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九 州 旅 行 その1(第1,2日)
自宅 〜 尾道 〜 平戸
2011年(平成23年) 10月6日(木)-8日(土)

その2 (第3,4日)  へ


コース・タイム

10月6日(木)
 自宅(16:48) ⇒ 壬生IC(17:01) ⇒ 横川SA(18:20-夕食-55) ⇒ 駒ヶ岳SA(20:52-59) ⇒ 恵那峡SA(21:43-47) ⇒ 養老SA(22:30-車中泊)

10月7日(金)
 養老SA(5:52) ⇒ 米原JCT(6:18) ⇒ 津JCT(6:51) ⇒ 大山崎JCT(7:10) ⇒ 吹田JCT(7:22) ⇒ 西宮名塩SA(7:44-朝食-8:20) ⇒ 戸JCT(8:34) ⇒ 三木JCT(8:43) ⇒ 山陽姫路東JCT(9:03) ⇒ 岡山JCT(9:55) ⇒ 倉敷JCT(9:59) ⇒ 福山SA(10:34-47) ⇒ 福山西IC(10:56) ⇒ 尾道(千光寺公園P11:14)
 尾道観光
 千光寺P(14:30) ⇒ 因島大浜PA(14:52-15:29) ⇒ 因島北IC(折り返し15:35) ⇒ 養老温泉(15:58-入浴-16:49) ⇒ 尾道IC(17:00) ⇒ 小谷SA(17:23-夕食-18:18) ⇒ 下松SA(19:32-車中泊)

10月8日(土)
 下松SA(6:34) ⇒ 山口JCT(7:11) ⇒ 壇ノ浦PA(7:48-朝食-8:37) ⇒ 北九州JCT(8:54) ⇒ 鞍手PA(9:08-19) ⇒ 太宰府IC(9:50) ⇒ 太宰府天満宮(10:04-34) ⇒ 唐津(鏡山窯11:52-12:09) ⇒ 道の駅伊万里ふるさと村(12:39-昼食-13:09) ⇒ 松浦海のふるさと館(14:05-24) ⇒ ザビエル記念聖堂(14:51-15:02) ⇒ 紐差教会(15:28-37) ⇒ ホテル(15:54)


10月6日(木) 自宅から養老SA
 当初の計画では,金曜日の早朝に出発する計画だったのだが,車中泊の準備をしていく のならば,前夜に出て,走れるところまで走って寝れば,翌日が楽になると言うことで, 前夜に出発することにした。
 実際には,16時に勤務を終えて帰宅できたので,早速荷物を積み込み,17時前には 出発することが出来た。自宅から栃木街道を走り,北関東道の 壬生IC から高速道に入った。ここから, 福山西IC を出るまで,高速道だけを走ることになる。1時間半ほど走って, 横川SA で夕食にした。平日のSAはさすがに空いている。レストランは私たちの他に客はいなか った。 「せいろ蒸し」 を食べたが,野菜がたくさん入っており美味しかった。胃への負担も軽く,丁度良かった。
 更埴JCT で長野道に入り, 岡谷JCT で中央道に入った。中央道は日本の動脈の一つ,さすがに車が多い。乗用車の多い上信越 道と違い,中央道はトラックが多い。トラックの間で乗用車が小さくなって走っている。 駒ヶ岳SA 恵那峡SA も通過し,22:30に 養老SA に着いた。名古屋も通過しもう少しで琵琶湖だ。駐車場の中央から少し離れたところに車 を停めた。 第1日目の走行距離は495km だった。大都会の近くだけあって,深夜でも多くの車が出入りしている。寝酒用に持って きたウイスキーを飲んで,寝袋に潜り込んだ。意外とよく寝れた。

10月7日(金)  養老SAから尾道観光して下松SA
 例によって朝の目覚めは早く,5時頃には目が覚めた。 外はまだ暗い。起きだして身支度を調え,出発したのは6時少し前だった。

 24H営業のスタンドで 給油 満タン給油で42L,@149円,高速道だからしかたない。ちなみに燃費は10.9km/L。 あ まり良くないが,上信越道,長野道と上り坂が多いので妥当なところだ。
 2時間ほど走って, 西の宮名塩(にしのみやなじお)SA で朝食。良い天気だ。気分が良い。

 朝食は,パンのモーニングセット。運転するだけで身体は殆ど使っていないのだが,腹 は空く。分量も丁度良く美味しかった。

 3時間ほど走って, 尾道千光寺公園の駐車場 に着いた。ここに車を置いて,歩いて観光することにした。

 駐車場から少し進むと,目の前が開け, 尾道水道とその対岸の向島(むかいじま) が見える。

 NHKのドラマ「 てっぱん 」で有名になった  「ポンポン岩」  想像していたものより小さかった。

 尾道は, 尾道水道 に沿った狭い平地に建物がひしめき合っている。尾道水道をまたぐ,並行した2本の橋, 尾道大橋 新尾道大橋 が見える。

 千光寺 には 「石鎚山」 があり, クサリを使って登る修行場がある。妻は久しぶりの岩登りに張り切っている。

 麓から 千光寺公園 の頂までは, ロープウエイ が通じている。

 天寧寺の三重の塔 。天寧寺は,足利尊氏の遺命によりその子足利義詮が1367年に建立し,塔は,138 8年に建立された。1682年に落雷によって全山が焼失した中で唯一被害を免れたが,上層部の痛 みが激しかったため,1692年に, 五重の上二重を撤去し,三重塔に改修された 。国の重要文化財。


