕輪山まで行ってみたいと 考えた。
 やっと明るくなった6時少し前に自宅を出発した。ところどころ薄くなっているとこ ろはあったが,空全体が雲に覆われている。どちらかというと,北方の空より,西の空の方が明る い。宇都宮ICから東北道に乗った。通行量はまだ多くはない。安達太良SAで休憩したが,安達 太良山は雲に隠れて見えない。なんとなくいやな予感がする。
 岳温泉 から 奥岳温泉 に向かって登っていくと,いよいよ霧の中に入ってしまった。深い霧で,視界は20m 程度。車ものろのろ運転でやっと駐車場に着いた。
 ロープウエイの 営業開始は8時30分 と書いてあったが,実際にはもっと早くから動いていた。ゴンドラは霧の中を登ってい った。 薬師山頂駅 に着いても霧の晴れる気配はない。とりあえず歩き出した。 足場の悪さ は覚悟してきたが,前回の時ほどにはぬかっていない。
 徐々に霧の粒が大きくなり,上から落ちるようになってきた。妻は,途中で雨具の上 を付けたが,結局, 仙女平 で,二人とも雨具の上下を付けることになった。

 気温は低いが,登りでは汗をかく。雨具の内側が蒸れるが,思ったほどではなかった。 やはり ゴアテックス の威力はかなりあるようだ。
 仙女平 から上では,灌木帯となり,前回来たときにはこの辺りから頂上を見ることができたが, 今日は全て霧の中で,全く何も見えない。 頂上付近 では,急に風が強くなった。気温も下がり,とても寒い。温度計は 9℃ を示している。風が強いので,体感温度はもっと低い。霧の中で山頂標識を前に写真を 撮り,直ぐに下山にかかった。 箕輪山 は勿論断念し, くろがね小屋 を廻るルートも諦めた。

 下山の途中,仙女平で昼食にした。即席麺を作って食べたが,寒さの中で生き返った 心地がした。
 帰路,高速道の渋滞を避け,西那須野ICから矢板に抜け,温泉に入って帰宅した。

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