閉じる
鳴 虫 山

2003年(平成15年) 10月19日(日)


コース・タイム
 宇都宮(5:30) ⇒ 憾満ガ淵(含満ヶ淵)駐車場(6:12-朝食) 
  駐車場(6:32) → 御幸町登山口(7:03) → 神ノ主山(7:37-44) → 鳴虫山(8:39-9:05) → 合峰(9:21) → 独標(9:51-10:00) → 憾満ガ淵(10:40) → 駐車場(10:42)
 駐車場(10:50) ⇒ 自宅(12:05)

同行者
 単独

 今日は予報どおりに文句無しの良い天気だ。紅葉も進み,山歩きには絶好の時期だが, それに伴い,恒例の 紅葉渋滞 が起こる。そこで, いろは坂 を登らないでいけるところを考え, 鳴虫山 にした。鳴虫山の紅葉はまだ早いだろうが,手頃な山歩きができる。
 昨日義母が泊まりに来て,しばらく滞在する。そのため,妻は留守番となった。
 5時30分に自宅を出発し,いつものように 大沢IC から 日光道路 に入った。6時前というのに,大沢の料金所には,すでに長い行列ができていた。今日 は日光は大混雑の大渋滞だろう。 いろは坂 を登らないのは大正解だ。 日光IC 日光道路 を降り, 西参道 から大谷川沿いに入り,橋を渡って 憾満ヶ淵 の駐車場へ車を入れた。 憾満ヶ淵 の駐車場は15台ほどが駐車できるようになっており,すでに7台が駐車していた。で も,その大部分は,夜露に濡れており,付近の住民の車だと思われた。この駐車場には 水洗のトイレ も設置されている。このコースを歩く場合,駐車場は何カ所か利用できる。まず1つが, この 憾満ヶ淵駐車場 。次が, 日光市役所の駐車場 ,休日の早朝ともなれば,駐車スペースはたくさんある。次ぎに, 日光市消防署の駐車場 も利用できるらしい。私は駐車したことがないので,責任は持てないが,消防署ではト イレも貸してくれると言う。最も確実な方法は, 日光駅にある24時間営業の有料駐車場 を利用する方法だ。いずれにしても,登山口までの距離などあまり変わりはない。
 身支度を整えて歩き出したのは6時30分。駐車場から御幸町の 登山口 までは,西参道の旅館街の裏を通って 神橋 から大通りを歩いた。朝の冷気が心地よい。しかし,朝の澄んだ空気を突き抜けて真横 から差し込んでくる陽光はまぶしく,日陰を選んで歩いた。歩いている人は殆どいないが,奥日光 へ向けて走っていく車は列をなしている。 登山口 までの道案内はしっかりとしているので迷うことはない。
 登山口からは,いきなり急な登りである。少し登ると 天王山 で,神社があり, 日光連山 が眺められるところだが,樹木が育ってきてしまい,見通しが悪くなってきている。自 然の営みは,人間の都合など斟酌せず,営々と積み重ねられている。
 天王山から見た女峰山

 神ノ主山(こうのすさん) までは一気に登った。汗をかいたので,立ち止まると冷えて寒い。とにかく,写真を撮 っただけで出発した。
 神主山から見た男体山,大真名子・小真名子山

 鳴虫山 山頂付近の紅葉

 鳴虫山 の山頂までは,いくつかの小ピークを越える尾根道で,少し登ってはなだらかな道とな り,また少し登ってはなだらかになると言うような繰り返しだ。 杉の植林 が多く,僅かな広葉樹も,まだ紅葉には間がありそうだ。
 鳴虫山 山頂にも人はいなかった。ここまでの山道でも,人には全く会わなかった。1999年 の5月に登ったときには,ツツジの時期と言うこともあって,多くのハイカーで賑わっていたのだ が,今日は寂しいくらい静かだ。
 下りで見た町並みと女峰山

 鳴虫山 の山頂から 合峰(がっぽう) に下る途中で,一人歩きの女性とすれ違った。その女性は, 男体山 に登るつもりでバスに乗り,奥日光に向かったのだが,バスが渋滞に巻き込まれ,いつ 中宮祠に着くか分からないと言うので,途中でバスを降り,ここに来たのだという。たしかに,こ の渋滞では定期バスもお手上げ状態だ。
 リンドウ

 さらに少し行くと,2人目の女性に出会った。この人も, 半月峠から足尾まで 歩くつもりで来たのだが,バスが渋滞につかまり,仕方なくバスを降りてここに来たの だという。今日の山歩きでは,山道で出会ったのはこの2人を含めて全部で8人だった。
 行きと帰りで数えた数が同じにならないと言う化け地蔵

 「憾満ヶ淵」 」は 「含満ヶ淵」 とも言われているが,標識などは全て 「憾満ヶ淵」 で統一されている。憾満ヶ淵は紅葉の名所であるが,紅葉にはまだ少し早いようだ。憾 満ヶ淵の通称 「化け地蔵」 の前では,何処かのお年寄りの団体さんがみんなで絵を描いていた。その光景が周囲に とけ込んで全く違和感がなかった。
 憾満が淵の紅葉はこれから

 駐車場に戻っても,駐車場は満車状態ではなかった。

 ページトップへ