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相 馬 山

2001年(平成13年) 11月3日(土)


コース・タイム
11月3日(土)
 宇都宮(自宅) ⇒ 高崎 ⇒ 榛名湖畔ヤセ尾根峠駐車場
  駐車場(10:20) → 赤鳥居(10:40) → 相馬山(11:00-昼食-30) → 赤鳥居 → 駐車場(12:10)
 ヤセ尾根駐車場 ⇒ 沼の原駐車場
  沼ノ原駐車場(12:20) → 榛名湖温泉 → 湖畔一周 → 沼ノ原駐車場(13:50)
 沼ノ原駐車場(14:00) ⇒ 伊香保温泉「さくらい旅館」(14:30-泊)
11月4日(日)
 伊香保温泉 ⇒ 高崎
11月5日(月)
 高崎 (高崎山散策) ⇒ 宇都宮

同行者
 Sさん夫妻,妻

 今日は, 伊香保温泉 で妻の兄弟会があり,ついでに,どこかの山を歩きたいと思っていた。高崎の義妹夫妻 が同行することになり,高崎を経由して榛名山に向かうことにした。
 一週間ほど前の天気予報では, いい天気 のはずだったのが,近づくにつれ悪くなり,案の定,雲が低くたれ込め,今にも降り出 しそうな空模様だった。どこを歩くかは,直前に判断することにして,榛名山に向かった。
 道は, 国道17号線 から, 県道123号線 を辿り, 自衛隊の相馬が原演習場 の脇を通り, 桃泉 から山道に入った。 榛名CC の下を通り, 伊香保森林公園 まで林道を進んだ。周囲の紅葉は丁度時期がよく,黄色や褐色を中心とした色合いだが, 所々に,植えられたと思われるカエデの赤がアクセントを付けていた。青空は見えなかったが,静 かな落ち着いた紅葉を見ることができた。
 道は,伊香保からの道に合流し, 榛名湖 を目指した。結局,天気が不安定なので,もし,降り出したら直ぐに戻れるように,最 も近い場所 (ヤセ尾根峠) から 相馬山 を往復することにした。
 ヤセ尾根峠 には既にかなりの車が停まっていた。時季はずれのこんな天気の日にも登る人が多いこ とに驚いたが,その訳は後で分かった。周囲の木の葉は殆ど落ちてしまい,もう冬のたたずまいで ある。カサカサと 落ち葉を踏みしめて歩くのは何とも心地よいものだ。風は殆どないので, あと は陽射しが有れば申し分ないのだが,残念だ。
 ヤセ尾根分岐点 の赤鳥居の前まできたとき,白装束の一団が,祭壇に灯明を立て祈祷している姿に会っ た。どうやら,今日はこの山の特別な例祭の日らしく,そのために,自動車も多く停まっていたの だ。装束の襟には「八海山○○会」と言うような文字が見えた。新潟県の 八海山 に縁のある「講」なのだろうか。

 相馬山 は,山頂付近は岩山で,クサリや鉄ハシゴが設置されているほど切り立っている。周囲 に灌木が生えているので危険感はないが,変化があり面白い山だ。また,そんなところが信仰の対 象となった原因かもしれない。


 間もなく赤い鳥居が見えてきた。

 ここから少し登ると山頂だ。


 頂上から少し離れた平らなところにシートを広げ,休憩にした。昼食にはまだ早いが, コーヒーを沸かし,おむすびを食べた。
 30分ほど休憩して,痩せ尾根峠の登山口に向けて下山を開始した。下山の途中で 榛名湖 方面の霧が晴れ, 榛名富士 榛名湖 がよく見渡せた。


 旅館のチェックインが15時と言うことで,余りに早く旅館に着いても仕方ない。そ こで,榛名湖を一周することにした。 ヤセ尾根峠 から 沼ノ原の駐車場 までは自動車で移動し,そこから 左回りに一周 する事にした。もし,雨が降っても,平地なら傘を差して歩ける。歩き出してしばらく の間は,湖岸に沿って歩道が付けられており,快適な歩きだった。湖面は静かで, 硯岩 掃部ガ岳 (かもんがたけ)の姿を写していた。


 榛名湖温泉 の辺りからは, 烏帽子ヶ岳 の特徴ある形がよく見えた。登山コースの案内もあった。さらに進んで,国民宿舎 榛名吾妻荘 の前をとおり,湖畔では, 「湖畔の宿」の碑 も見た。一休みしようとしたが,雨がパラパラ落ちてきたので,先を急ぐことにした。 幸い,駐車場に戻るまで雨はそれ以上強くならなかった。ちょうど1時間30分で一周できた。
 駐車場から車を乗り出す頃には,雨もだんだん強くなり,伊香保の旅館に着いたときには,雨 らしい降りになった。その日は夜半まで降っていた。
 翌朝,風呂場から,真っ白に雪をかぶった山が見えた。 草津白根山 のようだった。谷川岳の方は,まだ雲がとれず,よく見えない。真っ青な空を背景に, 二つ岳 の姿が,朝日に照らされて輝いて見える。この伊香保周辺は,今がモミジの見頃である。
 帰路,自衛隊の演習場付近まで下ってくると, 相馬山 を中心とする 榛名山塊 の迫力ある姿がはっきりと見えるようになる。目を西方に転じると, 浅間山 が真っ白になって光っていた。浅間山は木が生えていないため,少しの降雪でも全山真 っ白になる。しかし解けるのも早く,半日でもとの姿に戻ってしまう。この日も,お昼過ぎには元 の灰色の山に戻ってしまった。
 この日は,高崎の義妹の家に泊めてもらい,翌日に高崎山などを散策して帰途に就い た。写真は,烏川の君が代橋の上から見た榛名山だ。


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