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硫 黄 岳

2016年(平成28年) 6月18日(土)


コース・タイム
6月17日(金)
 自宅(10:40) ⇒ 佐久IC(13:07) ⇒ 赤岳山荘(14:42)
6月18日(土)
  山荘(4:28) → 堰堤広場(5:13) → 赤岳鉱泉(6:17-46) → 赤岩ノ頭(8:20) → 硫黄岳(8:46-53) → 硫黄岳山荘(9:09-15) → 奥の院(10:05) →
 → 三叉峰(10:25(昼食)-52) → 地蔵ノ頭(11:40-47) → 行者小屋(12:39-46) → 赤岳山荘(14:58)
 赤岳山荘(15:19) ⇒ 佐久IC(16:51) ⇒ 自宅(18:40)

同行者
    単独

 梅雨の合間の良い天気,何処かに行きたいと,候補を探した。最初は, 会津駒ヶ岳に登ろうかとも思ったのだが, ハクサンコザクラも, コバイケイソウ ももう少し経たないと咲かない。そこで,しばらく行っていない 南八ヶ岳に行くことにした。北八ツの 天狗岳には,この1月にforestさんと登った。
 深夜に美濃戸 まで入って,明るくなったと同時に歩き出せば, 硫黄岳から赤岳まで 縦走も可能だ。でも,若い頃の真似はできないので,美濃戸の 赤岳山荘に前泊 することにした。当日の朝電話すると,宿泊は可能だという。
 午後4時には山荘に入りたいので,11時前に宇都宮の自宅を発った。途中,上信越道の横川SAで昼食を食べ, 佐久で高速を降り,白樺湖を通って美濃戸に向かった。美濃戸口から山道をゆっくり走っていくと, 車と同じ方向に歩いている女性がいる。車を停めて「乗っていきませんか」と声をかけた。 今晩,赤岳山荘に泊まるのだというこの女性を乗せて,赤岳山荘に向かった。
 部屋の窓にしたには,赤岳山荘の登山者用駐車場 が見える。まだこの時間では,停まっている車は少なかった。奥に見える山の頂には雲がかかっていた。 明日の天気予報は良いのだけど。あまり期待できないと思った。
 宿の夕食はごちそうだった。ビールを1本飲んで満足した。


 翌日は早く出発したいと思い,朝食はおむすび にして貰い,会計も前日に済ませた。午前3時を過ぎると,駐車場が賑やかになってきた。 どんどんと車が到着して来る。午前4時を過ぎると,空が白み始めた。起きだして, 身支度をして山荘を出た 。駐車場の前には,車が繋がっていた。駐車場の中に入れなくても, 路上にも駐車スペースがあるので,あと何台かは停められる。
 少し歩くと,美濃戸山荘 だ。ここにも山荘用の駐車場はあるのだが,登山者用には開放していない。



 ここで,行者小屋に向かう南沢コース と,赤岳鉱泉に向かう北沢コース に別れる。私は北沢コースを進んだ。北沢コースは途中まで林道で,歩きやすい。


 林道の終点に堰堤広場 という空き地があり,車が何台か停まっていた。山小屋などの業務用なのだろう。


 堰堤広場から橋を渡っていよいよ山道になる。 沢に沿って登っていく 。沢沿いの道が,沢水の増水のために通れないときのための,迂回路もある。


 登山道も良く整備され ている。これならば,多少の増水では通れなくなることはないだろう。


 山道は,浮き石も少なく歩きやすい


 足元にキバナノコマノツメ が咲いていた。葉が,馬の蹄のように丸い。
 数頭のシカ が登山道を横断していった。八ヶ岳でもシカは増えているのだろうか。


 2時間かからずに赤岳鉱泉 に着いた。おむすびを1個食べた。今回は,少しずつ食事をすることにして, まとまった食事タイムは取らないことにした。
 赤岳の頂上 に陽が当たって明るく光っている。並んだ煙突は,鉱泉を沸かすための風呂釜の煙突だ。


