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朝 日 岳 2016年(平成28年) 6月3日(金) |
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コース・タイム
(超スローペースで登ったタイムです。) 自宅(5:55) ⇒ 峠の茶屋駐車場(7:12-朝食) 駐車場(7:47) → 中野茶屋跡(8:27-37) → 峰の茶屋(9:17-25) → 朝日の肩(10:25) → 朝日岳頂上(10:39-11:00) → 朝日の肩(11:09-昼食-40) → 峰の茶屋(12:17-22) → 駐車場(13:09) 峠の茶屋駐車場(13:27) ⇒ 道の駅やいた(14:39-49) ⇒ 城の湯(14:56-15:56) ⇒ 自宅(17:03) 同行者 妻 |
天気が良さそうなので,戦場ヶ原でも歩こうかと話していたのだが,妻が,
「茶臼岳なら登れるかな」
と言いだしたので,
那須
に行くことにした。せっかく那須に行くのならば,
茶臼岳
よりも花が多く,変化があって面白い
朝日岳
に登ることにした。頂上まで行けるかどうかは,妻の体調次第だが,もしダメならばそこ
から引き返すことにする。 今日は,6時少し前に自宅を出て,高速道を通って那須に向かった。途中, 那須高原展望台 に車を止めて, 茶臼岳,朝日岳の写真 を撮った。真っ青な空に雲一つ無い最高の天気だ。 ![]() 峠の茶屋駐車場 に着いた。この季節は意外と登山者は少なく,駐車場に停まっている車は多くはなかった。 ![]() 車の中で軽く朝食を済ませ,身支度をして歩き出した。名物の風も今日は穏やかだ。 遊歩道に入ると直ぐに サラサドウダン が咲いていた。 ![]() イワカガミ がピンクの花を咲かせていた。イワカガミより小型の コイワカガミ があるが,両者の明確な違いは少なく,区別するのは難しい。一方,同じく小型の ヒメイワカガミ は,葉に鋸歯が少ないことで区別できる。 ![]() マイヅルソウ の群落があり,可愛い花を付けていた。 ![]() これは,白花の イワカガミ 全体に小型で葉に細かな鋸歯が少ないので, ヒメイワカガミ のようである。 ![]() 右手に 朝日岳の頂上 が見えてきた。登山者の姿も見える。 ![]() 中ノ茶屋跡 ここにはかつて 中ノ茶屋 があったと言うが,私が高校生時代に登ったときには,もう 既に茶屋はなかった 茶臼岳の山頂近くに ミミズクの耳 のような二つの岩峰が見える。 ![]() 中ノ茶屋から少し登ると, 峰の茶屋 が見えてくる。正しくは 「峰の茶屋跡避難小屋」 という。風の強い那須でも, 特に風の強い場所 で,私も,強風のためにあそこまで行けず,引き返したことが数回ある。 ![]() イワカガミ 白花の群生だ。 これも ヒメイワカガミ のようだ。 ヒメイワカガミ には白花が多い。 ![]() 花は小さいが, フリルのような花弁の先 が可愛い。 ![]() 峰の茶屋 が近づいてきた。小屋の前にはたくさんの人が見える。 ![]() 朝日岳 右側のピークが 頂上 だ。 ![]() 峰の茶屋 に着いた。通常は50分ほどで着くのだが,今日はたっぷりと時間をかけて登った。ここ にはかつて 売店 があり,担ぎ上げたサイダーなどを売っていた。私が高校生の頃にはまだ売店があった。 ![]() 朝日岳に行くには,正面の 剣が峰 を巻いてその先の鞍部に出る。 積雪期 には,雪渓のトラバースが危険なので,剣が峰を直登してピークを通過する。雪が融けて, 斜面の凍結が融けると,斜面の砂礫が崩れて危険になり,剣ヶ峰に登ることはできない。 ![]() 40人ほどの中高年の団体が上ってきた 言葉から,東北から来たらしいことが分かった。入れ替わって,私たちは朝日岳に向か うために小屋を発った。 ![]() 振り返ると 茶臼岳 が見える。 ![]() この沢は 明礬沢(ミョウバンサワ) という。今は未整備状態になっているが,作業道がこの下まで通じていた。かつての,峰 の茶屋の売店で販売していたサイダーなどは,この真下まで車で運び,小屋まで担ぎ上げていた。 ![]() ピンクの イワカガミ ![]() 剣が峰の頂上の北東寄りに 2つの岩 がある。 「恵比寿大黒」 と名付けられているが,その岩の一個所に 穴が開いていて 穴を通して空が見える。ところが,その穴が見える場所は限られていて,注意して見ない と気づかずに通り過ぎてしまう。 ![]() 振り返って見た 恵比寿大黒 ![]() いよいよ 朝日岳への登り が始まる。 ![]() クサリに沿って登っていく。 背後に茶臼岳 ![]() 茶臼岳の頂上 と同じくらいの高さになった。でも実際は, 茶臼岳の頂上は朝日岳の頂上より19m高い ![]() クサリ場 外に傾斜した一枚岩の上は,滑りそうで怖い所だった。その後,岩の上に, 滑り防止のための木片 が取り付けられ,安全になった。 ![]() 朝日岳の頂上 での記念写真 ![]() 頂上でゆっくりと景色を楽しんだ。 茶臼岳の火口 が見える。 ![]() 朝日の肩 まで戻って昼食タイムにした。バーナーで湯を沸かし,カップ麺を食べながら,コンビニ で買ってきたおむすびを食べた。30分ほどいて下山にかかった。 ロープウエイ のゴンドラが上ってきた。 ![]() ウラジロヨウラク はまだ蕾。 ![]() 峰の茶屋 まで戻ってきた。向こうに 茶臼岳 ![]() 明礬沢 の方に流れた溶岩が,沢で削られ,崖を作っている,崖に現れた 柱状節理 ![]() 駐車場に戻ってきた。下りは早い。峰の茶屋から約40分だった。大型バスが1台停ま っていた。 勿来のハイキングクラブ という表示があった。峰の茶屋で出会ったあの団体が乗ってきたバスらしい。 ![]() 今日は,一日中良い天気だった。今日のように 風の弱い日は,那須では珍しい 妻の体調は万全ではなかったが,スローペースで何とか頂上まで行くことができた。 今日も,満開の イワカガミ に会えたが,以前に比べて,数が減った。仕方のないことなのかも知れないが,寂しい。 朝日岳 は今まで何回も登っているが,今日ほど頂上でゆっくりしたことはなかった。もっとも, 殆どの場合, 朝日岳 を登っだだけで帰ることはなく, 三本槍岳 まで足を伸ばしたり,峰の茶屋まで戻ってから 茶臼岳 に行くことが多かったから,あまりゆっくりはできなかったのだ。 帰路, 道の駅やいた に寄って野菜を買い, 城の湯 で汗を流して帰途についた。 ページトップへ |