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北 陸 ・ 奥 飛 騨

2014年(平成26年) 2月14日(金)〜18日(火)

第1日 2月14日(金)



コース・タイム
 宇都宮発(7:32) ⇒ 壬生IC(7:49) ⇒ 都賀JCT(7:56) ⇒ 岩舟JCT(8:04) ⇒ 高崎JCT(8:37) ⇒ 藤岡JCT(8:41) ⇒ 横川SA(9:09-9:27) ⇒ 更埴JCT(10:37) ⇒ 松代PA(10:42-10:52) ⇒ 上越JCT(12:00) ⇒ 有磯海SA(13:02-13:38) ⇒ 小杉IC(14:30) ⇒ 宿「ひみのはな」(15:02) 走行距離 465km

 日本海のおいしい魚を食べ,あわよくば 富山湾の向こうに 立山 を見ようと,氷見 に行くことにした。更に, 東海北陸道を通って 奥飛騨 で温泉に入り,松本 に抜けて帰ってこようという計画を立てたのだが,未曾有の大雪でとんでもないことに なってしまった。正直,精神的な余裕もなくなり,写真もあまり撮っていない。 少ない写真だが,レポを作成した。
 初日は宇都宮の自宅から 北関東道,上信越道,北陸道を通って氷見までの長距離ドライブだ
 我が家の出発 は,朝7時半。曇り空


 横川SA で休憩。雪が舞い始めた。


 日暮山トンネル手前 。 路面にも雪が残るようになり, 速度規制 が始まった。

 小諸付近 。路面の雪も増えてきた。

 妙高高原IC 手前。 もう,轍以外は走れない。

 ところが,日本海岸に出ると,路面の雪は消えた。 上越付近

 有磯海(ありそうみ)SA 。雪は降っているが,積もらない。

 高速を降りて, 高岡市内

 氷見の宿「 ひみのはな」に到着。窓の外には 日本海 が広がっているが,雲が低く垂れ込め,雪が降っている。

 「ひみのはな 」は人気のある宿で,部屋はきれいで料理もおいしかった。

 TVでは,東日本の大雪を報じていた。  東名道は,午後4時に 河口湖−大月(上下)と, 小渕沢−諏訪(下り),諏訪−須玉(上り)が通行止めになった。 上信越道,長野道,関越道は,この時点ではまだ通行止めにはなっていなかった。 上信越道が通行止めになったのは,この夜遅くだった。

第2日 2月15日(土)


コース・タイム
 宿「ひみのはな」(8:55) ⇒ 氷見IC(9:07) ⇒ 小矢部砺波JCT(9:31) ⇒ 白川郷PA(10:04-10:10) ⇒ 白川郷IC(10:13) ⇒ 展望台(10:26-52) ⇒ 街の中折り返し(11:01) ⇒ 白川郷IC(11:16) ⇒ 飛騨清見(11:34) ⇒ 高山西IC(11:40) ⇒ 道の駅(11:44-11:55) ⇒ 平湯峠分岐(12:17) ⇒ 平湯峠(13:02) ⇒ 「西穂高ビューロッジ」 (13:43)
 走行距離 190km

 昨日から降っている雪は依然として降っている。 上信越道が通行止め になり, 18号に降りてきたトラックが,碓氷バイパスを登れずに立ち往生をし始めた。

 今日は東海北陸道 を通って 高山経由で 奥飛騨温泉 まで行く予定だ。問題は,山間部の道路が通行止めにならないかどうかだ。 雪は昨日から降り続き,山間地ではかなりの積雪になっているらしい。 今夜泊まる予定の宿へ電話をし,雪の状態を確信したら, 特に問題はない という。もし,宿まで行く道路が通行止めになっていたら,このまま来た道を引き返して 帰宅しようと思っていたのだが,通行できるという話なので,予定通り出かけることにした。 いずれにしても,上信越道が通行止めなので,来た道を帰ることはできない。
 小矢部JCT

 途中の白川郷IC で高速を降り,合掌造り集落 を見ることにした。 雪の合掌造り集落なんて,なかなか見ることができないから,貴重な経験になった。 荻町の合掌造り集落が見渡せる 城祉の展望台 まで車で行くことができた。

