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三 ツ 峠 山 2003年(平成15年) 3月21日(金) |
コース・タイム 3月21日(金) 宇都宮(4:30) ⇒ 壬生IC(4:38) ⇒ 栃木JCT ⇒ 川口JCT ⇒(東京外環道) ⇒ 大泉IC(5:53) ⇒(環八通り)⇒ 調布IC(6:37) ⇒ 大月JCT(7:40) ⇒ 河口湖IC(8:05) ⇒ 三ツ峠登山口駐車場(8:30) 駐車場(8:50) → 登山口(9:15) → 三ツ峠山荘(10:45) → 開運山(11:07-昼食-12:20) → 登山口(13:30) → 駐車場(13:40) 駐車場 ⇒ 東富士五湖道路 ⇒ 御殿場 ⇒ 芦ノ湖スカイライン ⇒ 湯河原パークウエイ ⇒ 湯河原(清健荘) 宿で 宇,信,美紀 と合流 3月22日(土) 5人で行動 清健荘 ⇒ 真鶴道路 ⇒ 西湘バイパス ⇒ 134号線 ⇒ 鎌倉 ⇒ 葉山 ⇒ 城ヶ島 ⇒ 久里浜(昼食) ⇒ 久里浜駅(信送り) ⇒ 佐原IC ⇒(横浜横須賀道路) ⇒(金沢支線)⇒(湾岸線)⇒ ベイブリッジ ⇒ 鶴見つばさ橋 ⇒ 浮島 ⇒ 湾岸線 ⇒ 東北道 ⇒ 宇都宮 同行者 妻 |
登山口まで 宇都宮 出発は5時を予定していたが,早く起床したので,4時30分出発となった。 北関東道路 の 壬生IC から高速道に乗り, 東北道 から 東京外環道路 の 大泉IC までは1時間20分とほぼ予定通りだった。環八はこの時間から混んでいたが, 大泉 から環八を通って 調布IC まで45分で着いた。 調布IC から先の中央道は断続的に渋滞しており, 大月JCT までの66kmを1時間かかった。 中央高速道から 三ツ峠山 を眺める。 ![]() 河口湖IC から, 国道137号線 に入り, 御坂トンネル の手前で 県道708号 に入った。 富士山の姿が大きくなった。 ![]() 県道の入り口には, 天下茶屋の先は通行止め の表示があった。国道には雪はなかったが,県道にはいると日陰は路面が凍結している。 前夜に降雪があったらしく,凍結面に白く雪がかぶっている。一応,タイヤは「マッドアンドスノ ー」を履いてはいるが,凍結道路には役に立たない。最徐行で慎重に通過した。 「三ツ峠登山口」 のバス停のあるところには,10台程度駐車できるスペースがあるが,既に満杯だった。 もっと広い駐車場はこの先の林道を少し登ったところにあるが,その林道は,路面凍結のため通行 止めになっていた。道路は広く,路肩に駐車しても差し支えなさそうだったので,路肩に車を停め た。 ![]() 山頂まで 身支度をして歩き出したのは8時50分。暖かかったので,チョッキは脱いで,長袖 シャツにウインドブレーカーを着た。林道では傾斜のあるカーブで路面が凍結しており,4駆の車 でもない限り登ってはこれない状態だった。大きなカーブを2つほど廻ると, 登山口 に出る。林道の途中や,登山口周辺に何カ所かに分かれて駐車場が用意されており,積 雪期でなければ利用できる。登山口にはきれいな トイレ も作られており,ここまで上ってきた車が何台か停まっていた。この先の登山道は真っ 白で,傾斜もきつくなっている。 ここで 軽アイゼン を付けることにした。雪はかなり積もっており,踏み固められた表面が凍って アイスバーン になっている。アイゼンは,下山するまではずせなかった。 ![]() 風もなく暖かかったので,ウインドブレーカーも脱いで歩き出した。 登山道 は自動車の登れる幅があり,車の轍もあった。 ![]() 登っていくと徐々に 積雪量 が増えてきた 登山道は道幅も広く, 車の轍 が刻まれている。どこまで行っても道幅は広く,轍が続いている。地図では点線で書か れているので,普通の登山道のはず。もしかして,道を間違えたのかと不安になった。もしかした ら 大幡八丁峠 の方に向かっているのかも知れない。後ろから追いついてきた2人連れがいたので聞い てみると,これで良いという。でもまだ信じられなかった。 道幅は依然として広かったが,つづら折りになり,傾斜が増してきた。