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浅 草 岳

2009年(平成21年) 6月27日(土)


コース・タイム
 宇都宮(4:00) ⇒ 太田桐生IC ⇒ 小出IC ⇒ ネズモチ平駐車場(7:25)
  駐車場(7:55) → ネズモチ平登山口(8:05) → 前岳(10:15-20) → 浅草岳(昼食10:45-11:30) → 前岳(11:45) → カヨエノボッチ(12:05-15) → 桜ゾネ登山口(13:25) → 駐車場(14:05)
 駐車場(14:15) ⇒ 寿和温泉(15:00-入浴-50) ⇒ 小出IC ⇒ 太田桐生IC ⇒ 宇都宮(19:30)

同行者
 キクさん,Tさん,妻

 昨年のこの時期には,早池峰山と秋田駒ヶ岳 に登った。東北や新潟など,雪の多い地方の山では, この時期に雪解けを待って色々な花が一斉に咲き,お花畑を作る。今年は,新潟・福島県境の 浅草岳 に登ることにした。登ることにしてから,ネットで調べたら,「 ヒメサユリ 」で有名な山だと言うことが分かった。もちろん, ヒメサユリ以外にもたくさんの花が見られるはずだ。
 ネズモチ平 には大きな駐車場がある。未舗装だが,ロープで区割りがしてあり,100台が駐車可能だという。 トイレがある が,大きくはないので利用者が多いと行列ができる。(特に女性用) 水も有るが「 飲めません」と表示してある。
 私は,この登山口を「ネズミモチ平 登山口」だと思っていたのだが,正しくは「 ネズモチ平」だ。「 ネズミモチ 」という木があり,そのことから付けられたものと,勝手に判断してしまったのだが, 現地の案内板の表示も全て「 ネズモチ 」となっているので,これが正しいのだろう。ところで,「 ネズモチ」とは何だろう。なぜ,「 ネズモチ」という名前が付いたのだろう。「 ネズモチ」という地名が, 岐阜県吉城郡上宝村にある。「 鼠餅」と書いて ネズモチと読む。一方,植物の ネズミモチは「 鼠糯 」と書く。地名の謂われについては興味があるので,もう少し調べてみたい。
 駐車場 には既に50台ほどの車が停まっていた。途中の道が狭いので, 中型以上のバスはここまで入れない。


 林道は,駐車場の先, 桜ソネ登山口 まで伸びているが,ゲートが閉まっており,一般車は先には進めない。 駐車場から ネズモチ平登山口まで10分ほどだ。

 林道の左側に,ネズモチ平登山口 がある。

 エンレイソウ は花が終わり,真っ黒な実を付けていた。

 ぬかった登山道には丸太が埋め込まれ ていて,足を汚すことは少なくなったが,意外に滑りやすいので注意が必要だ。

 しばらく沢音を聞きながら,沢に沿って登っていくが,その上部で 沢を横切り,対岸に渡る。

 ツクバネソウ も花が終わり,羽根突きの羽根のような実を付けていた。

 赤い実はアオキ の実か。

 ギンリョウソウ はキノコのように見えるけど,れっきとした 種子植物だ。森林の林床に生え, ベニタケ属菌類に寄生している。一方, ベニタケ属菌類 は,樹木と共生し,樹木が光合成により作り出している有機物を得ている。つまり, ギンリョウソウは,ベニタケ属菌類を経由して樹木の栄養分を得て生きている。 かつては周囲の腐葉土から栄養を得ていると思われていたが, 腐葉土から有機物を得る能力はないことが分かっている。


 ホウチャクソウ アマドコロ に似ていて区別が難しいが,これは,花の基部の形からホウチャクソウと判断した。


 このタニウツギ は澄んだ色で,とてもきれいだ。

 振り返ると雄大な守門岳 が構えている。右下にはネズモチ平駐車場が見える。

 ブナの幹越に見えるのは, 嘉平与のボッチ。「 嘉平与」と書いて,「 カエヨ」と読む。ボッチは尖ったところ。

 ゴゼンタチバナも元気が良い。

 栄養が良いのか,チゴユリ も大きい。

 変わった形の実を見つけた。 カタクリの実だ。

 マイヅルソウ このマイヅルソウは葉が細長い。

 このベニサラサドウダン は,特に色が鮮やかだ。

 これは,ウラジロヨウラク

  やっと,前岳の分岐 に着いた。

 雪渓の見えるところでしばし休憩。雪渓 をトラバース気味に登って山頂に向かう。 雪渓の上を吹いてきた風が涼しくて気持ち良い。

 山頂への道は,大部分が木道 だ。歩きやすくて有り難いのだが,今日のように登山者が多いときにはすれ違いに苦労する。

 ヒメサユリ の姿が見られるようになった。独特のきれいな色だ

 浅草岳山頂はあまり広くはない。

 田子倉ダムからの登山口 と駐車場が直下に見える。かなりの急傾斜だ。

 三角点に伸ばした手と手。 (「やっぱ山でしょう」のパクリです。)


 振り返って前岳 方向を見る。雪渓を横切り,木道が続いている。

 山頂から少し下って,昼食にした。陽射しは強いが,高度のせいかさすがにあまり暑さは感じない。  45分ほど居て,下山にかかった。
 ヒメサユリ は,想像していたより大きかった。

 アカモノ イワハゼ ) 花の後,赤い萼片が実を包み込んで「赤い実」となる。


 嘉平与のボッチ

 嘉平与のボッチ手前の斜面に,ヒメサユリ がまとまって咲いていた。今日のコースでは最も密度が濃かった。

 嘉平与のボッチにも三角点 があった。(三等三角点)

 桜ゾネ登山口の少し上,見晴らしの良いところに「 浅草の鐘」がある。

 桜ゾネ登山口

 桜ゾネ登山口にあった案内板

 ここからは約30分の林道歩きだ。  サンカヨウ の花が,単調な林道歩きに変化を付けてくれた。


 駐車場に戻ったのは14時少し過ぎ。良い天気の中,きれいな花たちに迎えられ, 楽しい山歩きだった。予想以上に多くの花に会うことができ,十分に満足できた。
 帰路は,寿和温泉 で汗を流し,往路を戻った。高速料金は,休日割引で片道1000円。なんとも有り難かった。

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