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古 賀 志 山

2017年(平成29年) 3月29日(水)


コース・タイム
 自宅(8:00) ⇒ 赤川ダム駐車場(8:27)
  駐車場(8:40) → 東稜見晴(10:06-21) → 御嶽山(10:45-昼食-11:22) → 不動滝(12:00) → 南登山口(12:33) → 展望台(13:02) → 駐車場(13:16)
 赤川ダム駐車場(13:23) ⇒ 自宅(13:47)

同行者
 キクさん

 今日は,キクさんと 谷川岳 に登るはずだった。ところが,この時期にしては珍しい大雪が降り,那須岳では痛ましい 雪崩事故 が発生した。那須岳ほどではないが,谷川岳にも降雪があり, 天神平 では新雪が15cmほど積もった。 天神尾根 は雪崩に関しては比較的安全なコースなのだが,中止することにした。トレースが安定す る頃を見計らって再度挑戦する。
 せっかくの良い天気なので,キクさんと 古賀志山 を歩いてくることにした。古賀志山も認知度が上がり,休日には満車に近い状態になる 赤川ダム駐車場 も,今日は平日なので,車はまばらだ。


 北登山道 を富士見峠に向かった。 水害で傷んだ登山道 も,修復は進んでいない。

 水場 から更に登ると, ベンチのある広場 に着く。ここから右に登って 中尾根 に行くこともできる。

 富士見峠方向に更に登ったところで,富士見峠に登る登山道から分かれ, 正面の谷に入る  この谷を詰めて,直接に東稜見晴の手前に登る。富士見峠に登る道は,ここから右に折 れていく。数日前に降った雪が残っていた。


 カタクリ が蕾を着けていたが,今日歩いたコースでは咲いているものには会えなかった。頂上で会 った人の話によると,他の場所では咲いているものもあったらしい。


 東稜尾根 を目指して登っていく。雪は残っているが,凍結しているわけではなく,歩くのに問題は ない。


 東稜見晴 に着いた。霞んでいて遠くは見えない。 筑波山 もかろうじて確認できる程度だ。


 古賀志山頂  ベンチがたくさん作られたが,これでも休日などは満員になってしまう。


 山頂から少し西に進んだところに露岩があり,北方,西方がよく見える。ここから見る 日光連山 は絶景なのだが,今日は雲が多く, 男体山 も頂上付近は雲に隠れている。


 高原山 も霞んでいる。


 御嶽山 は,古賀志山主稜線のほぼ中央にあるピークで,元々地元ではここを 「頂上」 と呼んでいた。ここが 「御嶽山」 と呼ばれる所以は,幕末期の弘化四年(1842)に古賀志村「中組」「下組」の氏子たち が,この頂上に 木曽御嶽山 を勧請したことに由来する。(池田正夫著「古賀志の里歳時記」)従って,この頂上は 「御嶽山」であって「御岳山」と書くのは誤りだと,池田氏の著書は言っている。


 御嶽山の少し先に 見晴らしの良いテラス がある。そこで早めの昼食を摂った。ゆっくりと休んでから,戻って再び御嶽山を過ぎ, 滝神社方向 に降った。


 日陰と言うこともあって, 雪がかなり残っていた  凍結はしていなかったので,危険を感じるほどではなかった。


 不動滝の岩壁 では,いくつかのグループが岩登りのトレーニングをしていた。ここにはいろいろな難度 のルートが設定されていて, トレーニングゲレンデ になっている。


 不動滝から, 主稜線の中腹を巻くルート を進んだ。 猪落としコース とと交わるところに大きな 岩穴 がある。ここで ヒカリゴケ を見ることができる。


 ヒカリゴケ は自分から発光しているわけではなく,体表の細胞がレンズ状になっており, 外光を反射して光って見える  ヒカリゴケは,奥日光など標高の高いところに多く見られるが,古賀志山のような標高 の低いところでは珍しい。


 更に 巻き道 を進んだ。暖かで,眠くなるような時間だった。


 南登山口 へ降りた。

 車道を少し降ってから右の トリムコース 方向に入った。途中には 展望台 が作られていた。


 展望台から眺めた 赤川ダム  残念ながら,手前の木が伸びすぎ見晴らしはあまり良くない。


 ダムサイトから見た 古賀志山


 駐車場 に戻ってきた。車がかなり増えていた。


 のんびりと,楽しいハイキングができた。 古賀志山 は,身近にありすぎてその良さを見逃しているが,改めて良さが分かった。
 キクさんとは,来週にでも谷川岳に行こうと約束して別れた。

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