閉じる
雄 国 沼

2014年(平成26年) 6月27日(金)


コース・タイム
6月27日(金)
 宇都宮(5:25) ⇒ 雄子沢駐車場(8:30)
  駐車場(8:50) → 休憩舎(10:20) → 湿原(11:00-35) → 休憩舎(12:07-昼食-40) → 駐車場(13:55)
 雄子沢駐車場(14:10) ⇒ 五色沼駐車場(14:16)
  駐車場(14:22) → 柳沼 → 青沼 → るり沼 → 弁天沼 → 駐車場(15:08)
 五色沼駐車場(15:12) ⇒ 休暇村裏磐梯(15:20-泊) 
6月28日(土)
 休暇村裏磐梯(8:30) ⇒ 猪苗代磐梯高原IC(8:52) ⇒ 郡山JCT(9:07) ⇒ 那須高原SA(9:38) ⇒ 矢板IC(10:06) ⇒ 道の駅やいた(10:15-30) ⇒ ふれあいの里しおや(10:45-11:05) ⇒ 自宅(11:44)

同行者
 妻

 裏磐梯 雄国沼 ニッコウキスゲ が見事だという話は以前から聞いていたが,休日には大混雑するということで,なかなか 行けずにいた。今回,長年の念願が叶って平日に行くことがきた。下山後は, 裏磐梯 に宿が取れたので,ゆっくりと歩いてくることにした。
 最も簡単に雄国沼に行くには,喜多方の 萩平 から シャトルバス 金沢峠 まで行く方法だが,最盛期にはかなり混雑する。ちなみに,規制期間以外ならば金沢峠ま でマイカーでも行くことができる。
 私たちは 雄子沢(おしざわ)口 から 「雄国せせらぎ探勝路」 と名付けられた歩道を通っていくことにした。 雄子沢登山口 には大きな駐車場があるが,私たちが到着したときにはほぼ満杯状態だった。下山したと きには,駐車場からはみ出したたくさんの車が車道の路肩に駐車していた。


 登山口  登り始めは,やや急傾斜だが,間もなく緩やかになる。

 歩道 はよく整備されていて歩きやすい。

 この歩道は,色々な植物が迎えてくれて飽きない。これは フタリシズカ

 これは ツクバネソウ

 赤い実は アオキ の実

 エンレイソウ は花も終わり大きな実になっていた

 これは野生のランの一種で コケイラン

 道標もしっかりと整備されている。登山口から休憩舎まで 3.3km だ。


 これは,葉緑体を持たない種子植物の ギンリョウソウ

 マイヅルソウ の小さな花

 立派なログハウスの 雄国休憩舎

 雄国休憩舎は, 環境省 が建てたもので,深い雪にも絶えられる立派なものだ。 少し休憩して湿原に向かった。


 道ばたの ウマノアシガタ

 クルマムグラ は葉が6枚輪生している。白い花はとても小さい。

 道ばたに ニッコウキスゲ が咲いていた。

 ヤマブドウ が小さな実を付けていた。

 湿原の木道は 一方通行 だ。ここから反時計回りに廻る。

 ニッコウキスゲ の群落

 雄国沼とニッコウキスゲ

 開花前の株もたくさんあり,まだ1〜2週間楽しめそうだ。

 ワタスゲ もまだ残っていた。

 ニッコウキスゲ ワタスゲ の競演。

 今日は 平日 だが,ハイカーは多い。


 3本の内花被が目立たないので,これは ヒオウギアヤメ



 再び休憩舎に戻って 昼食 にした。昼食後,十分に休んで,下山を開始した。
 途中で, 小学生のグループ とすれ違った。ガイドらしき人が, 「これはオオカメノキ」 と説明していたが,良く見ると,私の知っているオオカメノキとは少し違う。まず, 葉の基部がハート形になっていない ことだ。これは,オオカメノキを見分ける大きなポイントなのだ。もう一つ,オオカメノ キでは装飾花の花びらは普通に5枚だが,この写真の花では, 5枚の花びらのうち1枚が極端に小さい。 よく分からないが,これば別の種類なのではないだろうか。
 花の名前をネットで教えてもらいました。 ヤブデマリ でした。

 茎の先端に花が着いているので チゴユリ のようだが,花の形が違う。これは ヒメイズイ  花はホウチャクソウに似ているが,全体的に小さい。


 タケシマラン も小さな実を着けていた。あと1か月も経てば実は赤くなる。


 登山口 に降りてきた。ゆっくり歩いたので,1時間15分かかった。


 宿に行くにはまだ早すぎるので, 五色沼 を散策することにした。全コース歩くと,片道 3.5kmほどあるので,途中の弁天沼で引き 返してきた。 車は,高原駅近くの駐車場に置いた。


 最初の沼は 柳沼  水の色が神秘的だ。

 柳沼 も別の場所から見ると,水の色が違って見える。

 青沼 の水の色はコバルト色

 ルリ沼  水の色は瑠璃色?

 この中で最も大きい 弁天沼

 再び駐車場に戻って,今日の宿 「休暇村裏磐梯」 を目指した。

 ツインルーム は清潔で快適だ

 部屋の窓から 磐梯山 が見える。

 食堂の窓 からも磐梯山が見えた。食事をしながら,刻々と移り変わっていく姿を眺めた。

 山頂を覆っていた雲も晴れ, 山頂 が姿を現した。

 間もなく雲が湧いてきて,再び山頂を隠した。


 翌日は,午後から天気が崩れるという予報だったので,まっすぐに帰宅することにした。
 雄国沼はまだシカの食害を受けていないようだ。シカを悪者にするつもりは毛頭ないが, 貴重な植物群落は守っていきたいと思っている。やはり,シカの適正な生育数というものがある。シ カの数が増えた原因は人間にあるというのは事実だが,大切なのは,今後どうするのかと言うことだ。

 ページトップへ