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古賀志山 ・ 赤岩山

2016年(平成28年) 11月10日(木)


コース・タイム
 自宅(8:25) ⇒ 赤川ダム駐車場(8:50)
  駐車場(8:50) → 釣り堀(9:02) → 東尾根東端(9:17) → 東稜見晴(10:15-24) → 山頂(10:30) → 御嶽山(10:50-55) → 中岩(11:21) → 二尊岩(11:39) → 赤岩山(11:50-昼食-12:15) → 大日堂(12:43) → 林道背中当線(12:54) → 林道古賀志線 → 林道芝山線(13:42) → 駐車場(14:08)
 赤川ダム駐車場(14:15) ⇒ 自宅(14:40)

同行者
 単独

 恒例の 燕岳登山 を控えて,足慣らしに 古賀志山 に登ってきた。10月に尾瀬に行った後,風邪を引いてしまい,2週間以上もゴロゴロし てしまった。足も身体も鈍っているので,目覚めさせなければならない。少し長距離を歩こうと, 赤岩山 まで往復することにした。
 赤川ダム に向かう道路から, 古賀志山 とその左奥に 男体山 ,更にその左には雪を被った 奥白根山 が見えた。「晴れ」の天気予報の割には雲の広がった空模様だが,見通しは良い。


 人気の 古賀志山 も,さすがにこの時期の平日には登山者は少ない。駐車場は閑散としている。


 森林公園 は,紅葉が進み,きれいなグラデーションが見られる。


 赤川ダム は,まだ水位を下げたままだ。水害の復旧工事がまだ完了していないらしい。


 釣り堀 の橋を渡ったところから, 東尾根の東端 に登った。頂上近くに大きな岩があり,その上が 展望台 になっていたのだが,周囲の樹木が伸びてしまい,見晴らしは悪くなってしまった。


 アブラツツジ は,実が房状に垂れ下がるのが特徴だ。


 ここは真っ赤に紅葉した アブラツツジ がトンネルを作るところなのだが,今年はまだ緑色の葉も残り,紅葉の見頃はこれからら しい。


 紅葉の色が悪い


 途中に,幹がS字型に曲がり,腰掛けのようだったので,私が勝手に 「天狗の腰掛け」 と名付けた リョウブ の木があった。前回(3月13日)に来た時には無事だったのだが,途中で折れてしまっ ていた。


 このコースには カエデ の木は少ないが,何本かが真っ赤に紅葉していた。


 見晴らし直下の岩場に 新しいクサリ が設置されていた。もちろん私はクサリは使わないで登り降りする。


 東稜見晴らし に着いた。1時間25分かかった。病み上がりとしてはまあまあのタイムだ。地表近くの 靄の上に 筑波山,加波山 が浮かんでいた。


 右方に目をやると, 太平山 から 晃石山  馬不入山 の姿が見えた。


 古賀志山頂 を通り越し,いつもの岩場に登ると北西方が見渡せる。雪を被った 奥白根山 が見えた。


 北方には,伐採地を通して 高原山 が見える。


 御嶽山 には,山名板が設置されていた。


 頂上が平に見える山は 黒檜山(赤城山)


 更にその左には 八ヶ岳連山


 奥秩父の山


 御岳山頂 から少し西に進んだところに,大きな岩のテラスがある。ここからは南方の見晴らしが良 い。ここから,霞んではいるが 富士山 の姿を確認できた。


 更に西に進む。ここから 赤岩山 までは痩せた尾根を進むことになる。岩場も何カ所かあり,クサリが下がっている。クサ リを使わずに三点確保で登るのに丁度良い岩場だ。


 途中で振り返って 御岳山 を眺めた。


 途中にある 「中岩」 から 赤岩山 を望んだ。屋根のように見えるのは, パラグライダーのプラットホーム だ。山頂はその少し先にある。


 大きな岩が2本立っている。 「二尊岩」 という。


 ホッと緊張が解ける道。


 赤岩山山頂  少し戻って,開けた場所で昼食にした。


 今日は風も穏やかで,何機かの パラグライダー が飛んでいた。


 私は高いところが大好きなので,もう少し若かったら私もやっていたかもしれない。


 以前使われていた パラグライダープラットホーム の残骸。現在はこの少し下に新しいプラットホームが作られ,そこが使われている。


 今日は, 赤岩山 から 籠岩 を通って 西登山口 に降り,再び富士見峠に登り返して帰るつもりだったのだが,久しぶりの山歩きで疲れて しまったので,このまま南に降り, 車道を通って帰る ことにした。赤岩山の手前の鞍部からジグザグ 道を降って 大日窟 に出た。


 洞窟の中に祠が祀ってある。


 大日窟 の直ぐ下にはお堂が建てられ, 大日如来 が祀られていた。大きな石像で,かなりの重さがあるのだろうが,ここまで運び上げた信 仰心には頭が下がる。ここから麓まではまだかなりの距離がある。


 やっとのことで登山口の 林道背中当線 に出た。


 林道背中当線 は一般車は規制されているが,舗装された道だ。


 林道古賀志線 の中程に古賀志山への 南登山口 がある。この先に車止めのゲートがあり,ここで休憩にした。足元に ツルリンドウ の赤い実がなっていた。ツルリンドウは比較的高い山に生育すると思っていたので,この ような里山にあることにおどろいた。


 林道古賀志線 から, 林道芝山線 に出た。ここにも車止めのバリケードがある。 林道芝山線 は, ジャパンカップ自転車レース が行われる場所で,路面に書かれた応援メッセージもまだ跡が残っていた。


 赤岩山の登山口 から 古賀志山南登山口 までだらだらと110m登る。その後は駐車場まで175m降るのだが,前半の登りが辛 かった。距離は4.3kmで,1時間15分かかった。一般的な速さだったと思う。



 やはり,しばらく山歩きから遠ざかっていたので,足の筋肉が弱音を吐き始めた 赤岩山 からの下りでは,膝も痛み出したが,平地歩きになって痛みは消えた。今日は良いトレー ニングになった。
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