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奥 日 光 散 策

2011年(平成23年) 7月24日(日)

コース・タイム

 宇都宮(5:30) ⇒ 歌ヶ浜駐車場(6:30)
 歌ヶ浜駐車場(6:45) → 阿世潟(7:55) → 阿世潟峠(8:28) → 引き返し(8:35) → 阿世潟峠浜(9:13-10:00) → 狸窪(10:27) → 駐車場(11:15)
 歌ヶ浜駐車場(11:20) ⇒ 赤沼駐車場(11:30)
 赤沼駐車場(12:00) → 戦場ヶ原→小田代原→歌ヶ浜駐車場(14:20)
 赤沼駐車場(14:30) ⇒ 宇都宮(15:50)

同行者
 妻

 今日は妻の 体調 があまり良くない。もし登れればということで,一応 社山 を目指すことにした。
 天気予報が良くなかったためか,それほど早い時刻ではなかったのだが, 歌ヶ浜の駐車場 は閑散としていた。


 対岸の 社山 には,中腹に雲がたなびいていた。中禅寺湖の湖面には釣り人のボートがたくさん浮かん でいた。


 奥白根山 の頂上も姿を見せていたが,白根山は,雪を頂いた真っ白な姿の方が好きだ。


 道の脇には ノリウツギ の白い花が咲いていた。


 ヤマブドウ がたくさんの実をつけていた。熟した実を味わいたいのだが,ここは日光国立公園の特別 保護区,採ることはできない。


 ヤグルマソウ は,葉の形から付いた名前だ。園芸種の ヤグルマソウ は正しくは ヤグルマギク という。


 ヨツバヒヨドリ  葉が4枚輪生している。


 サワギク は,別名 ボロギク  花の後の綿毛がぼろ布のようだという。


 ツリバナ の実,実が赤く熟すと,中からオレンジ色の種子が顔を出す。

 サワグルミ オニグルミ のような実は作らない。


 イタヤカエデ の実。2枚繋がっているが,1枚にして投げあげるとクルクルと回転しながら落ちてくる。 2枚繋がったままではあまり回転しない。


 太い木に巻き付いた イワガラミ が一斉に花を咲かせていた。

 イワガラミ の花は, ツルアジサイ に似ているが,周囲の装飾花の 萼片が1個 なので区別できる。ツルアジサイの萼片は3〜4個

 ゆっくり登ったのだが, 阿世潟峠 に着いたところで,限界だった。山頂方向に少し登って,山頂が見えるところまで行って 引き返すことにした。
 阿世潟 まで降り, 湖岸 で休んでいると,目の前10mほどのところに テン がひょっこりと顔を出し,こちらを見ている。写真を撮るのも忘れ,しばらくお見合いを していた。写真を撮ろうとカメラを構えたら,テンは走り去ってしまった。やっと撮れたのがこの1 枚。



 ゆっくり休んでから 歌ヶ浜駐車場 まで戻った。駐車場には大型バスがたくさん止まっていた。乗客は,ここから遊覧船に乗 り,湖上遊覧をするらしい。

 まだ時間があるので, 赤沼駐車場まで移動し,戦場ヶ原を散策する  ことにした。
 カラマツソウ の花がきれいだ。白い糸のようなものは雄しべの花糸,花びらはない。

 カラマツソウの実 はコンペイトウのようだ。

 ニッコウアザミ は茎の先端にいくつかの花を集めてつける。葉や細く切れ込み,棘は鋭い。


 ノアザミ は花茎の先端に1個だけ花を付ける。

 トモエソウ はオトギリソウの仲間だが,花びらが巴になっているので間違えることはない。

 トモエソウの蕾 。咲くまでは花びらの形が分からないが,大きさなどからこれはトモエソウ

 カラマツの若い実


 コオニユリ のオレンジ色は,戦場ヶ原ではよく目立つ。反り返った花びらの中に シジミチョウ

 クサレダマ も咲き始めた。クサレダマは「腐れ玉」ではなく, 「草レダマ」


 めずらしい ミズチドリ も数が増えてきた。このまま大切に見守りたい。

 ツルコケモモ の実が大きくなっていた。このあと赤く熟す。


 ホザキシモツケ が最盛期を迎えつつある。


 イブキトラノオ は,群生すると見応えがあるが,1本でも良く見るときれいな花だ。

 ノハナショウブ は,花びらの中央に黄色の線がある。

 サワギク は,葉の形も面白い。

 小田代原では, ノアザミ がたくさん咲いていた。かなり復活してきたが,昔はもっと素晴らしかった。はやくあの 頃と同じ姿が見たい。

 南戦場ヶ原の展望台前に バイケイソウ が咲いていた。 コバイケイソウ では白い花だが,バイケイソウは緑かかった白だ。コバイケイソウよりかなり大きい。

 バイケイソウの花  梅の花 に似ているかな?




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