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筑 波 山 裏筑波

2004年(平成16年) 4月11日(日)


コース・タイム
 自宅(7:35) ⇒ 筑波山キャンプ場駐車場(8:55)
  登山口(10:00) → 女体山頂(10:55) → 御幸ケ原(11:25) → 周回路(昼食11:45-12:40) → 御幸ケ原(13:00) → 登山口(14:25)
 キャンプ場駐車場(14:45) ⇒ 自宅(16:00)

同行者
 ムギさん,ヒバリさん,しげピーさん,おさむさんとリクちゃん, あやさんとママさん, ちぃにぃさん,kimuraさん,妻

 ML仲間の ムギさん からの 裏筑波に行かないか という呼びかけに,私達も参加することにした。 ちぃにぃさん も参加するということなので楽しみだ。
 3月13日の黒斑山 以来,1か月ぶりの山行になる。やはり,年度末,年度始めは山に出かける回数を減ら さざるを得ない。妻が,足が痛いと言っていたので,参加できるか,直前まではっきりしなかった。
 登山口の 筑波山キャンプ場駐車場 まで,自宅から1時間半くらいかかると見て,9時半集合だから,自宅を8時前に出れ ばいいと考えていた。少し早めに出ることにして,7時35分に自宅を出た。 予報では「晴」のはずだったが,上空は雲に覆われている。 宇都宮 から 真岡,二宮,下館 を経て登山口まで1時間20分かかった。
 駐車場 にはすでにかなりの数の車が停まっている。その中には,たぶん今日一緒に登る人もい るのだろうが,顔を知らないのであいさつのしようもない。
 しばらくして, ムギさん がやってきた。ムギさんと一緒に何にかの人がやってきたのであいさつし,身支度のた めに自分の車に戻った。
 身支度をしていると,1台の車がやってきて脇に止まった。運転している人を見て直 ぐに分かった。 ちぃにぃさん だった。
 「はじめまして」 というあいさつをしたが,初めてという感じがしない。何とも不思議な感じだ。
 全員揃ったところで,ムギさんからあいさつがあり,お互いに自己紹介してミーティ ングを終了した。今日は, 「山のぼろう会」 「かわうそ山岳会」 の合同オフ会ということになった。 「かわうそ山岳会」 は,ネットを利用した山岳会で,かなり積極的に山行を行っているという。

 まず, キャンプ場周辺の花 を観察してから,山頂へ向けて歩き始めた。キャンプ場周辺には カタクリ が大小いくつもの群落を作っており,丁度今が花の真っ盛りだった。
 いろいろな カタクリ の写真を見ていると, 花弁の内側の文様 の大きさに違いがあることに気づいた。その文様が殆ど見えないものも有れば,線画の ような文様がはっきり見えるものもある。花弁の 反り返る程度 によっても,見え方に違いがあるようだが,最近,このことに興味を持っている。


 キクザキイチゲ も薄いブルーの花を咲かせており,とてもきれいだった。

 白花のキクザキイチゲ

 キクザキイチゲ イチリンソウ の仲間であるが, アズマイチゲ はどちらかというと ニリンソウ の仲間に近い。
 イチリンソウ の仲間では,葉の切れ込みが大きく, イチリンソウでは花びらが5枚 であるのに対し, キクザキイチゲでは花びらが8〜13枚 と多い。
 また, ニリンソウ の仲間では葉の切れ込みが浅く幅広で, 花びらが5枚 あるのが ニリンソウ で, 8〜13枚 あるのが アズマイチゲ である。
 「花びら」 と書いたが,花びらのように見えるのは正しくは 「がく片」 で,この仲間では花びらはない。
 これは ニリンソウ

 ハルトラノオ も,小さい花を咲かせていた。虎の尾にしては小さくてかわいい花穂だ。

  エンレイソウ も花びらのない花である。この仲間の シロバナエンレイソウ には白い花びらがある。


 山頂 は多くのハイカー・観光客で賑わっていた。
 狭い 女体山頂 は写真撮影の順番待ちだったが,なんとか写真だけ撮って 御幸ケ原 に向かった。
 御幸ケ原 に向かう途中で 「カタクリ祭」 と書いたのぼりの立っているところがあった。一角に綱を張り,カタクリを保護し育て ているところで,多くの観光客がその中に作られた遊歩道を歩いていた。
 御幸ケ原から 男体山 を廻る 周回道 に入った。空きっ腹にコンクリートの階段はつらい,歯を食いしばりながらやっと 昼食場所 にたどりついた。 この周回コースは,普段は人通りが少ないのだが,今日はかなり多 くの人が歩いている。これも,カタクリのためなのだろうか。
 巡回コースの途中で エイザンスミレ をみつけた。葉の形に特徴があるので区別できる。葉が細かく切れ込んでいるスミレは 2種あるが,東日本で見られるものは,殆どがこの エイザンスミレ である。 薄いピンク色の花びらが美しい。

 1時間程かけてゆっくり昼食を食べた。暑くなく寒くなく,丁度よい気候で,天気も だんだん良くなってきた。
 昼食後は周回コースを進んで御幸ケ原に戻ったが,ここでは丁度 「がまの油売り口上」 の実演が行われていた。珍しかったし,けっこう面白かった。
 下山は, ユースホステル跡 の方に下った。道は広く,午後1時を過ぎたのに,登ってくるたくさんの人とすれ違っ た。
 途中,黄色い花が房状に垂れ下がる キブシ の花がきれいだった。秋には赤い実が垂れ下がる

 クロモジ の花も咲いていた。 クロモジ の材は香が良く,これで 爪楊枝 を作る。

 舗装道路に出て10分も歩くと 駐車場 に戻る。
 キャンプ場の駐車場 には,野菜の直売場もでき,賑わっていた。
 今日は,妻の足が気になったが,痛みがひどくなることもなく,楽しく歩くことがで きた。
 カタクリ の花もいっぱい見ることができたが,ハイカーもまたいっぱいだった。
 ムギ さんはじめ, ヒバリ さん, しげピー さん, おさむ さんと リク ちゃん, あや さんと ママ さん, ちぃにぃ さん, kimura さん,皆さんお世話になりました

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