西 ノ 湖

期日 2017年(平成29年) 5月16日(火)
 


コース・タイム
 宇都宮(6:50) ⇒ 竜頭の滝P(8:00)
  竜頭の滝(8:15) → 栃窪(9:32-40) → 熊窪(10:05) → 千手ヶ浜(10:22-36) → 西の湖(11:15-41) →
                                        → 西の湖入口(12:03-15) ⇒ 石楠花橋(12:33) → 駐車場(12:55)
 竜頭の滝P(13:05) ⇒ やしおの湯(13:30-14:25) ⇒ 宇都宮(15:15)

同行者
   チコ

 菖蒲が浜と千手ヶ浜間の遊歩道(通称「赤岩コース」)を最初に歩いたのは,50年以上も前の学生時代だ。1963年秋千手ヶ浜から菖蒲が浜に向かって歩いた。記憶は定かではないのだが,湖岸コースと,高所を巻く赤岩コースがあって,その時は赤岩コースを歩いた。次にこのコースを歩いたのは,35年後の1998年9月に,菖蒲が浜から千手ヶ浜に歩いた。この時には既に遊歩道として整備され,赤岩を回るコースに統一され,湖岸を歩くルートはなかった。
 この時以来,このコースが好きになり,毎年あるいは年に数回このコースを歩いている。
栃窪浜に,湖面に向かって大きく枝を張り出しているオオヤマザクラの木がある。初めてこの花の満開の出会えたのは,2003年5月10日だった。それ以来,満開のオオタマザクラに会おうとして毎年のように出かけていたのだが,なかなか満開には出会えなかった。このオオヤマザクラが満開になるのは概ね5月10日頃なのだが,その年の気温などによって,前後に最大1週間ほどずれる。週末ハイカーの身としては,なかなかタイミングを捕らえるのは難しかった。仕事をリタイアした一昨年からは,満開に出会うことができるようになった。今年は,いろいろな花の開花が遅れ気味ということで,ネットの情報などを参考に,もちろん天気予報も調べて,5月16日に出かけた。
 昨日まで天気が不安定で,昨夜も雨が降った。宇都宮を出発する頃は,まだ上空は厚い雲で覆われていた。日光道路を走り,日光に近づくに従い,雲が切れ,青空が見えてきた。いろは坂では再び上空に雲がかかり,明智平付近では,霧に覆われた。明智トンネルを出ると,青空が広がったが,奥に見える奥白根山の頂には雲がかかっていた。

 それほど早い時刻でもないのだが,さすがに,シーズンオフの平日だ,駐車場は閑散としている。



 「憩いの家」の前にあるサクラ(たぶんオオヤマザクラ)が満開だ。このサクラと栃窪のオオヤマザクラは,ほぼ同時に花を咲かせる。ということで,栃窪のオオヤマザクラも満開の可能性が強くなってきた。


 遊歩道の入口にもサクラの樹がある。今日は,この樹も花をつけていた。


 バイケイソウが葉を広げていた。バイケイソウは有毒なので気を付けなければならない。新芽を,山菜の「ウルイ」と間違えて食べるという事故が起こっているという。


 足元に白い花が咲いていた。これはニリンソウだ。


 「北の国から」「優しい時間」に続く倉本聰脚本による“富良野3部作”の最終章となるTVドラマ「風のガーデン」で,中井貴一演じる末期癌の主人公が,自分が生きた証として,停めていたキャンピングカーの周りにエゾエンゴサクを植えるシーンがあった。主人公が亡くなり,キャンピングカーも移動されたが,キャンピングカーの有った場所に,その形を残してエゾエンゴサクが咲き乱れている場面で物語が終了する。これはその近縁種のヤマエンゴサク


 タチツボスミレ


 トウゴクミツバツツジ


 ハウチワカエデ


 ワチガイソウ


 遊歩道


 中禅寺湖の対岸に黒檜岳が見える。


 千手ヶ浜では,新しい遊覧船の造船が始まっている。


 アカヤシオは殆ど散ってしまっていたが,この木にはたくさん残っていた。


 栃窪平では,木々の芽吹きが始まり,新緑へと姿を変えつつあった。


 栃窪浜のオオヤマザクラ 今年も満開で迎えてくれた。


 花びらは,まだ,殆ど散っていない。


 この木の下で,幾度記念写真を撮ったことだろう。


 撮影中


 青空を背景に


 逆光で


 オオヤマザクラの全体の姿。 湖畔に向かって傾いており,強風などで倒れないか心配だ。


 栃窪を後に熊窪に向かった。 熊窪手前の岬はシロヤシオの名所なのだが,まだ蕾。蕾の数は多いので,期待できる。


 熊窪浜 中禅寺湖の水位はかなり下がっている。


 熊窪にもオオヤマザクラの木がある。この木は散り始めていた。


 千手ヶ浜に着いた。千手ヶ浜では新しい遊覧船の建設が始まっていた。いくつかのブロックに分けて運ばれ,ここで組み立てている。中禅寺湖は国立公園なので,どこでも自由に工事ができるわけではない。千手ヶ浜には,以前より「造船所」として許可された場所があり,今までにも,老朽化した遊覧船の解体などが行われていた。


 後部から覗くと,中央が空洞になっている。新しい遊覧船は双胴船だ。


 千手ヶ浜から見る男体山の姿は均整が取れていて美しい。


 千手ヶ浜バス停でトイレを済ませ,西ノ湖に向かった。途中に異様なものが置かれていた。「イノシシ用の罠」という説明があった。もともと奥日光にイノシシはいなかったのだが,最近になって増えてきた。これも温暖化の影響なのだろうか。


 千手の森遊歩道は,いつ来ても心の安まる,私の好きな場所だ。ミズナラ林は芽吹き前で,まだ冬の姿だ。


 足元にコミヤマカタバミが咲いていた。


 西ノ湖に行くための吊り橋。下の流れは柳沢川


 西ノ湖は,水位の変化の大きい湖水だ。昨年は,雪が少なかったためか特に少なかったのだが,今年も,それと同じくらいに少ない。


 西ノ湖で昼食を食べ,西ノ湖歩道を,「西ノ湖入口」のバス停に向かった。カラマツが芽吹き始めた。


 低公害バスで石楠花橋まで行き,湯川沿いに駐車場に戻った。竜頭の滝のオオヤマザクラも咲いていた。


 駐車場に戻った。車が少し増えていた。
 帰路のいろは坂は,渋滞こそしてはいなかったが,この時期には珍しく低速の連続走行だった。
 
やしおの湯によって汗を流して帰宅した。
 静かな奥日光で,念願のオオヤマザクラの花にも会えて満足の一日だった。



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