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光 徳 周 辺 NPV自主研修

2009年(平成21年) 2月8日(日)

 今日は 日光パークボランティア の活動として, 自主研修 に参加した。奥日光の雪の上をスノーシューで歩きながら, 動物の足跡や自然観察 をするのがねらいだ。
 先月の 刈込湖 以来風邪を引いてしまい,体調が優れなかったが,何とか回復したので参加することが できた。

 日光の田母沢にある 自然環境事務所 に集合したが,そこは,立木が根本から揺すられるほどの 強風 が吹いていた。 奥日光の天候 が心配されたが,それぞれ4台の車に分乗して 湯元 に向かった。
 湯元では強風の他に 雪も降り出した 。そこで,林の中ならば風も弱いだろうと,目的地を 光徳 に変更することにした。湯元の ボランティアハウス の前で,今日の予定を確認


 光徳の駐車場 で再度集結し,身支度を調えて出発した。

 駐車場から少し林の中に入ったところで,各自, スノーシュー を着けた。初めての人もいて,なかなかスムーズにはいかなかった。


 雪は,軽くクラストした上に5cmほどの新雪が積もり, スノーシューで歩くのには最適 だった。


 ウラジロモミ の幹に,鋭い爪痕を見つけた。詳しい人の話に依れば,たぶん ツキノワグマ の爪痕だろうと言う。
 上部の傷跡は, シカ の角によるものらしく,クマが傷を着けた後で,更にシカが角で傷を付けたらしい。こ ういう事って実際に起こるのかな?


 幹の周りの雪は円形に融けて,春が近づいていることを知らせていた。


 キツネ のものと思われる足跡を見つけた。雪が覆っているために,正確には分からないが,一 直線に歩くキツネの特徴を示している。

 足跡をみんなで 観察


 川俣温泉へ抜ける 山王峠林道 は冬期閉鎖中で,ゲートが閉まっていた。


 朽ちた シラカンバ の幹に, アカゲラ コゲラ が虫を探したと思われる穴があった。



 この辺りに多い常緑樹の一つ, ウラジロモミ 新芽の裏には,白線が特に目立つ


 こちらは コメツガ


 これは 鳥の足跡 種類までは分からなかった。

 続いていた足跡が途切れるところに, 雪浴び でもしたかのような跡と,打ち付けた 羽の跡 が残っていた。ここから飛び立ったのだろうか。


 1本だけの傷は,多分 シカ が角で削ったもの


 明るい樹林帯を楽しみながら歩いた。


 光徳牧場と男体山

 光徳沼の谷地坊主

 光徳沼と三岳



 風当たりの弱そうなところを見つけて 昼食 にした。陽射しもあり,意外と暖かかった。
 昼食後は, カラマツ林 を横切って駐車場に戻った。
 時々風が吹き,雪を巻き上げることもあったが,概ね穏やかで,薄日も差す良い天気 だった。 自然観察 をしながら, スノーシューハイキング を楽しむことができた。

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