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西 ノ 湖

2009年(平成21年) 4月29日(水/祝)


コース・タイム
 宇都宮(7:00) ⇒ 竜頭の滝駐車場(7:50)
  駐車場(8:00) → 千手ヶ浜(10:00) → 西ノ湖(10:50-11:05) → 西ノ湖入り口(11:25-40) ⇒(低公害バス)⇒ 弓張り峠(11:55) → ハリギリ広場(12:30-昼食-13:10) → 駐車場(14:15)
 竜頭ノ滝駐車場(14:30)⇒ やしおの湯(15:00-50) ⇒ 宇都宮(16:30)

同行者
 妻

 このところ数年,この時期にこのコースを歩いている。まだハイカーも少なく, 静かな奥日光 を味わうことができる。 金精道路 が開通した影響なのか, 日光バイパス は交通量が多かった。でも, 竜頭の滝駐車場 に停まっている車はまだ少なかった。
 竜頭の滝に沿った 歩道の工事 が行われており,駐車場には工事用機材が置かれていた。


 まだ木々の芽は固く, 竜頭の滝 トウゴクミツバツツジ が咲くのはもう少し後になる。


 営業を止めた プリンスホテル の脇から 遊歩道 に入ると,きれいなスミレが迎えてくれた。 スミレの同定は苦手だが,これは アオイスミレ かな?

 湖畔遊歩道 は,まだ冬の出で立ちだが,陽射しは柔らかく,春の気配が漂っている。

 アカヤシオ はまだ蕾が多く,咲いているのは僅かだった。

 少しだが,咲いている花もあった。

 栃窪のオオヤマザクラ はまだ蕾が固い。

 あと2週間 もすれば,この枝いっはいに花を付ける。

 千手ヶ浜 では,桟橋の工事をしていた。

 風で落ちたのか, 雌花 の付いたカラマツの枝が落ちていた。昨年は雌花を見つけることができなかったが,今 年は当たり年なのかな。


 いつものとおり,千手ヶ浜から 千手ノ森歩道 を通って 西ノ湖 に向かった。

 吊り橋 の根元が削られている。年々川岸が後退しており心配になった。
 西ノ湖 の水位は下がっていた。でも,この時期は毎年このくらいだった。


 吊り橋と西の湖入口 のバス停の間は, 西ノ湖歩道 と言って, カラマツ林 がきれいなところだ。芽吹きが始まり,かすかに黄緑色が混じり始めた。

 バス停近くの アザミ橋 のたもとにあるカラマツにも, 雌花 を見つけた。昨年は,全く見られなかったが,やはりことしは当たり年なのか?

 低公害バス に乗って 弓張り峠 で降り, 小田代原 の北側を通って 戦場ヶ原 に向かった。背後の 男体山 の雪はずいぶんと少なくなったのに, 小田代原 は,まだ冬の眠りから覚めていない。

 小田代原 の周囲は,植生保護のために 1998年 に栃木県が設置した 電気柵 で囲まれている。その効果を確認して,その3年後に 戦場ヶ原全体を囲むネットを環境省が設置した。  これは電気柵ではないが,高さを高くすることで,積雪時にも飛び越えられないよう に配慮されたものだ。小田代原の電気柵は高さがやや低いことなどから,鹿が飛び越えたりするこ とがあった。小田代原と戦場ヶ原が接するところでは柵とネットが二重になるところがあったため, この電気柵を撤去し,栃木県が設置したものと同じ規格のネットを 設置するという。 これに伴い,管理も 栃木県 から,環境省の委嘱した 民間会社 に移管される。このゲートもこれが見納めになるかも知れない。


 小田代原から戦場ヶ原に向かう樹林帯の足元に ヒメイチゲ が咲いていた。ほんとに小さい花で,写真のピントを合わせることが難しい。

 ハリギリ広場 で即席麺を作って昼食にした。風は強くはなかったが,じっとしていると寒い。


 青木橋 から オブジェ までの間の木道が改修され, 幅広の一本道(ユニバーサル歩道) になった。この幅があれば車いすでもすれ違うことができるし,積雪時にも安して歩け るだろう。
 赤沼方面からも,途中までも広がっているが,その先,オブジェまでの間が従来のま まなので,車いすのままで赤沼からここまで来ることは,まだできない。
 久しぶりに やしおの湯 に入って帰宅した。静かな奥日光を味わえて満足な一日だった。

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