閉じる
尾  瀬

2015年(平成27年) 10月13日(火)-14日(水)


コース・タイム    タイムは,時間を気にせずゆっくりと歩いた記録です。
10月13日(火)
 宇都宮(5:30) ⇒ 戸倉駐車場(7:10-車1台デポ-30) ⇒ 大清水(7:50-8:00) ⇒(シャトルバス)⇒ 一ノ瀬(8:10-朝食)
  一ノ瀬(8:30) → 岩清水(9:22-28) → 三平峠(10:35-42) → 三平下(11:06-10) → 長蔵小屋(11:36-昼食-12:13) → 沼尻休憩所(13:12ー17) → 見晴檜枝岐小屋(15:13-泊)
10月14日(水)
  檜枝岐小屋(7:13) → 赤田代分岐(7:34) → 東電小屋(8:08-15) → ヨッピ橋(8:42-53) → 竜宮小屋(9:27-41) → 牛首三叉路(10:32-50) → 山ノ鼻至仏山荘 (11:30-昼食-12:00) → 鳩待峠(13:30)
 鳩待峠(13:45) ⇒(シャトルバス)⇒ 戸倉駐車場(14:10) ⇒ 大清水(14:30-車取り) ⇒ 寄居山温泉(15:00-40) ⇒ 日光 ⇒ 宇都宮(18:00)

同行者
 キクさん,T子さん,妻

 秋の尾瀬 の魅力に憑かれ,ここ 10年で7回 ほど通っている。今年も天気予報を調べ,10月13日(火)14日(水)で実行することに した。 キクさん に声をかけ, T子さん も誘って4人で出かけることにした。

10月13日(火)
 宇都宮の自宅を5時30分に発って,2時間かからずに 戸倉第一駐車場 に着いた。キクさんとは8時に落ち合うことにしていたが,キクさんはT子さんを乗せて, 7時30分に到着した。戸倉に私の車をデポし,キクさんの車で 大清水 に向かった。
 今日は平日なので, 大清水の駐車場 は空いていた。

 大清水から一ノ瀬まで は,今年から営業を始めた シャトルバス に乗ることにした。シャトルバスは,毎時00分と30分に出発するので,8時のシャト ルバスに乗ることができた。バスは,戸倉-鳩待ち間を走っているものと同じ ハイエース で,8人まで乗れる。ドライバーは,夏に来た時に世話になった 星さん で,再会を喜んだ。


 一ノ瀬休憩所 のベンチで朝食を食べて出発の準備をした。


 歩き始め たのは8時30分。日は差しているが,大きな雲の固まりが頭上を通過してい った。


 一ノ瀬の休憩所を出て,しっかりしたコンクリート製の 「三平橋」 を渡るとすぐに山道になる。 紅葉 が朝日を受けて輝く。


 はじめは冬路沢 の右側(左岸)を登っていく。


 冬路沢 を小さな橋で渡って少し登ると, 対岸の山服の紅葉 が目に飛び込んでくる。


 ツリバナ

 ツルリンドウ


 ついに 雨が降ってきた。 この時期は,雨で濡れたくはない。ザックカバーを付け,カッパを着た。


 三平峠


 三平下 で休憩するハイカー。 雨は降ったり止んだりしている。


 燧ヶ岳 は上半分を雲の中に隠している。


 整備したばかりの歩道だが,ぬかるんで歩きにくい。 わざわざ歩きにくくしたとしか思えない。

 長蔵小屋 の無料休憩所は既に閉鎖されていた。雨も落ちていなかったので 売店前のベンチ で昼食にした。


 昼食に35分ほどかけて,寒くなってきたので出発した。大江湿原の 三本唐松 もきれいに黄葉していた。


 ゴゼンタチバナ

 沼尻の休憩所 は,つい最近の 9月下旬 に火災で全焼してしまった。土台だけが寂しく残っていた。


 白砂湿原 の黄葉が池塘に写っていた。


 頭の上を雲が通過するに従って,雨,曇り,晴れと天気が目まぐるしく変化する。 日が差すと紅葉が輝き出す。


 今日の宿は 「ひのえまた小屋」  今まで何度も世話になった宿だ。


 今夜の宿泊客は20人弱。沸かし立ての風呂に入り,温まった。湯上がりに生ビールを 飲み,夕食では日本酒を飲んだ。食後に尾瀬のビデオを見て,布団に入った。
 夜中にまた雨が降ってきた。

10月14日(水)
 雨は断続的に朝まで降っていた。写真を撮りに出ることはあきらめた。
 朝食 もしっかりと食べた。


 今日は, 山ノ鼻 まで歩いて, 鳩待峠 まで登ればいいのだから,特に急ぐ事はない。そこで,少し回り道をして, 東電小屋 を廻ってから 竜宮 に行くことにした。
 温泉小屋方向 に向かって歩き出した。 至仏山 にはまだ雲が懸かっている。


 木道の上には, 色づいた落ち葉 がモザイク模様をつくっていた。きれいだが,滑るので注意しなければならない。


 至仏山 に懸かっていた雲がとれた。山頂付近はうっすらと 雪化粧 をしているように見えた。


 東電小屋 から ヨッピ橋 に向けて歩き始めた。山腹の紅葉が美しい。


 ケイズル山 ニュウ岩 がそそり立っている。ケイヅル山は,植生保護のため,登山禁止になっている。


 燧ヶ岳 に懸かっていた雲もとれて,山頂が姿を現した。うっすらと 雪化粧 をしている。もしかして初冠雪か。


 シラカバ林の向こうに 至仏山 


 ケイヅル山 と山腹の紅葉


 青空と,葉を半分落とした シラカンバ


 ヨッピ橋  転落防止のためか,足下にネットが張られていた。


 燧ヶ岳 の初冠雪


 オオマルバノホロシ(大丸葉保呂之)  別名は「尾瀬茄子」


 鮮やかな赤紫の マユミ


 流れにはたくさんの魚が集まっていた。 アブラハヤ かな?

 ヒツジグサ の紅葉は特にきれいだ。青空との対比がいい。


 山ノ鼻に近づくに従って 至仏山 が大きくなる。


 「逆さ燧」 の標識のあるところ。水面が波立って逆さ燧が写らない。


 オゼホウホネ

 山ノ鼻 の至仏山荘で昼食にした。
 昼食後,鳩待峠に向かって歩き始めた。  川上橋 の袂には,工事用の資材が置かれていた。


 川上橋の少し下流では 護岸工事 が行われていた。

 ツクバネソウ


 傷んだ木道 は新しいものに交換されていた。

 鳩待峠 に着いた。無事に歩くことができ,思わず笑みがこぼれる。


 鳩待峠で,名物の 「ハナマメソフト」 を食べ,乗り合いタクシーで戸倉駐車場に戻った。駐車場で車を取って 大清水 に行き,キクさんの車と2台で 寄居山温泉センター に行って汗を流した。
 温泉を出てキクさんと別れ,それぞれ自宅に向かった。
 いろは坂の途中までは順調に走って来られたが,やはり, 渋滞に捕まった  平日といえども,日光の紅葉渋滞は侮ってはいけなかった。
 初日こそ雨に降られたが,翌日は好天で,晩秋の尾瀬を満喫できた。また,尾瀬が好き になってしまった。来年もまた来よう。

 ページトップへ