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戦 場 ヶ 原

2003年(平成15年) 9月14日(日)


コース・タイム
 自宅発(7:10) ⇒ 三本松駐車場(8:32)
  駐車場(8:38) → 赤沼 → 小田代(8:54) → ハリギリ広場(10:41-昼食-11:44) → 光徳入り口(12:15) → 志津林道入り口 → 駐車場(12:43)
 三本松駐車場(13:00) ⇒ 自宅(15:00)

同行者
 妻

 高原の爽やかな空気を吸おうと, 奥日光 に出かけた。ゆっくりと写真でも撮りながら,のんびり歩こうと,いつもより遅く自宅 を出た。夏の花は終わり,紅葉にはまだ早い時期ということで,あまり混雑はしないだろうと思っ ていたが, 赤沼の駐車場 に着いたときには, 赤沼駐車場 は既に満車で停めるところはない。後からどんどん入ってくる車を横目に,駐車場入口 でUターンして 三本松の駐車場 に向かう。 三本松 に駐車しても,赤沼まで10分も歩けば戻れるので,問題はない。車道の脇を歩くのが ちょっといやだが,我慢しよう。 三本松駐車場 は,この時点ではガラガラだった。
 国道沿いの道には, オオマツヨイクサ オオバコ, セイヨウタンポポ などの外来種が花を付けていた。 ゲンノショウコ の花もあった。
 赤沼付近まで来ると,駐車場に入れなかった車が,どんどん路上に駐車し始め,路上 駐車の列が伸びている。県外ナンバーの車が多いことをみると, 三本松駐車場 が空いていることを知らないのかもしれない。この違法駐車の列はどんどん増え,午後 1時ごろに帰るためにここを通過したときには,走行車線にまではみ出し,対向車とのすれ違いに 支障が出るほどだった。
 シロヨメナ

 ノコギリソウ

 アキノキリンソウ

 小田代 に向かう林の中の道は爽やかで気分が良かった。ハイカーも多く,ゆっくりと歩いたが, ゆっくり過ぎてかえって疲れた様な気がした。
 小田代の東にある見晴らし付近では, ズミ の実が赤く色づき,まさに 「コリンゴ(小林檎)」 の別名通りだった。
 小田代の ワレモコウ

 リンドウ も花の先を開いていた。先週那須で見た エゾリンドウ オヤマリンドウ では,開花してもその先は殆ど開かない。

 アキノキリンソウ の黄色い花も目立っていた。白い花があったが,たぶん 「シロヨメナ」 だろうと思う。キク科の花には種類が多く,見分けるのに苦労する。 ゴマナ,ヨメナ,イナカギク など見分けにくい。 ノコンギク も色が白に近いものもあり,これも紛らわしい。
 小田代原 では草紅葉が始まっており, 黄色 く変わった草の色と  の葉の色,空の 藍色 と  真っ白 な雲・・など豊かな色彩の競演が見られた。
 ゲンノショウコ(さく果)  このさく果の姿が, 御神輿の屋根 を想起させることから, ミコシバナ の別名がある。

 ニッコウナツグミ

 ウメバチソウ

 いつものように, 泉門池 の手前の ハリギリ広場 のベンチで昼食にした。今日は,半袖半ズボンで歩いているが,歩いているときはちょ うど良い爽やかさも,じっとしていると寒くなる。上着を羽織って即席麺を作った。ラーメンを食 べ,食後のコーヒーを飲んで充実した時間を過ごした。例の シカ 泉門池 の近くの斜面で何かを食べていた。ここに住み着いてしまったのか?
 泉門池 から 小田代橋 を渡り, 戦場ヶ原 の北部を横切り 逆川 へ向かう。 戦場ヶ原 を横切るところは高架の木道が整備され,芝居小屋の花道のような感じがする。 アシ が群生し,風に波打って,秋の風情を演出している。
 アシと男体山

 光徳入り口 から 逆川 にそって車道を進み,突き当たりを右折して 三本松駐車場 に向かう。この道の途中から 志津林道 に向かう道が通じている。
 40年ほど前のある夏の日の夕方,日が暮れかかって薄暗くなる中を,志津から三本 松に向かってこの道を歩いたことがある。刻々と移り変わっていく周囲の景色に,感動しながら歩 いたことを覚えている。当時は周囲の樹木がもっと少なく,空が見通せたように思う。
 40年の間に戦場ヶ原の乾燥化は一段と進み,樹木も大きく成長した。
 三本松の駐車場 は大混雑で,駐車場周辺まで車があふれていた。まだ,時間は早いが,帰りの渋滞が心 配なのでそのまま帰途に就いた。案の定, 中宮祠付近 で渋滞に遭ったが,それも いろは坂 の手前までで, いろは坂 以降は渋滞していなかった。

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