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西 ノ 湖

2013年(平成25年) 5月5日(日・祝)


コース・タイム
 宇都宮 ⇒ 竜頭の滝駐車場
  駐車場(7:55) → 栃窪(9:15) → 熊窪(9:38) → 千手ヶ浜(9:55) → バス停(10:00-05) → 西ノ湖(10:55-昼食-11:45) → 西ノ湖入り口(12:25-50) ⇒(バス)⇒ 弓張り峠(13:00) → ハリギリ広場(13:45) → 赤沼分岐(14:25) → 駐車場(14:50)
 竜頭の滝駐車場 ⇒ 宇都宮 

同行者
 妻

 芽吹き前 の奥日光が好きで,毎年のように訪れていた。それが 4月29日 に固定してから今年で 6年目 だった。ところが今年は,4月28日に 尾瀬沼 に行く計画があり,連日の山行は辛いと言うこともあって,連休の後半に行くことにして いた。実際には尾瀬沼行きは事情があって中止になったのだが,奥日光は予定通りにして, 5月5日 に行くことにした。

 この時期は, アカヤシオ トウゴクミツバ もまだなので,奥日光の人出は少ない。 竜頭の滝駐車場 も,閑散としている。

 日帰り温泉施設 「憩の湯」 の前のサクラもまだつぼみは固い。

 バイケイソウ が芽を出していた。山菜の ウルイ と間違われて食べられることもあるが,これには毒があるので注意。 コバイケイソウ が日当たりの良い湿原に生育するのに対して, バイケイソウ は林間に多い

 遊歩道 は暖かな陽射しを受けているが,まだ冬眠中のようだ。

 この時期は花は少ないが, スミレの仲間 だけは咲いている。これは タチツボスミレ

 アカヤシオ が咲いていた。花が少ないので蕾が多いのかと思ったが,蕾も多くはない。今年は 花付きがあまり良くない ようだ。

 先日の強風で被害を受けた 赤岩の木製階段 は,修復され,崩れないようにアンカーボルトで固定されていた。

 手頃な岩 を見ると登りたくなってしまうのは,私だけではないようだ。

 鳥の羽が落ちていた。紺と薄青の縞模様は, カケス の特徴だ。

 栃窪の オオヤマザクラ は,蕾が膨らんでいた。開花にはあと2週間と言うところかな?

 強風で倒された木 も,通行に支障がないように,切られて片付けられていた。

 千手が浜に, シウリザクラ の大きな樹がある。紫褐色の新芽が美しい。

 千手が浜 から見た 男体山  男体山は,見る角度で形が変わるので面白い。

 これは バッコヤナギ(ヤマネコヤナギ) だと思う。奥日光には イヌコリヤナギ も多いが, イヌコリヤナギ は低木で,大きくはならない。

 千手の森歩道 は,ミズナラもまだ葉を付けず,豊かな陽射しが林床まで差し込んでいる。

 雪を被った山が見えた。真っ白な山は, 前白根山から南に延びる尾根 で,前白根山の山頂はその左奥になる。

 足元に コミヤマカタバミ が咲いていた。とても小さい花だが,懸命に咲いている。

 西ノ湖 の水は少ない。昨年の同じ時期と比べても極端に少ない。

 西ノ湖 の湖岸で昼食にしていると,1頭の メスジカ が近寄ってきた。ハイカーから食べ物をもらおうとしているのか,この場から離れようと しない。

 渇水で姿を現した湖底を通って, 西ヶ浜 まで行ってみた。ここから見る男体山は美しい。

 西ノ湖の周辺にも,先日の 強風で折れた幹や枝 が見られた。自然の力の大きさに今更ながら驚いた。

 西ノ湖歩道 カラマツ林  やっと,芽吹きが始まったところだ。

 カラマツの雄花。 雌花 は,探したのだが見つからなかった。

 西ノ湖入口 からバスに乗って 弓張り峠 で降りた。ここから戦場ヶ原に向かった。 小田代原 に向う歩道にも大きな倒木が横たわっていた。ここは乗り越えて通過 した。

 小田代原の貴婦人 男体山  空には雲が多くなってきた。

 小田代原から 泉門池 に向かう歩道の脇には ヒメイチゲ がたくさん咲いていた。 ヒメ の名のとおりとても小さくて可愛い。


 「自然研究路」の 小湿原 の先で, 根こそぎ倒れたカラマツ があった。根は,定規を当てたかのように,地面に沿って真横に放射状に伸びている。 湿地では,地面から少し深くなると水没するために根は真下には伸びられないのだ。

 戦場ヶ原では, 木道と休憩所の工事 が行われていた。完成するまでは不便をがまんしなければならない。

 この カラマツ は,根元を通過していた 木道ごと ひっくり返っている。2本ある木道の1本が無事なので,とりあえず通行に支障はない。

 赤沼分岐 から 石楠花橋 に向かう道にも,倒木があって道をふさいでいる。笹の中を回り道で通過する。

 駐車場に戻ったのは14時50分。 休憩時間を含めての行動時間は約7時間。

 妻 は怪我以来初めての長時間行動だった。 私も 久しぶりの山歩きで,かなり疲れた。これで妻の足に痛みが出なければ,復活の第一歩と なるのだが。
 午後になって雲が多くなってきたが,風も弱く,暖かなハイキング日和だった。奥日光 は何時来ても良いところだ。

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