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九 州 旅 行  その3 (第5,6日)
島原 〜 指宿 〜 宮崎
2011年(平成23年) 10月11日(火)-12日(水)
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コース・タイム
10月11日(火)
 島原(5:34) ⇒ 島原港(5:41-7:10) 〜〜 熊本港(8:11-13) ⇒ 御船IC(8:46) ⇒ 宮原SA(9:02-30) ⇒ 桜島SA(10:42-11:03) ⇒ 薩摩吉田IC(11:11) ⇒ 磯庭園(11:35-12:21) ⇒ 鹿児島IC(12:45) ⇒ 錦江湾見晴(13:06-昼食-35) ⇒ 知覧IC(13:43) ⇒ 知覧(特攻平和館14:03-15:09) ⇒ 長崎鼻(15:52-16:10) ⇒ 指宿(16:29)

10月12日(水)
 指宿ホテル(7:17) ⇒ 山川港(7:24-8:00) 〜〜 根占港(8:51) ⇒ 桜島(10:07-30) ⇒ 湯平展望所(11:00-03) ⇒ 有村展望所(11:30-42) ⇒ 道の駅おおさき(12:53-13:00) ⇒ 都井岬(13:55) ⇒ 道の駅なんごう(14:26-昼食-56) ⇒ 道の駅フェニックス(15:53-16:07) ⇒ イオン(16:43-17:22) ⇒ ホテル(17:32)


10月11日(火)
 島原から知覧特攻平和館を見て指宿まで

 明け方から,時々雨が落ちてきた。 島原外港 から 熊本港 までのフェリーは,すでに予約してあるので,ゆっくり行けばいいのだが,どこで時間を 潰しても同じなので,港に向かうことにした。

 暗いうちに港に着いた。乗船する車の駐車場は直ぐに分かった。他の車はまだ無い。 第1レーンの先頭に車を停めた 。待合室は開いていたが,誰もいない。係員が出勤して窓口が開いたのは, 6時30分 だった。

 乗船開始は7時,出港は定刻の7時10分。

 今回の旅行で利用したフェリ−は,3船とも,乗船口と下船口が異なる一方通行形の乗 船方法をとっていたので,乗下船は楽だった。 先頭で乗船したので,下船も一番最初だった。

 島原港から離れるに従って,今まで眉山の陰になって見えなかった 平成新山 の姿が見えてくる。

 熊本港 は埋め立てて作った港で,長い橋で陸地と結ばれている。

 御船IC から九州自動車道路に入り, 宮原(みやばる)SA で休憩。

 ここで朝食にした。 ここには色々な店が並び ,特色あるメニューを提供しているのだが。食欲があまりなく,軽めに,肉うどんを食べ た。

 九州自動車道 を南下し, えびのJCT 宮崎自動車道 を分け, 桜島SA で休憩。 薩摩吉田IC で高速道を降り,県道16号を南下して 仙厳園 に向かった。県道16号が国道10号に合流するところは,流入方式なので,仙厳園方向 には行けないことが分かっていた。そこで,近道がないか探してみたのだが,結局見つからなかった。 国道10号に合流してから,路地を廻って方向変換し,仙厳園へ向かった。
 仙厳園は, 江戸時代初期に19代当主の島津光久によって築庭され,中国龍虎山の仙巌にちなんで「仙巌園」と 名付けられた。「磯庭園」という名前で親しまれている。ここからの桜島の姿は秀逸だ。


 磯庭園はかなり広く,御殿や資料館などの見学をしていると時間が無くなるので,庭園 だけを散策することにした。
 大きな石灯籠 。大きな傘が特徴的。庭園を歩いているうちに大粒の雨が降ってきた。売店で雨宿りをし て,小降りになったのを見計らって車に戻った。

 磯庭園を後にして, 鹿児島IC から 指宿有料道路 に入った。途中 「錦江台展望公園」 というパーキングに寄った。13時を廻っていたので,朝食のために買っておいたパンと, ここの売店で買った焼き芋を食べて昼食とした。この公園は,遊歩道などを備えた立派なものだった が,駐車場近くからの展望はあまり良くなかった。

 知覧IC で有料道を降り, 特攻平和会館 に向かった。私は,ここに来るのは2度目だが, 私たちが決して忘れてはいけないことの一つがここにある と思い,今回,妻を連れてきた。

 知覧特攻平和会館は,大東亜戦争末期の沖縄戦において,特 攻という人類史上類例のない作戦で,爆弾搭載の飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別 攻撃隊員の遺品や関係資料を展示している。

 会館の中では, 年配の男性 がお客さん相手に特攻について説明をしていた。特攻隊の生き残りの方かと思ったのだが, そうではないとのこと。以前は,職員の中にそう言う人も居たそうだが,今は居ないという。

 庭に 「特攻の母」 と言われた 「島濱トメ」 さんの記念碑 があった。写真と,石原慎太郎氏の文がはめ込まれていた。


 特攻記念会館を後にして, 指宿 に向かった。  薩摩半島最南端の 「長崎鼻」 から見た 開聞岳

 指宿のホテルは,海岸に建つ 指宿ロイヤルホテル  部屋も綺麗で,スタッフの対応も良く,とても良いホテルだった。指宿では 「砂蒸し風呂」 を体験しようと思ったが,ちょっと疲れて体調が良くなかったので,見送って,ホテル内 の温泉に入った。これも良い温泉だった。

 ホテルでインターネットが使えるか聞いてみたら,ロビーに無線LANが設置している ので自由に使ってくださいという。さっそく,掲示板を更新した。
 ホテルの窓から見た 夕暮れの開聞岳


