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光徳 - 北戦場ヶ原

2008年(平成20年) 2月23日(土)

 
コース・タイム
 宇都宮(8:00) ⇒ 光徳駐車場(9:05)
  駐車場(9:25) → 光徳沼(9:35) → 光徳入口(10:05) → 小田代橋(10:40) → 泉門池(10:45-11:45) → 光徳入口(12:20) → 駐車場(13:00)
 光徳駐車場(13:20) ⇒ やしおの湯(13:40-14:40) ⇒ 宇都宮(15:20)

同行者
 妻

 先週末に引き続き,4週連続の日光だ。今日は天気予報も良かったので,妻と一緒に 戦場ヶ原 を歩くことにした。冬季割引実施中の 日光宇都宮道路(日光バイパス) を通って日光に向かう。 日光口PA の辺りで,雪をたっぷりと被った 女峰山 が正面に見える。

 いろは坂 を登り,トンネルを抜けるとすぐに, 白根山 の真っ白なドームが望める。実は,奥日光で車道から 白根山 が見える場所は意外と少ないのだ。

 湖畔の車道で,もう一ヶ所 白根山 が見えるポイントがある。それがここ。


 戦場ヶ原を縦断する車道には雪はなかったが,光徳に向けてハンドルを切ると,路面 は真っ白だ。スリップしないように慎重に進んだ。
 光徳駐車場入口

 宇都宮からほぼ1時間で 光徳駐車場 に着いた。車の数も少なくはないが,広い駐車場なので,駐車スペースは十分にある。

 ここのトイレは冬季も使える ので有り難い。
 身支度をして, 9時25分に出発 した。トレースがしっかりと付いているので,スノーシューはザックに付け, つぼ足 で歩き出した。
 光徳牧場 の向こうに,昨年登った 三岳 が望める。三角点のある最高峰は左端。

 光徳周辺は クロスカントリースキー コース が整備されている。溝を壊さないように注意。


 光徳沼 はもう春の兆しが・・・・・・ところが数時間後には・・・・・


 逆川の北側に沿って 夏道を歩いた。比較的 良く固まって おり,まだスノーシューは必要ない。

 国道の下を横切り, 湯滝 に向かう道を進んだ。戦場ヶ原へは,途中で左に入ればいい。実は, この道は逆川の橋が壊れており,夏には通行止めだった。 冬には通れるだろうと思ったのだが,依然として通行止めだった。それよりも,その前 に鹿よけのネットが張られており, 絶対に通れなく なっていた。最近,鹿よけネットの位置が変わったり,新しく設置されたりしており, 面食らうことがある。 正確な最新の情報が知りたい。
 再び 逆川の橋 まで戻り,ネットに作られた ゲート を通り,国道を渡ったところから遊歩道に入った。


 逆川 は,国道の下を通過した後,湯滝の方に向かって流れる。並行している 国道は上り傾斜 なので,あたかも 高いところに向かって流れているように見える ので 「逆川」 という名前が付いた。
 今日は風もなく穏やかだが,白い雲が少しずつ増えてきた。 戦場ヶ原 の積雪は例年より少ないようだ。



 日当たりの良いところの雪解けはかなり進んでいる。  写真の所 など,木道が完全に露出している。こうなると,残った雪の表面が凍って滑るようにな り, 滑り止めのない靴では,木道上を歩くのは難しい


 木道に沿った湿原上にトレースが付いているが,この程度の積雪では, 雪の下の植物は間違いなくダメージを受けている だろう。
 私たちは,木道上を歩くために,ここでスノーシューを着けた。
 写真 の場所は,湿原から林の中に入るところで,この場所が最も歩きにくい部分だ。木道を 外れても林の中ならば問題はないのだが。

 環境省では,湯川沿いの自然研究路で,積雪期に青木橋から南,赤 沼分岐までの通行を自粛するように働きかけている。
 木道が歩きにくいため,木道から降りて歩く人が増え,湿原への影響が出始めたため だ。 ところが,逆川から小田代橋までのコースについては,適当な迂回路がないために「自 粛」を呼びかけられないでいる。 しかし,湿原が痛めつけられているのは間違いないのだから,早急に手を打つ必要があ る。
 泉門池のベンチで昼食 にした。湯を沸かし,即席麺を調理して食べたが,気温が低く湯が沸くのに時間がかか った。
 徐々に空が雲で覆われる時間が増えてきた。天気予報でも 午後から崩れる ということなので,このまま,ここから引き返すことにした。ちらちらと落ち始めた雪 は,国道を横切る頃から 本格的 になり,風も出てきた。帰路は比較的平坦な XCスキーコース に沿って歩くことにした。
 

 カラマツの幼樹 がオブジェのようできれいだった。

 光徳沼で記念写真  僅か数時間で風景が一変してしまった。


 ひたすら,駐車場を目指して歩く。


 駐車場の車には5cmほどの雪が積もっていた。


 1か月ぶり に妻と一緒に歩くことができた。スノーシューも この冬初出動 だ。雪遊びは楽しいが, 天気の急変 には気をつけなければならない。歩き慣れた道だったから問題はなかったが,初めての 山で吹雪かれたら命に関わることもある。
 帰路,これも久しぶりに やしおの湯 に入った。やはり,温泉は良い。と言っても,山歩きと1セットになっていることが肝 心で,温泉にだけ入るのでは物足りないのだが。

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