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霧 降 丸 山

2014年(平成26年) 4月26日(土)


コース・タイム
 宿(9:04) ⇒ 霧降高原駐車場(9:27)
  駐車場(9:44) → 小丸山(10:41-53) → 丸山(11:26-45) → 小丸山(12:08) → 高原ハウス(12:41-昼食-13:10)
 駐車場(13:15) ⇒ 宇都宮(14:28)

同行者
 妻

 今日は朝から天気が良い。真っ直ぐ帰るのは勿体ないから, 霧降キスゲ平 から 丸山 に登ってみることにした。
 霧降高原キスゲ平園地 は,平成22年8月31日に営業終了した 霧降高原リフト 跡地を整備し,平成25年4月1日にオープンしたもので,新しいレストハウスも完成し,レ ストハウス前から1445段の木製階段による 「天空回廊」 が作られた。
 天空回廊の入り口  少し登ったところに,鹿よけのフェンスとゲートがある。


 かつて,この 「キスゲ平」 にはたくさんの ニッコウキスゲ が咲き乱れ,最盛期には,山肌が黄色に染まる姿が麓の日光市街からも見られた。
 霧降高原スキー場 は,降雪の減少などのために閉鎖されたが,その後も リフト だけは,ニッコウキスゲを見に訪れる観光客のために営業していた。ところが, ニッコウキスゲ は, シカの食害 などで急激にその数を減らし,それに伴って観光客も減少していった。平成22年8月,施設 の老朽化をきっかけとして リフトも営業を終了 した。
 この地を管理する 日光市 は,キスゲ平一帯をネットで囲み,キスゲの保護・増殖を図るとともに, 木製階段 を新設し新たな観光地として整備した。

 天空回廊 の中程に登山道に出られる ゲート がある。ここから出ると,従来の登山道に出られる。

 長大な階段 が続く。今は枯れ草の斜面だが,6月末頃になると, ニッコウキスゲ が咲き競う。

 階段の後半 は,傾斜もきつくなるので,安全のために 手すり が設置されている。 

 丸山  右下の台地が 八平ヶ原(ハッペイガハラ)

 八平ヶ原 はクマザサの生い茂る台地で,少し下ると舗装道路に出る。

 天の空回廊の頂上には展望台があり,その先に 登山道に続くゲート がある。

 ゲートを出て少しいくと, 赤薙山方向と丸山方向の分岐 に出る。ここを右に入る。

 残雪 を横切って先に進む。雪は柔らかになっているので,踏み跡を外すと,踏み抜くことにな る。

 小さな沢を残雪が埋めている  キックステップで斜面を下り,登った。

 残雪を越えると,快適な 木道歩き になる。

 丸山 への最後の登り。最も左のピークが 赤薙山
 途中で,御夫婦と思われる二人連れとすれ違った。私たちと逆のコースを歩いてきたと 思われたので, 山頂とハ平ヶ原間 のコースの状態を聞いてみた。すると,二人は,逆コースではなく,私たちと同じに,八 平ヶ原に下るつもりで途中まで下ったのだが,残雪が多く,とても歩きにくかったので,引き返して きたという。

 分岐から30分ほどで 丸山山頂 に着いた。


 山頂 での記念写真

 帰りは,山頂から反対側に下り,八平ヶ原を通って戻る予定だったが,今日はスパッツ も付けておらず,踏み抜きはしたくないから, 登ってきた道を引き返す ことにした。
 高原ハウス まで降りてきて昼食にした。名物の 「寒晒し蕎麦」 を頂いた。 「寒晒し」 とは,寒中に,蕎麦の実を雪の上に広げて寒風に当てることを言い,そうするとうま味が 増すのだという。美味しく頂いたが,味音痴な私には,その差はよく分からなかった。

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