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小 田 代 原

2016年(平成28年) 9月1日(木)


コース・タイム
 宇都宮(8:10) ⇒ 赤沼駐車場(9:35)
  駐車場(9:45) → 南戦場展望台(10:22-35) → 小田代展望台(10:56-11:35) → ハリギリ広場(12:15-昼食-48) → 駐車場(13:45)
 赤沼駐車場(13:55) ⇒ 宇都宮(15:25)

同行者
 妻

 8月30日に 台風 が通り過ぎ,31日,9月1日と良い天気の予報が出た。単独で 白馬 にでも登ろうかと思っていたのだが,今年の大雪渓は雪が少なく,大きな割れ目ができて 通行が危険となったため,安全なルートが確保されるまで 通行止め になってしまった。
 燕岳 も考えたのだが,中房温泉までの道路がこれも 一部で通行止め になっているらしい。
 ということで,妻と 奥日光 に行くことにした。この時期の奥日光には,今まであまり行ってなかったので,楽しみだ。
 良い天気だが,平日でもあり, 赤沼駐車場 は混雑してはいなかった。背後には 男体山 が聳えている。


 知らない人も少なくないのだが,赤沼駐車場から 奥白根山の山頂 が見える。戦場ヶ原から奥白根山の山頂が見える場所は多くはない。


 赤沼茶屋

 湯川赤沼橋


 ミズナラ の林の中を 小田代原 に向かう。陽射しをちょうど良いくらいに遮ってくれるので,暑くはなく爽やかだ。


 途中で  しゃくなげ橋 から 小田代原 に向かう道に合流する。駐車場と小田代原のほぼ中間点。


 この時期に目立つ花は, アキノキリンソウ だ。


 黄色い小さな花が集まって付いている。


 白根隠山 が見えた。この稜線を右に辿ったところが 前白根山 だ。


 小田代原 の後ろには, 外山 とそこから 南に延びる尾根 が広がっている。この尾根の先端が 弓張り峠 だ。


 小田代原のバス停に 新しいトイレ が完成していた。


 男性用


 女性用


 身障者用

 小田代展望台 のベンチでコーヒータイム。


 展望台から,時計回りに小田代原を半周   貴婦人 の背後は 太郎山  もうじき,草紅葉のグラデーションで彩られる。


 コオニユリ

 トモエソウ


 ホザキシモツケ は最盛期を過ぎていたが,まだ咲き残っている花も見られた。


 アキノウナギツカミ  面白い名前だが,茎を触ってみるとその意味が分かる。


 マユミ の実が色づき始めた。

 試験管ブラシのような サラシナショウマ の花



 ハリギリ広場 のベンチで昼食にした。通っていく人も殆どなく,戦場ヶ原にしては珍しく静かな時を過 ごすことができた。

 30分ほど居て,腰を上げた。木道脇の湿原には ウメバチソウ が咲いていた。


 エゾリンドウ は鮮やかな青紫色だが,花は大きく開かない。


 これは リンドウ  色は薄く,茎は直立しないことが多い。


 静かだったのはそれまでで, 小学生の団体 がやってきて静寂は一気に破られた。すれ違う児童たちは,木道いっぱいに広がって歩い ているが,引率者は 「片側によりなさいよー」 と形ばかりの指示をするだけで,そのまま通り過ぎる。確かに,ユニバーサル歩道になっ てから,小学生団体の歩くマナーは悪くなった。
 また,すれ違う時に 「こんにちは!」 とあいさつされるのだが,これも迷惑の一つだ。せめて普通の声の大きさであいさつする のならば良いのだが,引率者が 「大きな声であいさつしなさい」 などと 要らない指示 をするものだから,児童たちは精一杯の声を張り上げて 「こんにちは!」 と絶叫する。賑わいが好きな人もいるのだろうが,この時期の戦場ヶ原には静寂がふさわ しい。


 混雑 から逃げるように足早で駐車場に戻ってきた。駐車場には,小学生たちを載せてきたと思 われる大型バスが数台止まっていた。小学生たちは, 修学旅行として奥日光を訪れている のだという。

 駐車場で身支度を解き帰途に就いた。温泉に入りたかったのだが,「やしおの湯」は木曜 日は定休日だ。
 今日は好天に恵まれ,(一部を除いて)静かな奥日光を味わうことができ満足だった。

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