会津駒ヶ岳・中門岳

期日 2016年(平成28年)7月12日(火)
 


コース・タイム
 宇都宮(4:20) ⇒ 登山口P(6:40)
   駐車場(6:55) → 水場(8:29-38) → 駒の小屋(10:14) → 駒ヶ岳頂上(10:37) →
          → 中門岳(11:17-33) → 駒の小屋(12:40-46) → 水場(13:42-54) → 駐車場(15:10)
 登山口駐車場(15:14) ⇒ アルザ尾瀬の郷(15:25) 入浴・夕食・車中泊

 (翌日) アルザ尾瀬の郷(4:05) ⇒ 宇都宮(6:31)

メンバー
 単独


 天気予報が,梅雨の晴れ間を伝えている。貴重な好天を逃すことはない。以前から行きたかった会津駒ヶ岳に登ることにした。
 
会津駒ヶ岳は,私の最も好きな山の一つだ。好きな理由は色々あるが,まず簡単に登れないことがいい。中門岳まで行くと,累積標高差±1110m,距離往復で15.0kmある。これははかなり覚悟してかからないといけない。コースに危険な場所はないのだが,体力・気力的に厳しい山だ。
 でも,頑張って稜線まで上がってしまえば,そこには
池塘や湿原が点在し,高山植物が咲き乱れる別天地なのだ。
 
会津駒ヶ岳には,今までに5回登っている。全て日帰りで,初夏に2回,秋に2回,残雪期に1回である。前回初夏に登ったのは2010年だった。
 今回も日帰りのため,宇都宮を早朝の4時20分に発った。時間短縮のため,西那須野まで高速道を使って,尾頭トンネルを通って上三依に抜けることにした。
高速道を通っていると,
右前方に朝日が昇った。この辺りは,雲が多く,良い天気とは言えない。
 県境の山王トンネルを抜けると,青空が広がり,強い陽射しが差し込んできた。舘岩付近ではガスがかかっていたが,檜枝岐に着く頃には再び青空が広がった。
 今日は平日でもあり,登山者は多くはないと思っていたのだが,登山口の駐車スペースには,既に20台ほどの車が停まっていた。
 私も,その最後尾にスペースを見つけ,車を停めた。
 車の中で,
助六寿司を食べ朝食とした。私には,この助六寿司が合っているようなのだが,最近,近所のコンビニでは見かけなくなってしまった。今朝は,少し離れたコンビニで購入してきた。
 準備を整えて出発したのは,7時少し前だった。



 登山口の木製階段。痛みが目立っていた階段も,新しくなっていた。ステップと手摺りを除いて金属製になっていた。




 木立が途切れた所では,強烈な陽射しが照りつける。覚悟はしてきたのだが,今日は暑くなりそうだ。


 大きな樹の陰では,風も涼しく,歩きやすい。


 登山口から1時間半で水場到着。ほぼ,標準タイム。
 今日はバンダナを持ってこなかったので,タオルではちまき。日陰ではこれが最良の選択。


 モミジカラマツ

 イワハゼ 別名アカモノ


 高度が上がると懐かしい日光の山々が見えてくる。トンボがたくさんいる。写真にも写り込んでいる。


 燧ヶ岳も見えてきた。


 傾斜が緩くなり,木道が現れた。


 間もなく,展望台に着く。ここからは,駒の小屋駒ヶ岳がよく見える。


 この草原を登ると,駒の小屋だ。私の好きな景色の一つ。


 駒の小屋に着いた。登山口から3時間20分かかった。スローペースで登ったのだが,ほぼ標準タイムで到着した。


 ベンチの前から,駒の池を廻り,山頂に向かった。


 ハクサンコザクラが咲いていた。 最盛期は過ぎたのか,花の痛みが目立つ。


 前回(2010年)には一斉に花を咲かせていたコバイケイソウだったが,今年は一本の花も付けていない。ここのコバイケイソウは4〜5年に一度しか花を付けないのだという。


