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谷 川 岳

2009年(平成21年) 3月30日(月)


コース・タイム
 宇都宮(5:05) ⇒ 谷川岳ベースプラザ(7:20-朝食)  土合口駅(8:00) ⇒(ロープウエイ)⇒ 天神平駅(8:15)
  天神平(8:25) → 田尻尾根の頭(9:25) → 熊穴沢避難小屋(10:10) → 天狗岩(11:02) → 天神ザンゲ岩(11:48) → 肩の小屋(12:20) → 天狗岩(12:56-昼食-13:17) → 熊穴沢避難小屋(13:40) → 天神平(14:40)
 天神平駅(14:50) ⇒(ロープウエイ)⇒ 土合口駅(15:05) 
 谷川岳ベースプラザ(15:20) ⇒ 上牧風和の湯(15:40-16:10) ⇒ 宇都宮(18:30)

同行者
 単独

 雪の谷川岳に登るのは今回が3度目だ。 初回は2005年4月23日 で,このときは山頂付近では吹雪かれたが,山頂まで行くことができた。 (レポ
 次回は2006年4月9日 で,このときは悪天候のために,熊穴沢避難小屋まで行けずに退却した。 (レポ
 3度目の今回は, 妻と一緒に行くつもりでいたが,妻が風邪を引いてしまったので単独行となった。
 宇都宮市の自宅発は朝5時 ,北関東道の太田桐生ICから水上ICまで高速利用で,谷川岳ベースプラザ着は 7時20分
 谷川岳ベースプラザ駐車場は平日無料 。そういえば,平日に来たのは初めてだった。ロープウエイの 始発は平日8時 なので,準備をして車の中で待った。
 駐車場の外に出てみると,天神峠 付近が朝日に輝いていた。  始発のロープウエイで天神平 へ。

 ロープウエイの高度が上がっていくと, 白毛門から笠ヶ岳への稜線が見えてくる。


 天神平 では,当然ながら,まだスキーヤーの姿は見えない。空のリフトだけが動いている。

 青空にはところどころに白い雲が浮かんでいるが,陽射しが照りつけている。風は殆どない。 文句ない良い天気だ
 アイゼン 輪カン を着けて出発。 スキー場の柵に沿ってその外側を登っていく。若い男性2人が先行してくれているので, そのトレースを利用させてもらった。トレースを外れると,輪カンを着けていても 膝まで潜る 。 昨日同じコースを登った岳々さん のアドバイスで,輪カンを持ってきたのは正解だった。 写真は田尻尾根 に登り着いた地点からロープウエイ駅を振り返ったもの。

 前回は,田尻尾根から軽くトラバースして天神尾根に向かったのだが,先行者が 田尻尾根の頭 の方に進んでいるので,後を追うことにした。  田尻尾根の頭 からは,これから進むコースが一望できる。
 山頂はガスに覆われているが, 徐々に切れかけてきた。天神峠のリフトから降りてきた6人グループが, スキーやボードを背負い,スノーシューでやってきた。先に行かせ,まずは, 熊穴沢避難小屋を目指すことにした。

 山頂を覆っていたガスも完全に晴れ,青空をバックに真っ 白い頂 が光っている。なんとかあそこまで行きたい。 

 先行者のトレースが真っ直ぐに続く。左側は雪庇 になっている。これ以上左によると危険。

 避難小屋手前の岩場 は,このコース随一の難所だ。 先行した6人グループが,ロープで補助されながら下っていた。確かにスノーシューとストックだけでは ちょっと危ない。割り込ませて先に行かせてもらった。写真は,通過後に振り返って見たもの。

 熊穴沢避難小屋 は,完全に雪の下だった。積雪量を計る柱が顔を出しており,目盛りを読むと 3m70cmだった。

 天気も良いので,折り返しタイムリミット 12時30分と決め,山頂を目指すことにした。 先行する6人の後を追った。

  岩場で輪カンを外したので, そのまま登ることにした。やや後ろめたさはあったが,先行者の足跡を利用させてもらうことにして,その 足跡を忠実に辿った 。足跡を外すと膝上まで潜る。
 天狗岩 辺りまで登って来ると天候がおかしくなってきた。山頂にはガスがかかり始めた。
 更に登っていくと,ガスに覆われるようになり,風も強くなってきた。 山頂も見えなくなった


 時々薄くなるガスを通して,肩の広場にある 方位塔が見えた。

 なんとか肩の小屋 まで登ってきたが, ガスはますます濃くなり,ホワイトアウトになる時間も長くなってきた。 風も強くなりトレースを消し始めた。 帰路が心配になってきた。


 今日は,ここまで来られたことで十分に満足なので,安全を重視し, ピークを踏まずに下山 することにした。 私は,結果としてピークを踏んだかどうかはあまりこだわらない。 ピークを目指して登ること自体が好きなのだし,そのことに意義を認めている。
 少し下って来ると,陽射しが戻り,山頂付近のガスと風が想像できないような 良い天気 になった。 山頂付近だけが吹雪いていたのだ。 下山路の先に,天神峠・天神平 が見える。 

 登りで先行していたスキーヤー 達が斜面を滑って降りてきた。 全くの処女雪に,自由にシュプール を描く感激は,スキーをやらない私でも十分に想像できる。

 振り返ると, 山頂付近は白い雲がすっぽりと包み込み,強い風が吹き付けている ようだ。早々に下山してきて良かった。


 天狗岩 で腰を下ろし,昼食のパンを食べたが,さすがに寒い。早々に引き上げた。
 下ってくると, 右膝が痛み出した。深い雪で,アイゼンや輪カンを使って歩くと,どうしても膝への負担が大きくなる。 膝をねじることも多くなり,痛みが出やすい。
 下りは,足をかばいながらも,順調に下ることができた。名残を惜しんで 時々振り返って見た山頂は,ずっとガスに覆われていた。
 名残を惜しみながら,天神平 に戻ってきた。ピークこそ踏めなかったが,今日は十分に満足することができたし,「 また来たい!」という気持ちが一層強くなった。
 下りのロープウエイの窓から見た山頂には,強風を示す 「笠雲」がかかっていた。それにしても美しい。



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