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高 山 - 西 ノ 湖

2002年(平成14年) 4月26日(日)


コース・タイム
  自宅発(5:40)  ⇒  竜頭の滝駐車場(7:46)
    駐車場(6:56) → 高山登山口(7:07) → 稜線(7:30-38) → 高山(8:26-55) → 高山登山口(9:47) → 小田代 → 弓張峠(10-10)→
     → アザミ橋(10:53) → 西ノ湖(11:13-12:11) → 千手ヶ浜(12:55) → 休憩(13:45) → 登山口(14:26) → 駐車場(14:37)
  駐車場発(14:46)  ⇒ 自宅(16:04)
歩行距離
  駐車場(0.7)高山登山口(2.4)高山(3.0)小田代(5.1)西ノ湖(2.4)千手浜(3.8)菖蒲ヶ浜(1.0)駐車場      全行程18.4km

同行者
    チコ

 4月27日,28日,29日が連休となり,できれば連休初日の27日に歩きたかった。 しかし27日は天気予報があまり良くなく,予定を1日遅らせた。 ところが,直前になり,28日の天気予報も「曇り」となってしまったが,雨が降るほどには崩れないだろうと言うことで,実行となった。
 このコースは,昨年も,一昨年も,一昨々年も同じ時期に歩いている 。一昨年と一昨々年はともに4月29日 に歩き,昨年は諸般の事情で2週間ほど遅くなった5月13日 に歩いた。ところがこれが大成功で,満開のアカヤシオ に迎えられた。今年も,ぜひ,アカヤシオ を見たいと思ったが,今年は暖冬で開花が早いだろうと予測し,この日を選んだ。
 今朝の宇都宮はまあまの天気。上空に広がった薄い雲を通して青空が望める。山の天気は下界とは違うが, 今日は予報より良い天気になるかも知れない。男体山などの表日光連山も,霞みの中ではあるがなんとか確認できる。時間が早いせいか 日光道路も空いている。
 竜頭の滝駐車場 も十分に空きスペースがあった。ここでトイレを済まし,身支度をして歩き出した。
 温かく,頬に当たる冷気が心地よい。昨年は,竜頭の滝周辺は,サクラが満開となっていたが, 今年は1〜2輪ほころびかけただけだった。今回は, いつもの逆コースを辿ることにした。駐車場から滝に沿って登り,滝上から 高山の登山道に入った。登山口に案内図 があった。


 登山道に雪は残っていないが,樹木の芽は固く,周囲に春の気配は殆ど無い。前回高山に登ったのは 2000年の4月29日 だった。そのときに比べて,コースが良くなったのに驚いた。滑りそうな斜面の道には丸太の階段が設置され,格段に歩きやすくなった。 気温は6〜7℃だったが,風が無い分暖かく感じた。尾根の右側を巻いて鞍部で僚船に出る。

 登山口から20分ほど歩いて稜線に出たところで朝食 のおにぎりを食べた。
 ここから高山の山頂 までは,小さなコブを登り降りする尾根歩きとなる。樹林の中で見晴しはあまり良くないが,足元に中禅寺湖が見え隠れする。
 山頂に近づくにつれてシャクナゲ が出てきたが,数少ない蕾もまだ固い。ぜひ一度,シャクナゲ の開花に合わせてここに来てみたいと思った。

 山頂の手前に少しだけ が残っていた。 山頂でコンロを出し湯を沸かしてコーヒー を飲んだ。薄日も射してきて温かくなり,ゆったりした時間を過ごした。 山頂では3組ほどのグループと出会ったが,予想していたより少なかった。


 山頂からは西側の急斜面 を降りたが,ここも道は良く整備されていた。崩れ落ちそうな場所にはしっかりとした土留めがなされ, 危険な岩にはクサリが設置されていた。手頃なコースなので,登山者が増えているのだろう。
 斜面を下りきると小鞍部に着く。ここには 「無名峠」という名前があるらしい??


 小鞍部の分岐を右に取り,小田代原の方に向かった。途中, 戦場ヶ原を取り巻くシカ除けフェンスを横切ったが,そこにはシカが入り込めないような 面白い仕掛けがしてあった。
 登山者の通る道は,階段状になっており,床が目の粗いネット構造になっている。人間は自由に通れるが,シカの場合は 足の指が挟まってしまうようになっており,シカはこの上を歩くことを嫌うという。




 一昨年はシカに会うことは無かったが,今年は,このゲートの少し先で,ネットの外を歩く数頭の鹿の群に出会った。

 戦場ヶ原方面からの高山登山口 からは舗装道路 の歩きになる。歩きやすいが,路面の硬さがショックとして足に伝わるのが分かる。小田代原 の休憩所付近には多くのハイカーがいたが,通過する低公害バス の乗客は少なかった。弓張峠から 西ノ湖 まで,いつも歩く舗装道路ではなく,山道を歩いてみようかと思ったが, 途中の木橋が流失しているために,そのコースは通行止めになっていた。弓張峠から 西ノ湖入り口のアザミ橋 までは緩い下り坂の舗装道路で,周囲を眺めながらも,快適に歩けた。このコースを逆に歩いたときに比べ,かなり楽だった。
 アザミ橋までの両側は,カラマツの林で,丁度いま芽吹きの最中。 私はこの時期のカラマツがとても好きだ 。枯れたような木の枝先で,冬の間,芽を保護していた帽子を脱ぐと,緑の葉先が顔を出す。と,みるみるその長さを伸ばし, カラマツ林全体が柔らかな緑に覆われていく。ここでも数頭のシカの群に出会った。
 45分弱でアザミ橋についた。


 西ノ湖 はほぼ満水状態だった。湖畔の平らな場所にシートを広げ,昼食にした。バーナーを出し, 即席麺を作った。


 いつものように,最初に作った1杯を妻が食べ,次に自分が食べる分を作った。ここで,いやな予感が当たった。2杯目を作る途中で ガスが切れた のだ。今日は,予備のガスを持ってこなかった。ガスが終わりそうだったので予備のタンクを持って来るつもりでいたのが,忘れてしまった。 全く同じ事を,3年前の9月に 切込刈込湖 で経験している。その後しばらくは注意していたのだが,災いは忘れた頃にやってきた。特に食べ物に関しては命にかかわる問題にもなる。 注意しなければならない。妻の食べかけのラーメンを半分もらって食べた。おにぎりも1個あったのでなんとか腹を塞ぐことができた。
 西ノ湖からは遊歩道を通って千手ヶ浜 に出た。一昨年千手ヶ浜に来たときにはサクラが満開になっていたが,今年はまだ咲いていなかった。 「シウリザクラ」という珍しいサクラがあるのだが,これもまだ咲いてはいなかった。
  千手ヶ浜から,湖岸を廻る遊歩道に入っり少し歩くと,入江を挟んだ対岸の岩壁に アカヤシオ の花が見えてきた。いつ見てもこの花は,枯れ枝に造花の花びらだけをくっつけたような,なんとも不思議な雰囲気を持っている。 時期も丁度良く,至るところで大小の株が満開の花を付けていた。
 
 湖岸のアカヤシオは満開だった。


  アカヤシオの背景で,湖面が輝いている。



 数年前から,ここを訪れたときに必ず写真を撮る場所がある。それは,湖岸の砂浜に枝を張り出した桜の木の所だ。 今回もまた,その花を見ることはできなかった。開花にはあと1〜2週間はかかるだろう。



 時刻は午後2時頃で,まだ遅い時間ではないのだが,陽が西から射してくると,なんとなく寂しさが追いかけてくる。 知らずに足が速くなった。

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