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刈 込 湖

2004年(平成16年) 1月10日(土)



コース・タイム
 自宅発(8:05) ⇒ 湯元駐車場(9:25)
  駐車場(9:55) → 小峠(11:20) → 刈込湖入口(11:46) → 刈込湖(12:10-40) → 小峠(13:00-昼食-45) → 駐車場(14:34)
 湯元駐車場(14:48) ⇒ やしおの湯(15:25-16:25) ⇒ 自宅(17:30)

同行者
 妻

 今回は雪の中を歩きたいと思っていたが,出かける直前まで,どこに行こうかと迷っ ていた。まず, 矢板の八方ヶ原 から ミツモチ 方面か 八海山 方面が良いかなと考えたが,このコースは夏を含めてまだ歩いたことがない。いきなり 雪道では冒険過ぎる。そこで,日光方面をに候補を絞った。雪道でも,今回は 戦場ヶ原 の平坦地より少し傾斜のある 高山 刈込湖 に登って見たいと思った。そこで,今回はコースを良く知っている 刈込湖 に行くことにした。 刈込湖 は昨年冬に湯元から行こうとして,新雪と強風のため断念したことがあり,その リベンジ の意味合いもある。しかし最終的には,雪の状態を見て決めることにして,車を日光に 向けて走らせた。
 戦場ヶ原 は,1週間前に来たときより雪は少なくなっており,新たな降雪はなかったようだ。こ の状態なら 刈込湖 へ行けそうだと判断した。 湯元 の駐車場へ車を停めたが,駐車場には20台ほどの車が停まっていた。スキー客もいる だろうが,ハイカーも少なくはないだろう。準備を済ませ 刈込湖 方面へ向かう夫婦もいた。私達も準備を済ませ, スノーシュー はリュックに付けて歩き始めた。路面は除雪されているが,建物の陰は凍結しており, 滑らないように注意して歩いた。
 泉源 から 金精道路 までの登りはいつ登っても苦しい。今日は,特にゆっくり歩いたが,道路に出るまでに 汗をかいてしまった。雪はかなり締まっており,ここまでは スノーシュー は必要なかった。
 金精道路 から先もトレースがしっかり付いており,そのまま歩いたが,徐々に雪が柔らかになり, 少し進んだところで スノーシュー を付けた。さすがに スノーシュー の威力は偉大で,足が潜らないだけではなく,底面の爪のため斜面のトラバースでも, 安心して歩けた。小峠までの道は概ね歩きやすくなっていたが,所々 斜面のトラバース があり,そこだけは緊張させられた。
 歩き始めて少しすると,突然左足のスノーシューが足からぶら下がった。 スノーシューが壊れた のだ。靴を包むようにして固定するための プラスチックプレート の内側の部分が,付け根の部分から折れてしまったのだ。万が一のために持っていった 丈夫なベルト があったので,応急処置として,それを使って 足をスノーシューに固定 してみた。歩いてみると,かなり調子がいい。最悪の場合,引き返すことも考えたが, この状態なら目的地まで行けると判断して歩きを続けた。
 小峠 直下の登りは急で,滑り落ちないように注意しながら登った。夏ならば,湯元から45 分で登れるところだが,今回は1時間25分かかった。 小峠 はいつも風が強いが,今日はそれほどでもない。

 小峠 から先,25分ほど林道を歩くと刈込湖への下り道に出る。ここから刈込湖までは急な 斜面で, 木製の階段 が数カ所設置してあるのだが,この階段が雪で覆われ, 「滑り台」 のようになっている。 スノーシューを履いていても滑ってしまう。ストックを前に突 いて体重を掛けながら降りたが,それでも何度か滑って転びそうになった。思い切ってスキーのよ うに滑り降りた方が良かったかもしれない。

 刈込湖は雪原 刈込湖 は全面雪で覆われ,雪原に変身していた。時間が遅かったので,写真だけ撮って,直ぐ に引き返した。

 「滑り台」の登りは大変だったが,それでも下りよりは歩きやすかった。 つま先を立 てて 強く足を突けば,殆ど滑らずに登ることができた。階段のある急斜面を登って林道に出 ると, そこからは楽しい雪歩きができる。
 林道歩きは快適


 小峠 まで戻ったところで昼食にした。 奥白根山 の方から動いてきた雲が上空を覆う時間が多くなり,寒くなってきた。歩くときは, 長袖のシャツ で歩いたが,動かないとさすがに寒い。それでも, ウインドブレーカー を着るだけで済んだ。
 斜面のトラバースは,慎重に歩いた。

 小峠から 湯元駐車場 までは50分かかったが,これは,夏の時間とあまり変わらなかった。
 湯元の日帰り温泉へ入ってみたかったのだが,夕方になりいろは坂が凍結すると危険 なので,温泉はいつもの 「やしおの湯」 にすることにして,奥日光を後にした。

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