朝食をとらず に歩き出したので,さすがに空腹が我慢できなくなり,立ったままでパンを食べた。更に少し進む と,行く手の左前方の山頂に 無線アンテナ が見えてきた。 三ツ峠山 の山頂らしい。傾斜が緩くなった路肩に4輪にチェーンを巻いた4駆のジープが停まっ ていた。ナンバープレートは付いてなく,この登山道だけで使う車らしい。傾斜は徐々に緩くなり, 三ツ峠山荘 方面と, 四季楽園 との分岐に出た。早く富士山を見たいので,三ツ峠山荘へ向かった。三ツ峠山荘の脇に は,除雪用のブルドーザーが停められており,これで登山道の除雪をしていたのだ。登山道がきち んと除雪されていたわけが分かった。 三ツ峠山荘 は,断崖の上に建ててあり,前方の眺めは抜群である。私たちがそこに着いたときは, 富士の大部分に雲が懸かっており,良く見ることはできなかった。しかし,雲は刻々と変化してお り,少し待っていれば,よく見えることもあるだろうと期待できた。 ![]() 三ツ峠山荘 の前を通り, 四季楽園 の前を通って山頂に向かった。最後の斜面をゆっくりと登ると, 三ツ峠山 の山頂に着く。 ![]() 南アルプス を背景に記念撮影 ![]() 山頂で 山頂には7〜8人の先客がいたが,みなカメラを持ってシャッターチャンスを待って いた。まず,富士の写真を撮ってから,適当な場所にシートを広げ,昼食にした。そうしている間 にも,刻々と富士の状態は変化し,そのうち,山容全体が姿を現した。何とも表現のしようがない, 圧倒的に壮厳な姿だ。静かでありながら,強い力で迫ってくる。富士山の本当の姿を見たような気 がし,何者かに操られるように夢中でカメラのシャッターを押し続けた。 富士山 に懸かっていた雲がとれてきた。 ![]() 南アルプス (写真をクリックすると,山名の入った大きな写真が見られます。) ![]() 三角点 ![]() 山頂には黒御影石の 方位盤 があった。 ![]() 突然 「良いときに登ってきたね」 と声をかけられた。 柁原春男 さんとおっしゃる地元の方で,写真を撮るために度々登っているという。この時期は風 の強い日が多く,今日のように穏やかな日は珍しいらしい。きれいな富士山を撮した写真名刺を頂 いた。御坂トンネルから国道を河口湖方面に少し下った道路脇に 「お立ち台」 と呼ばれる展望台があり,そこから撮影した富士山で, 「2段笠雲」 といわれる珍しい雲が写っていた。その場所は, 富士山撮影の絶好ポイント で,ぜひみていくように勧められた。 即席麺を作って食べたりしながら,1時間以上も山頂に留まった。その間にも,刻々 と変化していく富士山の姿をカメラに収めた。 ![]() 下山途中, 四季楽園 でバッチを買おうとしたが売り切れていた。 三ツ峠山荘 にはあるかも知れないということで,再び三ツ峠山荘に向かった。2種類のバッチがあ ったので,両方とも購入した。 下山から宿まで 下山の道は,雪が弛み,アイゼンを付けてもすべりがちだった。途中,登ってくる何 組かの登山者とすれ違ったが,その中に,どこかのハイキングクラブと思しき団体があった。15 人ほどのグル−プ2つに分かれて登ってきており,これから山頂を目指すらしい。人ごとながら, ちょっと遅い時刻なので気になった。 登山口でアイゼンを外し,駐車場に戻った。駐車場には,先ほどのハイキングクラブ が乗ってきたと思われる大型バスが止まっていた。 ![]() 県道708号を下っていくと,富士の姿が,頂上で見るものと違った形で見えてくる。 路肩に車を停めて写真を撮った。さらに,国道に出て,例の 「お立ち台」 でも写真を撮った。時間経過に伴い,頂上で見た富士山とは異なり,向かって右側から 光が当たっている。水蒸気が多いためかやや霞んで見えるが,河口湖と,河口湖を挟んで手前と対 岸に広がる町並みが変化を与え,正に 「絵はがき」 のような風景だ。 ![]() 河口湖から東富士五湖道路を通り,御殿場から県道401号で長尾峠に抜け,箱根ス カイライン,芦ノ湖スカイライン,湯河原パークウエイを通って,今日の宿のある湯河原に着いた のは午後4時30分だった。 ページトップへ |