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小 田 代 原

2016年(平成28年) 9月27日(火)


コース・タイム
 宇都宮(8:05) ⇒ 赤沼駐車場(9:23)
  赤沼(9:36) → ハリギリ広場(10:56-11:35) → 小田代展望台(12:18-13:00) → 赤沼(14:03)
 赤沼駐車場(14:09) ⇒ 大江戸温泉霧降(15:00)
 (翌日) 大江戸温泉霧降(8:43) ⇒ ロマンチック村(9:27-10:00) ⇒ 自宅(10:25)

同行者
 妻

 そろそろ, 小田代原の草モミジ が始まっているだろうということで, 戦場ヶ原から小田代原 を歩いてきた。前回9月1日にも同じコースを歩いたのだが,戦場ヶ原で小学生の団体に 会い,その騒々しさに嫌気が差したのを教訓として,今日はその時の逆コースを歩くことにした。
 平日なので 赤沼駐車場 に停まっている車は少なかった。


 早速身支度をして歩き出した。この時間では,まだ小学生の団体は姿を見せていない。
 奥白根山の頂上 が見えた。


 小田代方面への分岐を右に折れて, 戦場ヶ原自然研究路 に入る。 入口の所の水はけが悪く,何時も ぬかるんでいる  自然研究路は全て木道が設置され,靴を汚す場所は唯一ここだけだ。

 サクラ の紅葉は早い。サクラは葉の散るのも早い


 戦場ヶ原 の向こうに 男体山  今日は空気が澄んでいるので,山頂が近くに見える。


 「ワタスゲデッキ」 で写真を撮っていた若いカップルに声をかけた。まず,二人の写真を撮ってあげてから, 「どこから来ましたか」 と聞いたところ,直ぐには返事が返ってこなかった。 日本人ではない ことが分かったので, 英語で聞き直そうとしたところ, 「台湾です」 と答えてくれた。私たちの写真も撮ってくれるというので撮って貰った。良い記念になっ た。


 木道 は所々日陰になり,快適な散歩道だ。


 草モミジは 小田代原 が有名だが, 戦場ヶ原の草モミジ もきれいだ。正面中央は 太郎山


 空気が澄んでいるので, 空の青色が濃い。 黄色になりつつある ダケカンバ の葉と 白い雲 どれもがみな輝いている。


 足元に, ミズナラの芽生え があった。ドングリから芽を出したばかりの赤ちゃんだ。これが,運が良ければ数十年後 には大木になる。


 ハリギリ広場 で湯を沸かし,コーヒータイムにした。ベンチで休憩中に,湯滝の方から 小学生の団体 がやってきた。ガイドが先導する少人数のグループで,立ち止まってはガイドが何やら説 明をしている。
 少しすると,赤沼の方からも別の小学生の団体がやってきた。こちらは,教師(添乗員?) が先導する多人数グループだ。ただ歩くだけで通り過ぎていった。
 今日のコース取りは正解だったようだ。私たちは,これから直ぐに右に折れ,小田代原 に向かうので,赤沼駐車場の近くに戻るまで,小学生の団体とは会わないだろう。
 小田代原 に着いた。北分岐から反時計回りに小田代原を一周することにした。カラマツ林の向こう に 男体山 が見える。このカラマツ林はまだ緑色だが,やがて黄葉し,「金屏風」になる。


 小田代原展望台 で昼食にした。ベンチに腰を下ろし,バーナーで湯を沸かし,ミニカップ麺を食べた。こ こは,「展望台」と言っても特別に高くなっている場所ではない。先日も,他のハイカーから 「展望台 はどこですか?」と聞かれたが,案内標識に「展望台」と書かれているのだから,高いところと思い込 んでも仕方ない。
 小田代原の草紅葉 は,グラデーションがきれいだ。日光自然博物館発行の 「日光の花325」 に, 「小田代原の草もみじ」 という項目があり,種類と色が書かれている。それに依れば,
 ヤ マ ア ワ → 白
 ノ ガ リ ヤ ス → うす紫
 ヤ マ ヌ カ ボ → うす紫
 エ ゾ ヌ カ ボ → ピンク
 ホザキシモツケ → 深紅


 小田代原に佇むシンボルツリー 「貴婦人」  最近,寄る年波のため,痛みが目立ち始めた。倒れてしまうのは,意外と早いかも知れ ない。


 赤紫のガラス玉のような実は, マイヅルソウ の実だ。

  赤沼駐車場 に戻ってきた。大型バスが20台以上停まっていた。全部が小学生の団体ではないようだ が,一緒にならなくて良かった。


 今日の宿は, 大江戸温泉物語日光霧降 だ。赤沼駐車場から約50分かかった。この宿は,料金の割には料理が美味しく,私たち のお気に入りの宿の一つだ。霧降という名前の通り, 夕方から深い霧に包まれた が,霧は夜半には上がった

 5時5分  東の空が明るくなってきた。南東の空には細い月が輝いていた。


 コンパクトデジカメを,最大望遠にして 細い月 を捕らえた。この月は更に細くなり,10月1日には 新月 になる。


 5時25分  東の雲が黄金色に輝いた。


 朝焼けは,頭の真上の方まで広がっていた。


 太陽が顔を出したのは 5時36分  日が登ると,朝焼けは姿を消す。


 朝風呂から戻るとき, 赤薙山 の山肌が朝日を受けて赤く染まっていた。カメラを取りに部屋に戻っている間に太陽は雲 に隠れてしまった。



 帰路, 道の駅「宇都宮ロマチック村」 に寄って野菜などを買って帰った。 粒の大きな栗 が美味しそうだったので買って帰り, 渋皮煮 を作った。妻に教えを受けながら,何とか自分でやることができた。最初のゆで時間が長 すぎたのか,破裂してしまったものもあり,なかなかうまくいかなかった。次回にはもう少し上手に 作ろう。

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