 荻町の合掌造り集落  依然として雪は降り続いている。 風が弱いのがせめてもの救いだが,遠くはかすんでいて見えにくい。

 展望台には駐車場 があり, マイカーで上れるが,途中の道は狭く傾斜もあるので,慎重な運転が必要だ。

 再び,東海北陸道 に戻って,高山経由で 平湯峠を目指した。途中,ラジオで, 平湯と松本の間が,雪崩のために通行止め というニュースを聞いた。 明日までに通行止めが解除にならなければ,予定通りに松本に抜けることはできなくなる。 でも,ここまできてしまったのだから,予定した宿までは行こうと決めて先に進んだ。
 写真は,平湯峠 から奥飛騨温泉 に向かう下り坂。雪道は,上り坂より下り坂の方が危険で緊張させられる。

 今夜の宿は,栃尾温泉 から少し西穂高よりにある「 西穂高ビューロッジ 」さすがに,今夜の宿泊客は私たちだけだった。

 宿の前 から下流方向(西方向)を見る。交通量は少ない。

 宿の部屋からも同じ景色が見える。

 ニュースによれば, 上信越方面は,大雪のために多くの車が立ち往生しており,復旧見通しは立っていないという。 上信越道も通行止めが続いている。
 松本に出る道路の通行止めはまだ続いている 。明日,松本まで下れるかどうかはわからない。

第3日 2月16日(日)



コース・タイム
  「西穂高ビューロッジ」(9:10) ⇒ 平湯峠(9:46) ⇒ 平湯峠分岐(10:56) ⇒ 高山IC(11:04) ⇒ 飛騨清見(11:17) ⇒ 白川郷IC(11:48) ⇒ 見晴台(12:01-12:10) ⇒ 町営駐車場(12:18) ⇒ 荻町集落観光 ⇒ 町営駐車場(13:31) ⇒ 白川郷IC(13:40) ⇒ 城端SA(14:01-14:47) ⇒ 氷見海岸(15:40-15:45) ⇒ GS(15:56) ⇒ 宿「民宿魚恵」(16:00)
 走行距離 193km

 雪は降り続き,車の屋根にも新しい雪が10cmほど積もった。

 通行止めは続いている。 松本へは出られない から,名古屋に出るか, 富山に出るかしかない。 再び富山に戻ることにして,「 ひみのはな 」に電話したが,満室とのこと。しかたなく,観光協会の紹介で氷見の「 魚恵」という料理旅館に予約を入れた。
 雪景色はきれいなのだが,それを楽しむ余裕はなくなっていた。

 再び平湯峠 まで登り,高山へ下った。

 山から下ってくると,雪はやみ,薄日さえ差してくる。再び, 白川郷に寄って見ることにした。 展望台からの見え方も昨日とはずいぶんと違う。

 町営の駐車場 に車を入れて,歩いて観光することにした。

 駐車場は,川を挟んだ反対側にあるので,集落に行くには,この 吊り橋を渡る。

 一般公開されている 和田家住宅

 3階では,かつて養蚕 を行っていた。

 合掌造りの屋根 は,釘を使わず,縄で縛ってあるだけだ。

 雪を被った 三方岩山が見えた。 白山 は見えなかったが,この左奥の方向だ。

 城端SAからは 福光市街が見渡せる。

 氷見に入ったが,宿に行くにはまだ時間が早すぎるので,GSに行って給油したり, 海岸で時間をつぶしたりした。

 関越道も, 藤岡JCT 信濃町IC 間の通行止めが続いている。関越道経由で帰るという選択肢もなくなった。

第4日 2月17日(月)



コース・タイム
 宿「民宿魚恵」(8:23) ⇒ 小杉IC(9:05) ⇒ 有磯海SA(9:33-9:53) ⇒ 名立谷浜SA(10:53-11:18) ⇒ 上越JCT(11:26) ⇒ 小布施PA(12:21-12:42) ⇒ 須坂長野東IC(12:50) ⇒ 長野駅地下P(13:30) ⇒ 契約駐車場(14:10)
 ホテルサンルート長野(14:30) 走行距離 232km

