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石 裂 山

2003年(平成15年) 4月27日(日)


コース・タイム
 自宅(8:00) ⇒ 加蘇山神社駐車場(8:45)
  駐車場(8:55) → 竜が滝(9:21) → 中の宮(9:53) → 尾根(10:24) → 東剣が峰(10:35) → 西剣が峰 → 石裂山(11:11) → 月山(11:24-昼食-12:55) → 竜が滝(13:44) → 駐車場(14:03)
 加蘇山神社駐車場 ⇒ 宇都宮

同行者
 妻

 朝の宇都宮は小雨がぱらついていた。 雨の日には出かけない のが私のポリシーだが, 天気の好転 が期待できるので,出かけることにした。
 石裂山 は,昨年の4月14日に訪れ,偶然に アカヤシオ の満開に出くわした。昨年は暖冬のため,全体的に開花時期が早かったので,今年は, 今日辺りが丁度良いのではないかということで,大いに期待して出かけた。
 トイレのある 加蘇山神社 社務所の駐車場にもたくさんの車が停まっていた。車は,もう少し先まで入れるが,そ この駐車スペースはあまり広くはない(全部で20台程度)ので,駐車できるか心配だったが,も し,ダメだったら戻ることにして,先に進んだ。駐車スペースはほぼ満杯だったが,他の車のじゃ まにならないところになんとか駐車することができた。


 昨年,ここを訪れたときには,息子のために購入し, ほとんど新品のまましまって置いた登山靴 を履いて歩いたのだが,今日は別の 新しい登山靴 を履いて歩く。
 現在普段に履いている軽登山靴は 1998年 の春に買った Danner という ソフトトレッキングシューズ で,まる4年履いていることになる。そろそろ,くたびれてきたのと,靴底の減りが大 きくなったことなどから,新しい登山靴を買うことになった。また,最近話題になっている ウレタン底の破損事故 も,4年を過ぎる頃から危険性が増加してくるということも考慮した。
 いろいろ検討した結果, アク・アイガーGTX という, マウンテンブーツ を購入した。冬山にも対応したブーツで,ワンタッチアイゼ ンが装着可能なモデルだ。 かなりしっかりした作りだが,幅広タイプではないので,足への相性がちょっと心配だ。
 歩き出すとまもなく滝が現れる。 清滝 という。更にこの上流に 竜が滝 がある。


 何組かのグループと前後して歩いた。 中の宮 からすぐに クサリ場 になる。かなり長いクサリ場で,多人数のグループが通過するにはかなりの時間がかか る。特に,初心者がいれば,待たされることは我慢しなければならない。
 前夜の雨で岩肌が滑りやすいが,練習のためにクサリを使わずに 3点確保 で登った。まっすぐな岩場だが,傾斜があまり無いので,比較的簡単に登れた。
 奥の宮 へは一本の長いハシゴを往復しなければならないので,混雑するとかなり時間がかかる。 前回もそうだったが,今回も 奥の宮 はパスし先に進んだ。


 奥の宮 の入り口から左の斜面をトラバース気味に登り,小尾根に取り付くと,頭上に アカヤシオ の花が現れてくる。危険な場所には丈夫な アルミ製の橋や階段 が取り付けられ,快適に歩くことができる。


 対面する斜面の アカヤシオ を見ながら少し登ると,稜線にでる。ここで右に折れ,少し行くと, 東剣が峰 に着く。東剣が峰の頂上には多くのハイカーが集まっていた。休憩しているのかなと思 ったら, 渋滞 していて先に進めないのだと言うことが分かった。この先には急な ハシゴ がある。昔は クサリ場 だったらしく,ガイドブック等にもそう書かれているが,いまはしっかりした アルミ製のハシゴ が設置されている。何の危険も無いところなのだがこんなに渋滞するのが不思議だった。
 今では,日常生活の中でハシゴを上り下りする経験はしないようになった。まして女 性では全くと言っていいほど経験のない人もいるだろう。とすれば,山の中で突然現れたハシゴに 困惑するのは仕方ないことなのかも知れない。
 東剣が峰 の先にもハシゴがあったが,ゆっくりと,先に行く人の後に従うしかない。 石裂山 の山頂も通過して, 月山 の山頂に向かった。月山の山頂は,あまり広くはないが アカヤシオ に囲まれた良いところで,日光の 男体山 も望むことができる。


 月山 の山頂では,すでに多くのハイカーがお弁当を広げていた。私たちもさっそく適当な場 所を見つけ,腰を下ろした。バーナーで即席麺を作り,食後にはコーヒーをいれて飲んだ。下山は, 1時間余で駐車場まで着ける から,十分に時間をとり,ゆっくりした。
 下山の途中で, イワウチワ が花を付けているのを見つけた。

 その周囲には カタクリ もたくさんあったが,まだ花を付けるほどには育っていないものも多く,そのため,ハ イカーの靴で踏みつけられていた。なんとも痛々しかった。


 杉の植林地の急斜面を一気に下り, 竜が滝 で,登りに歩いた道に合流する。
 急斜面の下りでは,やはり, 小指側の足先 が痛くなった。足首の靴ひもの調節である程度カバーできるのだが,今日は,様子を見 るために,靴ひもは最初から 緩く 締めて歩いており,そのままにして歩いた。やはり,この靴は,全体的に 横幅がきつかった  しかし,歩行時間が多くなかったこともあるが,マメができるようなことはなかった。
 自宅で靴を置いておく時に,靴の中に, 横幅を広げるための木の棒 をいれておくこと にした。これで,いくらかは横幅が広がるだろう。

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