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天 狗 岳

2016年(平成28年) 1月8日(金)


コース・タイム
1月7日(木)
 自宅(10:35) ⇒ 横川SA(12:10-軽昼食-30) ⇒ 佐久南IC(12:55) ⇒ 白樺湖(13:40) ⇒ 唐沢鉱泉(14:20-泊)
1月8日(金)
  唐沢鉱泉(8:30) → 尾根(9:46) → 第一展望台(10:43-55) → 第二展望台(11:30-35) → 西天狗岳(12:20-35) → 東天狗岳(12:55-13:00)  → 中山峠(13:40) → 黒百合平(13:45-軽昼食-14:10) → 渋ノ湯分岐(14:47) → 唐沢鉱泉(16:20)
 唐沢鉱泉(入浴-17:08) ⇒ 佐久IC(18:45) ⇒ 佐久平PA(19:00) ⇒ 波志江PA(20:00) ⇒ 自宅(20:55)

同行者
 forestさん

 昨年, 燕岳 に行けなかったので,その代わりと言うことでもないが, forestさん 天狗岳 に行くことになった。天狗岳には,2006年3月5日に登っている。 ( →レポ)ので,今回で2回目になる。その時は, 渋温泉 に前泊し,黒百合平経由で山頂をピストンした。初めての本格的な雪山登山だった。今回 は, 唐沢鉱泉 に前泊し, 西天狗から東天狗を回り,黒百合平経由で戻る ことにした。forestさんは,昨年1月5日に同じコースを歩いている。 ( →レポ
 今年は雪が少ないことは分かっていたので,いろいろな状況に対応できるように,アイ ゼンも,チエーンアイゼンと6本爪,12本爪を車に積み,念のためにピッケルも積んだ。出発の時 点で何を持って行くか考えることにした。

 1月7日
 10時30分, 壬生IC から北関東道に乗り,東北道,再び北関東道,関越道から上信越道に入り,横川SAで昼食 休憩。佐久JCTから中部横断自動車道に入り,無料区間を 佐久南IC まで走って国道142号線に出た。このコースは,かなり遠回りになるのだが,カーナビ が示したので,それに従った。
 立科町で 白樺湖方面 に左折し,県道40号を進んだ。


 高度が上がるに従って,路肩に が見られるようになった。


 蓼科牧場 で,写真を撮るために車を停めた。  蓼科山 の姿が美しいが,雪は少ない。牧場には全く雪がない。

 大門街道の 芹ヶ沢 を左に曲がって少し行くと,正面に 天狗岳 が見える。流れていくガスの合間に山頂が見えた。

 唐沢鉱泉 へは,砂利道をかなり上らなければならない。この辺りはまだ雪はない。

 唐沢鉱泉 は大きな旅館だ。旅館の前と駐車場は完全に凍結していて ツルツル だ。

 上空の雲が通過すると日が差し, 霧氷の付いた尾根 が近くに見える。

 旅館の廊下にはたくさんの ドライフラワー が飾られている。

 夕食 はとても美味しかった。量もたっぷりで大満足だった。


 1月8日
 今日は,昨日よりも天気が良かった。7時からの 朝食 を食べて出発した。


 旅館の前がツルツルだったこともあって, 12本爪のアイゼンを履いて出発 したが,結果的には,チェーンアイゼンで十分だった。ただ,西天狗と東天狗の間や,東 天狗から中山峠への下りでは,さすがに安心して歩くことができた。
 靴は,冬用の ZAMBELON PERMO GT を履いた。ピッケルは車に置いておき,ストックを2本持った。

 しゃくなげ橋 を渡って尾根への登りに取り付く。

 上空が開けたところでは雪が残っていた。雪の下は完全に 凍結 しており,アイゼンがないと歩きにくい。

 1時間15分ほどで 尾根 に着いた。天気は良い。風も弱い。

 尾根を真っ直ぐに登っていく  雪は少ないが,路面は凍結している。

 開けたところに出た。 赤岳 が見えた。

 ハイマツ には 霧氷 が付き輝いている。

 ハイマツの奥のなだらかな頂は 硫黄岳 だ。

 第一展望台 はもうすぐ。

 第一展望台

 前方に,これから登る 西天狗岳 が見えた。

 天狗岳の右の鞍部に見える山小屋は, 根石山荘

 第二展望台  風も強くなく,意外と暖かい。

 いよいよ 西天狗岳山頂 に向けての登り。かなりの急傾斜だ。さすがに風も出てきて,頬が痛い。

 立ち止まって, 登ってきた尾根 を振り返る。手前のピークが第二展望台。

 西天狗岳山頂  ガスに包まれ,見晴らしは全くない。カメラの設定が変わってしまったのか,この駒だ け,極度の露出オーバー。
 何も見えないので,山頂では,記念写真を撮っただけで 東天狗岳 に向かった。


 西天狗岳 から東へ下る道は急な崖で,足元が危うい。前回来たときには,すっかりと雪で覆われて いたので危険は感じなかった。雪があるのと無いのでは様相が全く一変する。
 東天狗との鞍部まで来るとガスが晴れた。 東天狗岳 がよく見えた。

 硫黄岳,赤岳,阿弥陀岳 が並んで見える。

 東天狗岳への登りから, 西天狗岳 を振り返る。

 東天狗岳山頂  だんだんと風も強くなってきた。


 時刻も,当初予定していた13時になったので,下山することにした。 天狗岩 を巻いて下る。

 中山峠 を目指して。

 振り返って 西天狗岳 を見る。

 天狗の鼻 が天を突いている。

 雪が少なく, ブッシュ が顔を出している。

 中山峠


 黒百合ヒュッテ の煙突からは煙が出ている。営業しているようだ。アイゼンを脱ぐのが面倒なので,小屋 の中には入らず,外のベンチに腰を下ろし,遅い昼食にした。
 先が長いので,急いでパンを食べ,早々に歩き始めた。 


 渋ノ湯 に下る道から分かれて, 唐沢鉱泉 へ向かった。アイゼンを着けてミックスを歩いたせいか,左の足首に痛みが出てきた。 歩けないほどではないが,ショックを与えると痛い。

 唐沢鉱泉 が見えた。スピードが出ないので, 渋ノ湯分岐 から1時間半かかってしまった

 やっと, 駐車場 に戻ってきた。

 唐沢鉱泉では,宿泊客には,下山後には無料で入浴させてくれる。せっかくなので,温 泉で汗を流し,温まって帰途に就いた。
 今回は,厳しいところもあったが,天候に恵まれ,楽しい山歩きが できた。
 forestさん にはお世話になってしまった。絶えず,私のことを気にかけながら先導してくれ,安心し て歩くことができた。私ももう少し身体を鍛えないといけないと身にしみて思った。
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