 今日は,上信越道 を通って帰宅する予定だったが,今朝の時点で, 更埴JCT 藤岡JCT 間が通行止めが続いている。昨夜よりは, 通行止め区間が短縮しているので,いずれは全線開通になるだろうが,何時になるかはわからない。
 今日は,北陸道を走って,上越JCTから 長野まで 行くことにした。長野まで行けば帰宅ルートの選択肢が増える。 上信越道 を通るのが最も近いが,まだ開通していない。 中央道は全線開通しているから, 長野道を通って岡谷から中央道で東京経由で帰る こともできる。最悪でも名古屋経由 で帰れる。長野市は大都会,宿は予約なしでもなんとかなるだろう。
 料理旅館「魚恵」

 北陸道は雪もなく,順調に走れたが,上越JCT から上信越道に入ったとたんに雪が降り出し, 妙高高原ICあたりでは, 前が見えないくらいの激しい降雪 になった。ところが,長野市に入ると雪もやみ,日が差してきた。とりあえず, 長野駅の地下駐車場 に車を入れようとしたが,かなり混んでいて,待たされた。待っている間に,駅前に見えた「 ホテルサンルート長野 」に電話して予約を取った。いったん駅駐車場に入れてからホテルに行って受付を済ませ,車を 契約駐車場 に回した。しかしここも有料で,1晩で800円だ。

 ホテルサンルート長野 。チェックイン後,食事をしようと駅前まで行ったのだが, 適当なところが無く,結局コンビニで調達して夕食にした。

 長野駅

 TVのニュースによれば, 中央道と長野道は全線開通 したということなので,長野から長野道を通り岡谷から中央道を走り, 東京経由で帰宅できる見通しが立った。  上信越道 の様子が気になったが,開通になったという報道はない。

第5日 2月18日(火)



コース・タイム
 ホテルサンルート長野(8:00) → 駐車場(8:20) ⇒ 長野IC(8:54) ⇒ 松代PA(8:56-9:05) ⇒ 上越JCT(9:08) ⇒ 諏訪湖SA(10:03-10:24) ⇒ 甲府昭和IC(11:15) ⇒ 談合坂SA(12:05-12:13) ⇒(料金所手前から渋滞30分) ⇒ 八王子料金所(13:13) ⇒ 西新宿JCT(13:38) ⇒ 板橋JCT(14:02) ⇒ 江北JCT(14:17) ⇒ 蓮田SA(14:43-14:51) ⇒ 都賀JCT(15:29) ⇒ 壬生IC(15:36) ⇒ 自宅(15:50)
  走行距離 404km 合計走行距離 1,484km

 今日こそは帰宅できそうだ。上信越道が, 坂城−佐久間を除いて開通 したというニュースが流れたので,その区間だけ下道を走ることにして, 上信越道を通って帰宅することにした。 その旨,息子にメールすると,すぐに返事が来て,「 ネットではその他にも不通箇所があると言っているので確認して 」と。さっそく確認すると,その他にも, 松井田妙義-藤岡JCT 間も通行止めが続いていた。仕方ないので,昨夜考えたとおりに 長野道経由で東京回りで帰宅することにした。
 長野 は,朝は冷え込んで,路面がバリバリに凍っている。でも天気はいい。

 長野ICで高速に乗り,すぐの 松代PA に寄って道路状況を確認。ニュース通りだったので, 更埴JCTから 長野道 に入り,岡谷JCT 東京方面に進路をとった。  諏訪湖SA で休憩。日差しが強い。

 諏訪湖 は岸の近くが凍結しているだけだった。

 八ヶ岳 が見えた。

 茅野付近 。 除雪した雪が路肩に積まれている。

 甲府昭和IC 付近。  インターの除雪がすんでいないのか,閉鎖されているインターがたくさんあった。

 談合坂SA 。 広い駐車場も, 除雪がすんでいるのは一部分で,多くの車が通路の脇に止まっていた。甲府付近よりも雪が多い。

 八王子料金所の手前から料金所まで渋滞 。抜けるのに30分かかった。ETCのゲートが閉鎖されており,係員が手作業で作業を行っていたからだ。 その後は,大きな渋滞はなく,スムーズに自宅まで帰り着いた。

 車の中に閉じ込められたわけではなかったので, 命の危険こそ感じなかったが,帰路を閉ざされるという出来事は初めての経験で,いい勉強になった。
 氷見の魚はおいしかった。 立山がよく見える季節は晩秋と言うことなので,そのころにまた行きたい。
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