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浅 間 山

2007年(平成19年) 9月9日(火)


コース・タイム
 宇都宮(3:30) ⇒上信越道(富岡=下仁田間不通) ⇒ 佐久平PA(朝食) ⇒ 佐久IC ⇒ 浅間山荘駐車場(7:00)
  駐車場(7:20) → 不動滝(8:00) → 火山館(9:00-15) → 前掛山(11:30-35) → (昼食) → 火山館(13:30-40) → 駐車場(15:00)
 浅間山荘駐車場 ⇒ 宇都宮

同行者
 キクさん
 9月7日午前, 台風が東日本を縦断 した。台風一過の好天を期待して浅間山に登った。浅間山は昨年から 火山活動のレベルが1 になり, 前掛山 まで登ることができるようになった。 昨年10月8日 に山頂を目指したが,悪天候のために森林限界以上には登れなかった。今回は,そのリ ベンジでもある。
 少しでも行動開始を早めるため, 宇都宮 を3時30分に出発し,伊勢崎ICから 北関東道 に入り, 関越道,上信越道 を通って小諸ICを目指した。上信越道は, 富岡と下仁田の間が台風による災害のため,不通 となっており,その間は一般道を走ることになった。途中の佐久平PAで朝食休憩とし, 浅間山荘駐車場 に着いたのは7:00だった。

 浅間山荘  今日は良い天気だ。期待が持てる。

 早速,身支度をして歩き始めた。 台風の爪痕 がかなり残っていた。  写真 は,道路に倒れかかった木。


 一の鳥居  ここまでは道幅も広く,歩きやすい。

 この先,沢沿いのコースは, かなり崩れて おり,対岸へ渡るのが大変だった。


 不動の滝 は流量も多く,迫力がある。

 不動の滝から斜面を急登すると, 二の鳥居 がある。山沿いのコースとはここで一緒になる。


 斜面が大きく崩れ  登山道が寸断されている。安全を確かめ,慎重に通過した。

 「浅間山開闢祖 中開霊神」 


 牙山の岩峰 は迫力一杯だ。

 火山館 は二階建てで,一階部分が噴火時のシェルターになっている。


 火山館で小休止し,山頂に向かった。湯の平から 黒斑山 (右側のなだらかな山頂)を望む。


 黒斑山頂 (右側),左に火山活動を監視するカメラと,スピーカーが見える。


 木がまばらになり, 浅間山本体 が見えてくる。昨年は,この辺りで引き返した。


 レキの斜面を トラバース気味に登っていく  だんだんと斜度が増し,このコースで最もきつい登りだ。


 振り返ると, 黒斑山から鋸岳に繋がる外輪山 が広がっている。   写真をクリックすると,大きな写真が見られます。


 火口方面への道 には綱が張られ, 「立入禁止」 の表示がある。

  シェルター は厚い鉄板で作られているが,無惨にも押しつぶされていた。想定した以上の噴石が降 ってきたのだ。改めて,噴火の怖さを認識した。


 前掛山  火口側は,切り立った岩壁になっている。


 前掛山山頂には 「浅間山」 と書かれた標柱があったが,倒れていた。 前掛山 も,山頂標柱から先は 立入禁止 になっている。


 ルールを無視した登山者の姿 が,本体火口周に見られた。


 山頂は風が強く,とても寒かった。途中まで下り,風当たりの弱いところで昼食を食 べた。
 下山は,花の写真を撮りながらゆっくりと下った。多くの花や 果実に会うことができた。
 オンタデ


 花の拡大


 ガンコウラン (実) 


 ヤマハハハコ も拡大すると整った形をしている

 アキノキリンソウ


 イタドリ の花も可愛い

 ゴゼンタチバナ の実は秋の高原のシンボルだ


 マイヅルソウ も実をつけていた

 イワオトギリ の実


 コケモモ の実

 シラタマノキ の実は潰すとメントールの香りがする


 ハクサンフウロ

 マツムシソウ


 エゾリンドウ

 ノアザミ


 シャジクソウ

 イワインチン


 タムラソウ  葉に棘がない

 ホソバトリカブト


 ツリフネソウ

 キツリフネ


 想像していたとおり,浅間山は変化に富んだ素晴らしい山歩きを提供してくれた。 カラマツ の樹林帯から始まり, 灌木帯 を通り, 岩レキ地帯 へと徐々に変化していく山歩きは,短くはない距離だが,登山者を飽きさせない。
 特に, 湯の平から前掛山に登っていく道 は,苦しいが,また,楽しく歩くことができた。是非,季節を違えてまた来たい。

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