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安 達 太 良 山

2014年(平成26年) 10月27日(月)


コース・タイム
 自宅(6:30) ⇒ 宇都宮IC(6:52) ⇒ 那須高原SA(7:25-50) ⇒ 二本松IC(8:31) ⇒ 奥岳駐車場(8:55-9:11) → 奥岳駅(9:22) ⇒(ロープウェイ)⇒ 薬師山頂駅(9:36)
  山頂駅(9:38) → 休憩(10:02-16) → 山頂(11:29-33) → 仙女平(12:25-昼食-48) → 薬師岳(13:20) → 山頂駅(13:26)
 山頂駅(13:33) ⇒(ロープウェイ)⇒ 奥岳駅(13:44) → 駐車場(13:53-14:10) ⇒ 道の駅つちゆ(14:21) ⇒ 休暇村裏磐梯(15:00-泊)

同行者
 妻

 紅葉 を見に何処かに行きたいと思っていたのだが,最も近い紅葉の名所 「奥日光」 は,殺人的な 交通渋滞 が起こる場所でもあり,足が向かない。そこで,比較的空いていて,紅葉がきれいな 安達太良山 へ行くことにした。 安達太良山 ならば,ゴンドラで山頂近くまで行けるので,山頂までの登山もできる。天気予報は,比 較的良い予報が出ていたのだが,当日が近づくにつれてだんだんと悪くなってきた。 会津地方 の天気は悪いのだが, 中通り地方 は晴れマークも出ていたので,何とかなるかなと思って出かけた。
 宇都宮を6時半に出て東北道を通って 二本松IC で降り,岳温泉から 奥岳温泉 に向かった。奥岳温泉の駐車場に着いたのは9時少し前。今日は平日と言うことで,駐車 場は空いていた。


 ここには日が差しており,ゴンドラ終点の 薬師岳 も見えていた。このままの空模様が続けば良いのだが,わき上がる雲は多く,雲の動きの 速いのが気になる。


 ゴンドラは 「薬師岳山頂駅」 を目指して登っていく。眼下の カラマツ が黄葉していてきれいだ。

 ゴンドラを降りて 登山開始。 登山口からは,幅広の木道が整備されている。 薬師岳展望台 までは,一般の観光客でも行くことができるように,道路が整備されている。

 展望台への道を分けてからも,しばらくは 木道 が続く。

 木道が終わる手前に,観光客向けの 注意看板 がある。これは重要なことなのだが,軽装で山頂を目指す観光客は少なくない。

 大きな岩がゴロゴロした 「仙女平」 辺りまで来ると, ガス が辺りを覆い始め, 霧雨 も降ってきた。久しぶりに雨具の上下を着けた。

 土留めの階段道 は,濡れて滑りやすい。私も何度か滑ってバランスを崩した。

 濃い緑の葉に赤い実が成っていた。 アカミノイヌツゲ だ。

 ガス はますます濃くなり。先行する登山者の姿もおぼろになった。

 2時間弱で山頂 にたどり着いた。安達太良山は 「乳首山」 という別名があるように,山頂は小さな溶岩ドームになっている。ドームの上まで登るこ ともできるのだが,今日は風が強くて危険なので諦めた。ドームの下にも 山頂標識 がある。

 山頂 は風が強く,立っている身体のバランスが崩されるほどだ。 気温 も低く,手袋を着けていても指先が痛い。長居は無用と,直ぐに下山した。 仙女平 付近まで降りてくると,ガスが切れて,青空も見えてきた。仙女平で,風当たりの弱いと ころを見つけ, 昼食 にした。

 垂れ込めた雲の下から 陽の当たった地上 が見えてきた。天気が悪いのは山の上だけのようだ。

 イワカガミ の葉が濃紫色できれいだった。

 この時期に咲いている花はこの ツルリンドウ くらいだ。

 ツルリンドウ は,花と実が同時に見られた。

 歩道の脇に見つけたプレート。意味は分かるのだが, 「外」 「入る」 と言う表現は,日本語として違和感がある。

 薬師岳展望台 からは陽の当たった麓がよく見えた。

 下りのゴンドラから が見えた。


 眼下の紅葉 がきれいだ。この 紅葉 を見るためだけに,ゴンドラに乗る人も少なくないという。

 駐車場 に戻ってきた。良い天気だ。山頂の強風と濃霧が信じられない。

 安達太良山 は今回で3度目だったが,前回に続いて悪天候だった。前回登ったのは, 2001年の10月の8日 だったが,濃霧と霧雨で見晴らしは全くなし。今回も,濃霧と霧雨,おまけに強風で, 乳首の先端までは登ることはできなかった。
 ロープウエイ は,悪天候のために,上りはストップしており,上に残った人だけを降ろしていた。紅葉 最盛期と言うことで,大型バスがたくさん登ってきていたが,ロープウエイが運休と言うことで,多 くの観光客はがっかりしてた。
 駐車場で身支度を解き,今日の宿 「休暇村裏磐梯」 に向かった。
 以前,古賀志山で, 二本松市 から来たというご夫婦に会って,こんな話を聞いた。「 安達太良山には良く登るが,自宅から山頂が見えるときにだけ登る。安 達太良山は,麓が晴れていても,山頂付近だけが天気が悪いことがよくあるから。 」と。

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