閉じる
戦 場 ヶ 原

2002年(平成14年) 2月9日(土)


コース・タイム
   宇都宮(8:00) ⇒ 日光赤沼(9:25)
        赤沼(10:00) → 小田代原(11:15-46) → ハリギリ広場(12:32) → 赤沼(13:42)
   赤沼(14:00) ⇒ やしおの湯(14:30-15:30) ⇒ 宇都宮(16:50)

同行者
   チコ

 冬の戦場ヶ原小田代原 に魅せられている。今回で3回目の出会いとなる。昨年は2月というのに雨に見舞われ,雪景色を楽しむという気分ではなかった。 でも,今日は良い天気で楽しい散策ができそうだ。
 昨年は,スノーシュー が1足しか無かったので,スノーシューは妻が履き,私は輪カンジキで歩いた。雪が弛んでいたこともあり,輪カンジキでは潜ってしまい難渋した。 今年は,スノーシューをもう1足購入したので,2人で軽快に歩くことができた。

 赤沼茶屋 の駐車場には既にたくさんの自動車が停まっており,私たちの車は開拓団の方へ行く道の路肩に停めた。昨年は雪が少なかったので路肩が広く, 停める場所に苦労しなかったが,今年は雪が多く,除雪してある場所にやっと停めることができた。 この奥には大きな駐車場があるが,一部分でも良いから除雪し,冬でも使えるようにはできないものか。

 赤沼には,昨年立派なトイレ ができた。山歩きをするものにとってはありがたい。身支度を整えて出発した。

 カラマツ林には春の陽射しが差し込み,明るい。

 振り返ると立ち木越に男体山が見える。

 青空が広がり陽が射している。気温は0℃前後。妻は防寒のため雨具の上下を付けたが,私は普通のズボンとフリースの上着を着て出発した。 防寒用の手袋を付けて歩き出したが,指先が温まってきたので途中で手袋は脱いだ。  時折大きな音を立てて強い風が吹き抜けるが,その時以外は,あまり寒さは感じなかった。 

 小田代原で早めの昼食をとり,帰路は泉門池 (「いずみやど」と読む)を廻り,戦場ヶ原を通って帰ることにした。

 昨年はスキーを付けた人が多かったが,今年は スノーシュー を履いた人が目立った。そう言えば,今年は,スポーツ用品店のチラシ広告でもスノーシューの安売りが目立っていた。 自分で持つならば,スキーよりもスノーシューの方が手軽で持ち運びも簡単である。 ストックはできれば両手に持った方がバランスがよく足も疲れないようだ。どうしても足首とふくらはぎに負担がかかり,疲労を感じた。

 戦場ヶ原では,木道をはずれてスキー痕,踏み跡が付いており,湿原への影響が懸念される 。確かに,積雪が多ければ影響は少ないが,これから雪解けが進んだ場合には影響が無視できなくなるだろう。
 昨年の今頃,読売新聞に, 「クロスカントリースキーで湿原に入る人が増え,湿原への影響が心配される」 という記事が載った。その記事で,奥日光ビジターセンター (環境庁)の話として,「積雪期も湿原への立入禁止は続いている」 との確認があった。故意に侵入する人は別としても,知らずに入り込んでしまう人も少なくないようである。 ロープが雪に埋もれてしまってどこが境界線か分からない場合もあり,また,積雪期なら入っても良いと思いこんでいる人もいる。

 2月9日付けの「マロニエリビング」 (栃木リビング新聞社)の奥日光クロスカントリースキーツアー募集の記事の中に次のような文がある。 「ハイキングでは木道を歩きますが,冬は一面雪なので,ふだんは歩けないところも自由に散策でできるのが魅力。 静かに流れる川のそばなど,幻想的な光景を見ることができそう」
 前述したように,積雪期も湿原は立ち入り禁止なので,「ふだん歩けないところも自由に散策できる」訳ではない。 ツアーの企画をするものとしては,関係機関に問い合わせるなどして,もっと正確に状況を把握して,慎重に対応すべきだ。 個人が湿原保護に努力しているのに,ツアーでこういうことをされたのではぶちこわしだ。

 戦場ヶ原の踏み跡は概ね木道に沿って付いてあり,それに沿って歩いている限りは問題はない。 スノーシュー利用者のマナーはほぼ合格点と思う反面, スキー痕は木道を全く無視して湿原の奥深くまで入り込んでおり,マナーの悪さが目立つ。
 ビジターセンターも,看板を立てるなど,もっと積極的にPRすべきだ。湿原の痛みが出てからでは遅い。

 ページトップへ