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西 ノ 湖

2006年(平成18年) 5月21日(日)


コース・タイム
 宇都宮 ⇒ 竜頭の滝駐車場(8:40)
  竜頭の滝(9:00) → 栃窪(9:50) → 千手が浜(10:45) → 西の湖(11:30-昼食-12:00) → アザミ橋(12:30-50) ⇒(バス)⇒ 弓張り峠(13:05) → 小田代(13:10) → 赤沼(14:00)
 赤沼駐車場 ⇒(キクさんの車で)⇒ 竜頭の滝駐車場 ⇒ 宇都宮
 (途中でキクさんと出会い,以後一緒に)

同行者
 妻,キクさん(途中から)

 今日は,ブラブラ歩きなので,いつもよりゆっくりと自宅を出た。 竜頭の滝駐車場 に着いたのは8時30分を過ぎていた。
 竜頭の滝駐車場 は満車に近く,やっとのことでスペースを見つけ車を停めた。
 早々に身支度をして歩き出した。 幸の湖荘 のサクラはもう散っていた。 日光プリンスホテル の手前から遊歩道に入る。入り口にあるサクラも,もう花を落としていた。
 暖かで,初夏のような陽射しに,シャツの袖をまくった。Tシャツになりたいくらい だった。木々の葉はまだ芽吹いたばかりで,日陰を作るほどでもなく,陽射しが遊歩道に降り注い でいた。まず, タチツボスミレ が迎えてくれた。
 遊歩道 には落ち葉が深く積もり,フカフカした感触は何とも言えず心地よい。

 トウゴクミツバツツジ 赤紫色の花と,ツンと立った3枚の葉が特徴的。

 足元に ワチガイソウ が咲いていた。


 こちらは ヒゲネワチガイソウ

 ワチガイソウ では,上部の対生している葉が離れているが, ヒゲネワチガイソウ では,上部の4枚の葉が接近していて,輪生のように見える。また, ワチガイソウ の花びらは5枚だが, ヒゲネワチガイソウ の花びらは5〜7枚と, ワチガイソウ より多い。 ヒゲネワチガイソウ では花柄が無毛なのに対し, ワチガイソウ では細かな毛が生えている。
 栃窪の オオヤマザクラ が先週2分咲きだったという情報があり,今日は,満開の オオヤマザクラ に会えることを楽しみに来たのだが,残念ながら,満開を過ぎてしまっていた。


 菖蒲ヶ浜から 千手ヶ浜 へ向かうこの遊歩道は,私のお気に入りの道で,今までもいろいろな季節に訪れている。 そしてそのときに,必ず写真を撮る場所があった。最初は98年の9月だったが,まだそのときは, この木が オオヤマザクラ だとは知らなかった。この花に会えたのは昨年だった。昨年は, 5月8日 に行ってつぼみのふくらみ具合を確認し, 21日 に再度訪れて満開の花に会うことができた。 
 オオヤマザクラ の下には多くのハイカーが

 この 奇妙な形をした芽生え は数年前から気になっていたのだが,ずっと分からなかった。図鑑やネットで調べて, やっとそれらしいものにたどり着いた。それは イヌブナ だ。たぶん間違いないだろう。

 これは, ハウチワカエデ の花  真っ赤な色で可愛い。

 栃窪と熊窪の間に,岬状になったところがある。そこは, アカヤシオ,トウゴクミツバツツジ,シロヤシオ が次々に咲く,とても素晴らしいところだ。そこで,満開の トウゴクミツバツツジ を見つけた。私の下手な写真の腕前では,美しさを半分も表現できない。

 千手ヶ浜 から 千手の森遊歩道 を通って 西ノ湖 に向かった。 ミズナラ などはまだ葉が出ておらず,いっぱいの陽射しが地面まで差し込み,夏とは違った明る い雰囲気だった。
 西ノ湖 では, 西ヶ浜 まで行き,シートを広げ昼食にした。北側の浜には多くのハイカーがやってきていたが, 西ヶ浜まで来るハイカーは少ない。ここへ来ると正面に男体山が見える。男体山が湖面に映って美 しい。


 ズミ の花が咲くのはもうじきだ 


 アザミ橋に向かう道 は,私のお気に入りの場所の一つだ。 カラマツ が芽吹き始め,淡い緑色が広がっていく。


 小田代原では, シラカンバ が芽吹き始めた。


 赤沼へ向かう樹林で ヒメイチゲ を見つけた。ほんとうにかわいい。


 今日は天気も良かったためか,予想以上に 多くのハイカーで賑わって いた。赤沼と千手ヶ浜を往復する低公害バスも,今日は満員状態で, 西ノ湖入口 から乗車するのが大変だった。赤沼から乗車したハイカーの多くは,西ノ湖入り口で降 り,西ノ湖から遊歩道を通って千手ヶ浜まで歩いて始発のバスに乗っているようだ。たしかに,間 違いなくバスに乗るためにはこの方がいい。
 西ノ湖 は,今まで,奥日光の中でも訪れる人が少なく,静かな場所だったが,だんだんとそう でもなくなってきた。思い切って低公害バスを廃止してはどうだろうか。バスが無くても歩いてい けるし, 歩いていく人だけが行く場所 と言うものもあってよいと思うのだが。

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