 天寧寺から坂道を下り,海岸まで降りてきた。尾道ラーメンの 「一番館」 でラーメンを食べようとしたのだが,今日は定休日。仕方なく,近くの 「でん伝」 でラーメンを食べた。豚骨スープだが,意外とあさりしていた。海岸を歩いて 浄土寺 に向かった。

 浄土寺多宝塔 1328年建立の和様の多宝塔。中国地方における古塔の一つとして,また鎌倉時代末期にさ かのぼる建立年代の明らかな多宝塔として貴重。 国宝


 夕方までかけて散策するつもりだったのだが,いささか疲れたので,車に戻り, しまなみ海道 を少しだけ走ってみることにした。
 新尾道大橋 は,センターラインだけを支える 斜張橋

 因島大橋 を渡ったすぐのところに, 「大浜PA」 が有り,ここから橋を見物するための遊歩道が造られている。

 因島大橋の内部には, 125cc以下の二輪車と自転車,歩行者のための道路 が作られている。二輪車と自転車は50円,歩行者は無料。歩いて対岸まで行くこともでき る。少し歩いてみた。


 再び尾道に戻って, 尾道IC 近くの 「養老温泉」 で汗を流した。尾道ICから再び高速道に乗り, 小谷(こだに)SA で夕食にした。


 夕食は, 「広島丼」 とミニうどんのセット。広島丼は,お好み焼き風のものが御飯の上に乗っている。御飯が 多く,ミニうどんは要らなかった。食べ過ぎた。


 当初の計画では,ここで車中泊をする予定だったが,もう少し先に行くことにした。2 時間ほど走って, 「下松(くだまつ)SA」 に車を停めた。ここで車中泊することにした。本日の走行距離は584km。


10月8日(土)  下松SAから太宰府経由で平戸

 朝6:00 でも,まだ暗い。夜明けが遅いのは西へ来た証拠。宇都宮とは確実に 30分 は違う。

 朝食を食べる予定の 「壇ノ浦PA」 のレストランが,7:00にならないと開かないので,出発を遅くすることにした。ここ下松 SAで第2回目の給油。満タンで52.6L,@144円。昨日の燃費は11.1km/L

 壇ノ浦PA 関門橋 の橋の下にある下り線専用のSAだ。

 壇ノ浦PA では,地元の味を食べたかったのだが,いきなり 「1人780円です」 と言われ,他のものは注文できないのかと思い, バイキングにしてしまった。後で分かったのだが,他のものも注文できたようだった。残 念だった。

 関門海峡 が意外に狭いのに驚いた。

 関門橋の上を走りながら。 (妻が撮影)

 壇ノ浦SAから1時間半ほどで 太宰府天満宮 に着いた。今日は土曜日と言うこともあってなのか,凄い人出だ。受験シーズンではない のだが,さすがに全国一の「天神様」だ。

 心字池には, 太鼓橋,平橋,太鼓橋 と三つの橋が架かっており,それぞれ, 過去,現世,未来 を表すという。

 桜門

 本殿 は1591年に再建された桃山様式の社殿で,国の 重要文化財

 車に戻り,唐津を目指した。太宰府ICから 福岡都市高速2号線,1号線 を走った。1号線から, 福岡ドーム (ヤフードーム) が見えた。


 私が最初に九州を旅したとき,ツアーで寄ったのが,唐津焼きの 「鏡山窯」 だった。そのころ,まだ焼き物にはあまり興味を持っていなかったが,その印象は強烈だ った。派手な色遣いは全くなく,形も自然で無理が無く,それでいて,作品の持つ美しさが伝わって きた。今度の旅行で,ぜひとも訪れてみたいと考えていた。

 鏡山窯 は,工房の前に展示館がある。とても手の出るような値段ではないが,良い作品は見るだ けでも満足感が得られるものだ。

 工房の裏にある 登り窯 を見せてもらった。傾斜は緩めの登り窯だが,力強さがある。


 唐津を後にして平戸に向かった。途中で,昼食を食べるため 道の駅「伊万里ふるさと村」 に寄った。ここは肉牛の産地と言うことで,牛肉を食べさせる店があったが,食欲が無く, 売店で買った簡単なもので済ませた。


 平戸大橋を渡って 平戸 に入った。私が最初に平戸に渡ったとき(1975年)には,平戸大橋は出来ておらず, 橋を架ける計画があるという話を聞いてきただけだった。その時に写した1枚の写真が手元にある。 大きなソテツの後に教会の尖塔が写っている  ザビエル記念聖堂だ。
 ザビエル記念聖堂 は,平戸港の西の小高い丘の上にある。この協会は1550年に平戸を訪れた  フランシスコ・ザビエル を記念して,1917年に建てられた。均整の取れた,薄いグリーンのたいへんに美しい聖堂 だ。


 後ろ姿の美しさで有名な パリのノートルダム寺院 にも引けを取らない 後ろ姿の美しい教会 だ。

 昔からキリスト教信者の多い平戸には,たくさんの教会が残っている。 次ぎに訪れたのは,平戸島のほぼ中央に位置する 紐差地区にある壮大な教会堂  長崎の旧浦上天主堂が原爆で破壊された後の一時期は,この教会堂が日本最大規模のもの だった。

 白壁に午後の陽が当たって輝いている。


 紐差から,来た道を戻り,ホテルに向かった。  「平戸千里ヶ浜温泉ホテル蘭風」 は大きなホテルだ。


 全室南向きのオーシャンビューで,ツインルームは部屋も広く快適だった。ただ,最盛 期ほどに客がいないのか,外観もややくたびれ,植栽などへの手入れは行き届いているとは言えなか った。

 夕食は,値段にしては悪くなかった。


 二日間ほど車中泊だったので,久しぶりに寝たベッドは,やはり快適だった。

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