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三 鞍 の 山 荘
・ 浜石岳・倉沢屋 2010年(平成22年) 6月12日(土)-13日(日) |
日程 6月12日(土) 宇都宮 ⇒ 壬生IC ⇒ (北関東道・東北道・首都高・中央道・中部横断道) ⇒ 増穂I C⇒ 身延 ⇒ 富士宮(forestさん宅) 富士宮 ⇒ 浜石岳(山頂往復)⇒ 由比(倉沢屋・薩堆峠) ⇒ 森町 ⇒ 三鞍の山荘 6月13日(日) 三鞍の山荘 ⇒ 可睡ゆりの園 ⇒ 清水市(昼食) ⇒ 富士宮(forestさん宅) 富士宮 ⇒ 身延 ⇒ 増穂I C⇒ (中部横断道・中央道・圏央道・関越道・北関東道) ⇒ 太田桐生IC ⇒ R293 ⇒ 佐野田沼IC ⇒ (北関東道・東北道・北関東道) ⇒ 壬生IC ⇒ 宇都宮 |
forestさんの一行日記に,オーベルジュ「
三鞍の山荘
」が,度々登場する。料理は勿論,そのもてなし方や佇まいまで,心に安らぎを与えてくれる様子に,
いつしか私たちも行ってみたいと思うようになった。forestさんの仕事が一段落したこの時期に,ついに夢が実現した。 せっかく,静岡まで行くのだから,ついでに,forestさんに近くを案内してもらうことにした。最初の計画では, 身延から雨畑ダム を通り,山伏 へ登ろうとしていたのだが,山道が法面崩壊で通行止め 。そこで,由比の近くにある浜石岳 に計画を変更した。ここからは雄大な富士山 の姿が望むことができる。 まず,forestさん の自宅を目指した。早朝に都心を抜ければ渋滞に遭わずに済むだろうと, 午前4時少し前に宇都宮の自宅を出た。 壬生IC から北関東道に乗り,東北道,首都高,中央道と乗り継いで,中部横断道の増穂ICまで4時間弱。 身延を通って富士宮のforestさんの自宅には9時に到着した。 私の車はここに置いておき,この後の二日間はforestさんの車に乗せてもらた。 車の運転を含めて,ずっとforestさんのお世話になった。 浜石岳の頂上近くに,静庵地区青少年野外センター があり,その近くに大きな駐車場 がある。ここに車を置いて,山頂を目指した。 ![]() 駐車場から,車道をショートカットして野外センターの炊事場 の横に出る。立派な炊事場で,学校などの団体が利用できるようになっている。ここには 野外トイレもあり,利用可能だった。 ![]() ノアザミは長い花茎の先に,花が1個だけ付く。 ![]() 野いちご」の種類にはいろいろあるが,これは「 クサイチゴ 」。クサというので草本のようだが,れっきとした木本。いくつか食べてみたが,良く熟したものは甘い。 ![]() 檜の植林の中を登っていく ![]() 植林の手入れは行き届いていない。間伐れた木が搬出されず,放置されたままだ。 ![]() 特徴的な葉の模様はフモトスミレ ![]() 山頂には二等三角点がある。 ![]() 山頂 から富士山を望むことはできなかった。でも,海から吹く風が心地よかった。 ![]() 浜石岳を降りて「くらさわや 」へ。くらさわやはガイドブックなどにも紹介されている 桜エビと磯料理の店 で,いつも混雑しているという。この日も店の前には順番を待つ人が並んでいた。 待ち時間30~40分 と言うことなので,順番待ちのノートに名前を書き,近くの散策に。 ![]() ここ由比 は「 枇杷 」の産地。畠から収穫してきたものを,店先で選別していた。傷物が安く売られていたので,自宅用に買った。 桜エビ の漁期は春秋2回で,春の漁期は6月10日までだった。昔は,生の桜エビはこの時期にしか食べられなかったのだが, 今は保存技術が進歩し,生のものが一年中食べられるという。 生桜エビ は,長いヒゲと殻が少し邪魔になるが,ほのかな甘みがあって美味しかった。 ![]() 桜エビのかき揚げ 。かき揚げは,私の大好物。殆ど100%桜エビのかき揚げに大満足。 ![]() 実は,forestさんは桜エビが苦手。今回は,私の希望に付き合ってくれた。桜エビではないものをと言うことで 海鮮丼を注文したのだが,これにも桜エビがどっさり。 ![]() forestさんの桜エビを全部頂き,御飯の上に載せた「 特製生桜エビ丼」。思う存分桜エビを堪能した。 ![]() 倉沢屋から,広重の東海道五十三次に描かれた「さった峠 」へ,峠の駐車場は満杯だったので車の中から眺めて先に進んだ。でも,ここからも富士山は見えなかった。 三鞍の山荘は,森の石松で有名な 静岡県森町 にある。森町から三鞍川に沿って山道を30分ほど登った山の中に,レストランと数軒のコテージが建っている。 空気そのものが美味い場所だ。 ![]() フレンチについて何も知らない私は,シェフの今井克宏氏 についても何も知らなかったのだが,日本を代表するシェフの一人だ。 今井シェフ自筆のメニュー。 ![]() 前菜は,森のサラダ,香草ドレッシング ![]() 海の幸ニース風焼 ![]() シェフの今井克宏氏 。話しているだけで心が温かくなるような人柄だ 。 ![]() 三鞍の山荘には,多くのオーナー(一坪オーナー )がいる。forestさんもその一人。 ![]() 朝食は和食のバイキング形式 。全部味わいたくて,ついつい食べ過ぎてしまった。 今井シェフは「和食は趣味」と言っているが,素材の味が味わえてとても美味しかった。 ![]() 1時間以上もかけてゆっくりと朝食を頂き,山荘を後にしたのは午前10時。 山荘のコテージは開放的で清潔,とても感じが良かった。 「・・・部屋の中では宴会をせずに,のんびりとにこやかにお過ごしいただきたい・・・」 とかかれたメッセージも掛けられており。入浴後に飲みたかったビールもぐっと我慢した。 おかげで,ワインを一層美味しく頂くことができた。 有名な「森の石松」のお墓は,森町郊外の 大洞院 というお寺にある。墓石の破片を持っていると賭け事に強くなり,商売が繁盛するという言い伝えが広がり, 墓石が欠かれ,姿を変えてしまった。今は,欠かれないように鉄格子の中に入っている。 ![]() 森町から袋井に出て,可睡ゆりの園 にユリを見に行った。ちょうど満開の時期と言うことで多くの観光客で賑わっていた。 観光百合園は各地にあるが,これほど大規模なものは他では見たことがなかった。同色のものを集めたり, いろいろな色を混ぜて植えたり,模様を描いたりしていてきれいだった。 ![]() 袋井から清水 に戻り,昼食においしいお寿司を食べた。海無し県の栃木県に住んでいると, どうしても新鮮な海の幸を食べる機会は少なくなる。やはり,本場の魚は美味しい。魚なのに新鮮なものは生臭くないのだ。 ![]() 清水からforestさんのお宅に向かう途中で,この旅行で初めて 富士山の姿を見ることができた。 まだ,霞んではいたが,その迫力いっぱいの姿に大満足した。 forestさんのお宅にお邪魔し,一休みしてから,帰途に就いた。 休日1000円の影響で,日曜日午後の高速道上り はどこも渋滞が恒常的に起きている。東名道と中央道の混み具合を比較予想し, 中央道経由 で帰ることにした。往路を逆に辿り,八王子JCTから圏央道,関越道,北関東道を通って太田桐生ICへ。 その後,R293を走り,北関東道の佐野田沼ICで再び北関東道へ入り,東北道,北関東道と走って壬生ICで高速道を降りた。 中央道小仏トンネル付近で渋滞につかまり, 90分ほど のろのろ運転を強いられたが,その他は順調で,22時15分に自宅に帰り着いた。 2日間の走行距離は,(forestさん宅への往復のみで)約670kmだった。 この旅行では,高速道路の運転が唯一緊張した場面で,その他は完全脱力の楽しい二日間だった。 forestさんご夫妻には,いろいろとお気遣いを頂いたほかに,たくさんのお土産まで頂きました。 お世話になりました,ありがとうございました。 次回は,秋の尾瀬を,今度は私が案内します。 ページトップへ |