閉じる
金 精 の 森 PV交流会下見

2010年(平成22年) 1月16日(土)


コース・タイム
 宇都宮 ⇒ 湯元ビジターセンター
  駐車場(10:50) → 石楠花平(12:10-20) → 刈込湖入口(12:35-昼食-50) → 泉源(13:35) → 駐車場(13:45)
 湯元ビジターセンター ⇒ 宇都宮

 毎年,関東地区の パークボランティア交流会 が,各地区の持ち回りで開催されている。今年度は, 日光パークボランティア の担当でこ の2月に 奥日光 で開催される。第一日には活動報告などの交流が行われ,第二日目には 自然観察会 が 実施される。自然観察会は,所要時間が3時間と制限されているので, 金精の森コースから石楠花平へ向かい,金精道路から泉源へ降りてく るコース を計画している。
 1月16日にその 観察会の下見 が実施されたので参加した。この日は,中宮祠観測所で観測した 最高気温が氷点下5.7度 という寒い日だったが,風が穏やかで,楽しく下見をすることができた。
 日光宇都宮道路 を日光に向かうと,正面に 日光連山 が見えてくる。今日は雲が多めだ。

 日光駅前の国道では,正面に 大真名子山 が見える。


 今日の集合場所は,田母沢の 日光環境事務所   ここから乗り合わせて湯元に向かう。
 環境事務所前の田母沢橋の上からは沢の上流遠くに 女峰山 が見える。先日入手したカメラ EOS-D50 で撮影してみた。望遠にしてねらっても, 手ぶれ除去装置 が強力に働き,撮影は楽だ。画像の不鮮明さは,天候のせいで,これは何とも仕方ない。

 ボランティアハウス で準備し, ビジーターセンター前 に集合した。今日は,海外の青年2人を含む6人の特別参加者を加え,総勢18人にな った。

 ビジターセンターから, スキー場 前まで移動したが,スキー場では粉雪が舞い上がって吹き付けていた。気温は低い。


 いよいよここから スノーシュー をつけて歩いた。いつも思うのだが,スノーシューを付けるのが意外と手間がかかる。 いろいろなシューズに対応できるように,ビンディングにはそれぞれ工夫がされているのだが,分 かりづらい。慣れてしまえば問題ないのだろうが,レンタルのものとなると,そうもいかない。


 車道を横切り山の中にはいると,枝振りの良い大きな樹がある。これは ウダイカンバ という 白樺 の仲間だ。 「鵜松明樺(ウタイマツカンバ)」 の略で,この樹皮は油分が多く燃えやすいことから, 鵜飼 タイマツ(松明) に用いると言うことでこの名前が付いたという。樹皮は白樺に似ているが,全体的に黒 っぽく,葉は一回り大きい。

 広い沢に出て,沢の底を上流に向かって歩いていった。右側の岸に, ドイツトウヒ に混じって ストローブマツ が2本(写真中央やや右寄りの2本)立っている。 ストローブマツ カラマツ に似ているが,落葉しない。 北米原産 の木で寒さに強く,建築材として各地に植林されたという。


 この笹の葉は, ノウサギ が食べた痕だ。面白い形だ。

 金精の森コース の途中で,右に折れて斜面をジグザグに登っていく。気温は低いが風が無く,汗ばむほ どだ。雪は 40〜50cm で,スノーシューを履いていても先頭では足首まで潜る。交代で先頭歩きを楽しみなが ら, 金精道路 の合流点を目指した


 道路に出るには,この段差を越え, ガードレール をまたがなければならない。スノーシューを履いたままでは,なかなか苦労する。

 道路に出れば, 石楠花平 はもうすぐだ。

 かつて金精道路が出来た当時は,この石楠花平からもかなりの見晴らしがあった。今 は,樹木が伸びてしまい,見晴らしは期待できない。
 石楠花平 のカーブを曲がると, 金精山 の荒々しい山肌が見えてくる。

 石楠花平 で小休止してから,金精道路を下り, 刈込湖入口 を目指した。金精道路も,風当たりの強いところでは雪が吹き飛ばされてしまい,路面 のコンクリートが顔を出しているところもある。時折吹く風が雪を舞い上げる。

 樹木の間から 湯の湖 が見える。そのむこうに白く見えるのが 戦場ヶ原 戦場ヶ原を横断する黒い線は 糠塚

 時間に余裕があれば, 蓼ノ湖 まで往復することも考えていたのだが,今日は断念し,刈込湖入口で昼食とし,ここか ら 泉源 に降りることにした。
 金精道路から見ると, 泉源の湿原や旅館街 がよく見える。湿原を横断している橋は, 温泉寺 に向かうもの。

 泉源 まで降りてきた。



 湖畔に出てみたら凍結した湖面では, 雪煙 が舞っていた。


 奥日光湯元温泉旅館協同組合 が主催する, 2010全日本氷彫刻奥日光大会雪窟の中の氷彫刻  が開催されているので,見てきた。素晴らしい彫刻で,わざわざ見に来てもいいと思 った。 2010年1月30日(土) まで開催している。



 ページトップへ