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大 菩 薩 嶺

2017年(平成29年) 1月17日(火)



コース・タイム
 宇都宮(3:40) ⇒ 談合坂SA(5:13-朝食-6:00) ⇒ 勝沼IC(6:23) ⇒ 丸川峠分岐駐車場(6:47)
  駐車場(7:12) → 丸川荘(9:22-37) → 大菩薩嶺(11:33-44) → 雷岩(11:56-昼食-12:24) → 大菩薩峠(13:19-23) → 上日川峠(14:27-41) → 駐車場(16:23)
 丸川峠分岐駐車場(16:42) ⇒ 宇都宮(19:52)

同行者
 forestさん,Dさん

 大菩薩嶺 は以前から登ってみたいと思いながら,機会がなくてまだ登ったことはない。そこへ, forestさん から誘いがかかった。冬期は,車道が冬期閉鎖になり, 丸川峠分岐にある駐車場の先でゲートが閉じられる。 そのため,行程が長くなり,丸川峠から大菩薩嶺,大菩薩峠を通って一周すると 約13km になる。駐車場の標高が 1030m で山頂が 2056.9m だから 1000m 以上の標高差がある。さらに雪道になるので,私の足では一周するのに 8時間以上 かかる。
 8時には行動開始ができるよう, 7時30分に駐車場集合 となり,宇都宮の自宅を3時40分に出発した。北関東道の壬生ICから高速道に乗り, 東北道から圏央道を通って八王子から中央道に入った。 談合坂SA で休憩し朝食を取った。

 談合坂SAのフードコート  さすがに客はまばら。


 勝沼IC で高速道を降り,登山口に向かった。
 丸川峠分岐の駐車場 に着いた。途中の路面に雪は無かったが,駐車場には雪が残っていた。程なく forestさん も友人の Dさん と一緒に到着した。今日はこの3人で歩く。

 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ  トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット  その上にラテラの DUALUXジャケット を着た。頭にはニット帽を被り, チェーンアイゼン をザックに入れた。靴は夏用の TECNICA ACONCAGUA-GTX  ストック は1本をザックに取り付け,1本を手に持ってスタートした。
 身支度をして歩き出したのは7時12分。予定より早くスタートできた。


 作業道から分かれ, 登山道 に入る。


 間もなく 尾根 に出る。この尾根を詰めて 丸川峠 に出る。


 この尾根には 痩せたところ が何カ所かある。トレースがしっかりしているので,踏み跡を外さなければ足をとられる ことはない。


 丸川峠 まで 640m ほど登らなければならない。スローペースで登ったが,かなり汗をかいた。


 丸川峠 に近づくと積雪量が増える。

 丸川峠にある 丸川荘  週末には営業するようだが,今日は無人だ。


 ザックの横に付けていた スポーツ飲料 が低温のため凍り始めた。 2013年1月 奥日光高山 以来だ。この時は日中の気温が 氷点下8℃ だったので,今日もそのくらい下がっているようだ。
 丸川峠から見た 富士山  ここまで来る途中でも,木の枝越しに見えてはいたのだが,ここで初めてきれいに見え た。


 丸川峠を後にして 大菩薩嶺 に向かう。ここで安全のため チェーンアイゼン を着けた。気温が低く,雪を踏むと キュッキュッ と鳴く。


 傾斜が緩くなると 山頂 は近い。


 大菩薩嶺山頂 は,樹林に囲まれ展望はない。


 帰宅後に写真をチェックしていて分かったのだが,ピンボケ写真が多 くあった。特に,望遠にして撮った写真はほぼ全滅だった。原因はよく分からないが,低温のために ピント合わせ機構が正常に動作しなかったのかも知れない。でも,撮影時には,ピントが合ったこと を示す「ピピッ」という音が聞こえていた。
 低温では,バッテリーの能力が大きく下がるので,予備バッテリーを胸ポケットに入れ て暖めておき,途中で交換した。
 山頂から少し進むと 雷岩 に出る。一気に見晴らしが良くなり,正面に 富士山 が姿を現す。山頂に懸かっている雲は今日一日取れることはなかった。眼下の水面は,上 日川ダムによって作られた 大菩薩湖


 雲は多めだが,風も弱く 良い天気 だ。


 雷岩  雷岩を越えたところで腰を下ろし昼食にした。


 眼下には 甲州市(塩山) が広がっている。


 この鞍部が さいの河原  非難小屋が見える。


 昼食を終えて斜面を降り, さいの河原 に向かう。


 さいの河原 を過ぎて登ったピークが 親不知ノ頭   上空の雲が増えてきた。


 眼下に 大菩薩峠   建物は 「介山荘」


 大菩薩峠


 方位盤


 正面に 鷹巣山  雲取山はこの連山の左奥になる。


 新宿の高層ビル群 が見えた。さらにこの左には, スカイツリー らしい姿も見えたのだが,望遠で撮った写真はピンボケで使えなかった。雲の下を自衛隊 のツインローターヘリが飛んでいる。


 大菩薩峠記念


 山小屋  介山荘  ここで縦走路を外れ下山する。


 駐車場目指して, 長い帰途 に就いた。駐車場まで 約3時間 かかる。



 福ちゃん荘


 ロッジ長兵衛

 日当たりの良い南斜面では, 雪は少ない


 千石茶屋



 千石茶屋からは車道歩き になる。16時を廻ると,日も傾き,影が長くなる。


 駐車場に戻ってきた。一周するのに 9時間10分 かかった。
 私は,膝の痛みが出ることもなく無事に歩いてこられた。下りでは両膝に サポーター を着けたが,それが良かったのかも知れない。今日履いた靴が夏用の TECNICA だったこともあるのだろう。何より軽量で,冬用の ZAMBELON PERMO  より,片方で400gも軽い。駐車場の車は2台だけになっていた。


 今日出会った登山者は,駐車場で一緒だった 2人連れ と,昼食を食べているときに追い抜いていった 単独行者 ,その後にすれ違った 2人連れ の合計 5人 だった。
 自宅から登山口まで自動車で3時間,そのあと9時間 の登山を終えて,再び3時間かけて自宅まで戻った。 宇都宮から大菩薩嶺の日帰りができる なんて,昔は考えられなかった。 これも高速道路網のおかげだ。疲れたが楽しい山歩きだった。 forestさん,またお願いします。
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