 風呂釜の手前に,木製デッキの休憩所 ができていた。前回(11年前)来た時にはここにはなにもなかった。少し休んでから, 硫黄岳に向けて出発した。


 高度が上がるにつれて阿弥陀岳 の姿が見えてきた。赤岳 の姿も,樹木の先すれすれに見え始めた。


 イワカガミ


 赤岩ノ頭に近づくと, 赤岳・阿弥陀岳の全体が見えてくる。


 赤岳の左には横岳 のピークも見える。


 赤岩ノ頭に登り着いた。ここを上りつめた先が 硫黄岳の頂上だ。


 1月に登った天狗岳 が見えてきた。きつかったが楽しかった山行を思い出した。左奥には 蓼科山


 右下のザレたたところが赤岩ノ頭 。あそこから登ってきた。


 硫黄岳の山頂 は広い。一応,標識があるところが山頂と見なして,そこを目指した。


 登山者に写真を撮って貰った。陽射しが強烈で,顔が真っ黒。


 硫黄岳の爆裂火口 何度見てもその迫力に圧倒される。


 赤岳と阿弥陀岳


 鞍部にある硫黄岳山荘 に向かう。大きなケルンが道案内をしてくれる。


 硫黄岳山荘  ここでスポーツ飲料を1本買った。今日はスポーツ飲料を2本と空のペットボトルを1本持って赤岳山荘を出発した。 赤岳鉱泉で空のペットボトルに水を満たして担いできた。ここまでで,スポーツ飲料が1本空になった。


 台座の頭に向かって斜面を登っていく。登山道の両側にはロープが張られている。 コマクサ が咲くのは7月中旬以降なのだが,1株だけ咲いているのを見つけた。


 ここは,国土地理院の地形図にも「八ヶ岳キバナシャクナゲ自生地 」と書かれているとおり,キバナシャクナゲ が多く見られる。


 植生保護のため として,登山道の両側にネットが張られている。登山者のモラルの低さを物語るこの景色は,寂しく悲しい。


 横岳の頂上 奥の院」が見える。多くの登山者がいる。


 足元からせり出した出っ張りは「大同心 」 下から見上げたときの雰囲気とは違う。


 奥の院 の手前にはクサリ場がある。初心者と思しき人が手こずっていた。


 チョウノスケソウ


 ハクサンイチゲ


 横岳山頂記念


 ウルップソウも咲き出した。ちょうど見頃


 オヤマノエンドウは紫色がきれいだ。


 イワウメ


 ミネズオウ


 赤岳の上空に雲が集まり始め,陽が陰ってきた。


 ミヤマシオガマは葉の切れ込みが細かい。


 ハクサンイチゲ


 地蔵仏に着いた。残念だが,赤岳は諦めて 地蔵尾根を下ることにした。
今日は,かなり体力を消耗している。登山は,安全に下山してなんぼだから,無理はしない。


 地蔵尾根 は登山道の整備と崩壊の防止を並行して進めている。かなり大がかりの工事だ。


 行者小屋に着いた。





 行者小屋 にはたくさんの登山者が休んでいた。これから登る人のほうが多かった。今日は好天の土曜日, 展望山荘 は大混雑なのだろう。混雑さえなければ私ももう1泊したいのだが。 何より混雑が嫌いな私としては,下山するしかない。


 コミヤマカタバミ
 行者小屋から2時間以上かかって,やっと美濃戸山荘まで降りてきた。 南沢に沿ったこの道は,以前からあまり好きではなかったのだが,今回歩いて, また一段と嫌いになった。 もし次回,行者小屋から下るときには,赤岳鉱泉経由で,北沢を下ることになるだろう。


 グンナイフウロ

 赤岳山荘の駐車場 は満杯で,路上にまで車がはみ出していた。


 今回は,好天に恵まれて,楽しい山歩きができた。今日一日の行動時間は,休憩も含めてだが, 10時間30分 だった。私としてはこれが限界だった。行者小屋からの下りで,膝に痛みが出始まった。 ひどくならないうちに帰着できて良かった。地蔵仏での判断は適切だった。
 駐車場で身体を拭いて着替え,そのまま帰途に就いた。睡魔に襲われることもなく,無事に帰宅できた。
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