 駒ヶ岳の山頂は見晴らしが悪い。その代わり,山頂手前の木道からの眺めが良い。駒の小屋の右奥に燧ヶ岳


 二棟ある建物のうち,手前の建物が駒の小屋で,奥の建物が公衆トイレだ。


 分けて撮った写真を,PhotoStitch というソフトで繋ぎ,パノラマ写真にした。(写真をクリックすると山名の入った大きな写真が見られます。


 オトギリソウ


 駒ヶ岳山頂 通称は「会津駒ヶ岳」だが,国土地理院の地形図の表記は「駒ヶ岳」だ。同様に,甲斐駒ヶ岳,木曽駒ヶ岳も地図上の表記はいずれも「駒ヶ岳」だ


 ここの三角点は一等三角点だ。一等三角点は意外と少ない。甲武信岳のような有名な山でも,山頂に三角点のない山もある。
 ハクサンシャクナゲ


 駒ヶ岳山頂を後に,中門岳に向かう。


 イワイチョウ


 中門岳に向かう木道は,一部傷んでいるところに目をつぶれば,まさに天上の散歩道だ。


 歩道の脇には多くの池塘が散在する。


 中門大池 この傾いている標柱には「中門岳(この一帯を云う)檜枝岐村」と書かれている。これも名物だ。



 駒の小屋手前の展望台の辺りから,日陰は全くなくなる。そこで,手ぬぐいのはちまきを取って帽子を被った。この強い陽射しには防止は必需品だ。

 駒ヶ岳山頂から中門大池まで40分かかった。

 中門大池で昼食にしようと思っていたのだが,ベンチは先客で満席。ベンチが空く様子も無いので,もう少し先に進んだところにあるベンチで昼食にしようと先に進んだ。

 ところが,目指すベンチにも先客がいた。仕方ないので,木道に腰を下ろし昼食にした。ここまで来るハイカーは少ないので,大きな迷惑にはならないだろうと思ったのだが,案の定,食事を終えてその場を後にするまで,やってきた人はだれもいなかった。



 正面の山の左寄り奥が三岩岳 三岩岳を見ながら,木道に腰掛け,昼食のおむすびを食べた。しばらく展望を楽しんでから,来た道を戻った。


 モウセンゴケ


 タテヤマリンドウ ”のど”の所にあるはずの縦縞の文様がはっきりしないので,もしかしたらミヤマリンドウかもしれない。


 イワカガミ

 白い小さなスミレはツボスミレ


 マイヅルソウ

 ウマノアシガタ


 チングルマ 花が終わり綿毛になっているものが多い中で,まだ咲いているものがあった。


 チングルマの綿毛は,羽毛のような繊細な構造だ。


 ショウジョウバカマもまだ咲いているものがあった。


 今日見た中で最大のハクサンコザクラの群落


 やはり,最盛期を過ぎて,痛みのある花が多い。


 花はもちろんきれいだが,鋸歯のある葉も可愛い。


 ウラジロヨウラク
 帰路では,足の痛みが出ないよう,ゆっくりと下って来たが,駒の小屋から水場まで1時間,その後駐車場まで更に1時間15分かかった。
 注意して歩いたおかげで,足の痛みは出ないで下山することができた。



 駐車場の車は半分ほどに減っていた。


 アルザ尾瀬の郷で汗を流し,隣の食事処で生ビールを飲んだ。今日は,車中泊ができるよう準備をしてきていた。
 早い時間に下山できれば,車中泊をせずに帰宅することも考えたのだが,今日は特に暑く,汗もたくさんかいたので,どうしてもビールが飲みたかった。
 尾瀬の郷の駐車場に停めた車の中で一晩明かした。車の中は,夕刻は暑かったのだが,午前0時を過ぎる頃から寒くなり,持ってきたシェラフの中に潜り込んだ。
 午前3時頃から雨が降り出し,一時はかなり強く降った。午前4時前に起きだし,身支度を調えて,帰宅の途についた。
 帰路は高速道は使わずに,上三依から鬼怒川温泉に抜けて,宇都宮に向かった。

 会津駒ヶ岳は,私の大好きな山の一つだ。自宅から日帰りで登ることができ,好天を選んで登ることができる。簡単には登らせてくれない山なのだが,そこがまた良い。登れば,十分すぎる達成感があり,満足感に浸れる山だ。また,ここに登ることで,自分の体力の状態を知ることもできる,物差しのような山でもあるのだ。

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