10月12日(水)   指宿から桜島を見て宮崎まで

 今日は,フェリーで対岸の大隅半島に渡り,桜島を見てから,宮崎まで日南海岸を走る。
 ホテルの窓はやや西向きだったため,日の出を自室の窓から見ることは出来なかった。 そこで廊下の東端の非常階段から 朝日 を撮影した。





 指宿港から根占に向かうフェリーは, 予約を受け付けずに先着順 だという。そのため,ホテルの朝食をキャンセルして港に向かうつもりでいたのだが,フ ロントの話では,7時からの朝食を食べてから港に向かっても十分間に合うという。そこで,前もっ て荷物を積み込んでおき,朝食後直ぐに出発した。5番目の乗船順になった。 係員が居て,並ぶ場所を指示してくれた。これは,初めてここに来た乗客には有り難い。

 出港 は定刻の8:00



 昨夜泊まった 指宿ロイヤルホテル が見えた。  泊まったのは最上階の一番左の部屋 「701号室」

 約50分で 根占港

 車の中で下船を待つ

 この船も一方通行なので,乗り降りが楽だ。昨年行った 利尻・礼文航路 では乗船するときに,船外で方向変換してバックで乗船させられた。それぞれ事情がある のだろうが,利用者にとってはこの方が良い。

 根占港 から海岸に沿って走り, 桜島 へ向かった。 桜島は,錦江湾に浮かぶ独立島だったが,大正時代の噴火によって大隅 半島と陸続きになった。 国道220号から,陸続きになった部分を渡って,国道224号に入った。国道224号 は 「溶岩道路」 と呼ばれ,快適なドライブウエイだ。

 桜島ビジターセンター は立派な施設だが,平日と言うこともあり,人影はまばらだった。

 ビジターセンターから 溶岩なぎさ公園 に出た。 桜島フェリー が桜島港に入ってきた。 桜島フェリーは対岸の鹿児島市街と15分で結んでいる。朝夕は10分 おき,深夜でも1時間おきに24時間営業をしている。

 桜島 には雲がかかっていてよく見えない。

 足元のデッキ板の上には 火山灰 が積もっていた。火山灰と言っても,やや目の粗い砂のようなものが多かった。

 ビジターセンターを後にして, 湯之平展望所(ゆのひらてんぼうしょ) に行った。ここは,桜島の4合目に位置し,ここから仰ぎ見る 南岳 の山容や噴煙を上げるさまは圧巻と言われているのだが,雲を被っていてよく見えない。 湯之平展望所には立派な 駐車場 が完備している。

 湯之平展望所を後にして垂水を目指した。途中の 「有村溶岩展望所」 に寄って初めて 桜島のほぼ全体 を見ることが出来た。

 垂水から鹿屋,志布志,串間を通って都井岬へ行った。時間がないので,車の中から放 牧している「岬馬」を見て,日南市へ向かった。今日は殆ど一般道を走るので,やはり時間がかかる。 昼食を食べる予定だった 道の駅「なんごう」 に着いたのは,午後2時半だった。私は「マグロ丼」妻は「うどん」を食べた。

 道の駅なんごうからは, 外之浦湾 が見渡せた。

 日南海岸の 道の駅フェニックス に寄った。 ここは,かつては宮崎交通がフェニックスドライブインとして運営して いたものだが,宮崎市が宮崎交通から施設を買い取り,2005年より道の駅としての運用を開始した。

 道の駅の目の下には, 波状岩(鬼の洗濯岩) と美しい海が見渡せる。遊歩道を辿り,海岸まで降りることも出来る。

 時間があれば 青島 にも寄ってみたかったのだが,今回は通過。青島バイパスに青島の展望所があったので車 を停めて 写真 を撮った。

 日南海岸ロードパーク 椰子の並木 が南国ムードを演出している。

 計画の時,宮崎のホテルをどこにしようかと,随分迷ったのだが,思い切って 「シーガイア」 のホテル 「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」 に決めた。ヨーロッパ形式のホテルで,夕食は料金には含まれず,ホテル内のレストラン で自由に食べることになる。 夕食に贅沢さえしなければ,それほどに高い料金ではない。 そこで,宮崎市内の 「イオン」 で夕食を買って持ち込むことにした。
 ホテルのフロントでチェックインの手続き(この時だけは妻でなく私が行った)をする と, 「スイートルームに空き室が出来たので,少しの追加料金でスイートを 提供できるので,変更しませんか」 という。 豪華ホテルのスイートルームなど,もう二度と泊まることなどないだろ うから,思い切って泊まってみることにした。

 部屋は 36階 の角部屋 3601号室
帰宅後に ネットで調べて,正直驚いた。 「ラグジュアリー・グランデオーシャングランドスイート」 というとても高価な部屋だったのだ。 部屋の間取り

 部屋のドアを開けると 前室 があり,もう一つドアを開けるとそこが 居間  広すぎて落ち着かないほどだ。

 居間の隣が 寝室  セミダブルのベッドが二つ。

 眺望は比較の対象がないから,表現のしようがないが,海の中に浮かんでいるような感 覚だ。
 ホテルや旅館には,色々な匂いがつきものだが,この部屋には,全く匂いがない。清掃 などのメンテナンスに力を入れているからなのだろうが,感心した。

 全室からインターネットに繋がると言うのがこのホテルの特徴だと紹介されていたが, ネット接続は有料で,1ステイ1,500円 とのこと。高価なのは部屋代だけではなかった。ちなみに,温泉も, 併設の温泉施設に,通常の入場料を払って入る のだそうだ。ネットには接続せず,温泉は部屋の風呂で間に合わせた。

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