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 西 ノ 湖

2018年(平成30年) 5月11日(金)



コース・タイム
 自宅(7:50) ⇒ 竜頭の滝駐車場(9:10)
  駐車場(9:30) → 休憩(10:05-18) → 栃窪(10:55-11:08) → 千手ヶ浜(11:53-12:00) → 西ノ湖(12:50-昼食-13:55) → 西ノ湖入口(14:20-54) ⇒(低公害バス)⇒ 石楠花橋(15:10) → 駐車場(15:30)
 竜頭の滝駐車場(15:40) ⇒ やしおの湯(16:07-17:00) ⇒ 自宅(17:55) 

同行者
 妻

 毎年この時期に, 菖蒲が浜 から 中禅寺湖北岸遊歩道 を歩いて, 西ノ湖 に行っている。主な狙いは, 栃窪浜のオオヤマザクラ なのだが,仮に開花に合わなくても, トウゴクミツバツツジ など,他の花も十分に楽しむことができる。更に,千手ヶ浜のクリンソウはまだ咲かない ので,比較的 静かな山歩き を楽しむことができる。
 今年は,いろいろな花の開花時期が早まっているというので,もう少し早い時期に行き たかったのだが,いろいろあって今日になってしまった。
 今日は,朝から良い天気で, 日光市細尾交差点 の正面には,一昨日降った雪で ナギ(雨裂) の白さを増した 男体山 が見えた。


 第二明智トンネル を出たところからは,真っ白に化粧直しした 奥白根山 が見えた。


 中禅寺湖畔 まで来ると,対岸に見える 社山 の姿がきれいだ。


 宇都宮から約1時間で 竜頭の滝駐車場 に到着した。今日は既に大型バスが数台停まっていた。首都圏の 小学生の修学旅行 が始まったようだ。
 早速,身支度をして出発した。車の車外温度計は 14℃ を示している。予想していたより暖かい。


 いつもの場所から 竜頭の滝 を眺めた。


 遊歩道の入り口まで舗装道路を歩く。道ばたに ミヤマウグイスカグラ の赤い花が咲いていた。


 遊歩道に入ると,廃止したスキー場の脇に ヤマエンゴサク が咲いていた。花の形は ムラサキケマン に似ているが,葉の形が違うので区別できる。


 バイケイソウ も大きくなっていた。私は奥日光で コバイケイソウ を見たことはない。見たのは全て バイケイソウ だ。


 イチリンソウ ニリンソウ は葉の形で見分けることができる。これは,一輪しか咲いていないが ニリンソウ だ。


 タチツボスミレ  生えている場所によって,花の色や大きさに大きな違いがある。


 湖畔の遊歩道 は,まだ葉が大きくなっていないので,地面まで陽光が降り注ぐ。私の大好きな場所の一 つ。


 この赤い花は ハウチワカエデ の花。吹く風で花が揺れるので,花にピントを合わせるのが難しい(いい訳)


 トウゴクミツバツツジ が満開だった。


 個々の花もかわいい。 トウゴクミツバツツジ は, ミツバツツジ の高山型。 ミツバツツジ は雄しべが5本で, トウゴクミツバツツジ は雄しべが10本ある。花だけでなく,ピンと立ち,外に丸まった3枚の葉もかわいい。


 これは アサノハカエデ   確かに葉が 麻の葉 に似ている。


 これは喉のところの黒い部分が横まで伸びているので,多分 ヒガラ  コガラ もたくさん飛び回っていたが,動きが速くて写真には捉えられなかった。


 赤岩 の木製階段から振り返って 中禅寺湖 を見た。今日は,波も無く穏やかだ。


 オオカメノキ


 栃窪浜  オオヤマザクラのピンクが見えない。


 オオヤマザクラ の花は終わってしまった。


 僅か数輪だが,散らずに残っていた。


 トチノキ の冬芽が割れて,葉を広げ始めた。


 気の早い シロヤシオ の株が花を開かせていた。他の株はまだほとんどが蕾の状態だ。


 見事な トウゴクミツバツツジ だ。


 まだ蕾の残っている株もあった。


 キビタキ は喉から胸にかけての黄色が鮮やかだ。きれいな鳥に出会うとうれしくなる。


 千手ヶ浜 から 男体山 を見る。男体山のこの形も好きだ。


 バス停のトイレで用を済ませ, 西ノ湖 に向かった。 足下に フデリンドウ が咲いていた。 フデリンドウ は,いわゆる高山植物ではないが, タテヤマリンドウ の平地型で,花の喉のところの模様が似ている。


 アカゲラ が飛んできて,遠くの木に止まった。カメラのズームレンズを最大望遠にしてやっと撮影 できた。手持ち撮影ではこれが限界。


 カラマツ の幹に ビニルテープ のようなものが巻き付けてある。数年前から気になってはいたのだが異様な光景だ。


 その理由を説明する説明書きが取り付けてあった。 やはり, クマ シカ による 剥皮被害 を防止するためだった。 自然景観のためには,無い方がいいのだが,仕方の無いことだ。

 吊り橋 の下の河原に生えていた若木がずいぶん大きくなってきた。自信は無いのだが, ヤマハンノキ だと思う


 ヤマハンノキ が葉を広げ始めた。


 西ノ湖 に着いた。西ノ湖は,水位の変化が大きい湖なのだが,雪解けのこの時期は水量が多い。 西ヶ浜 まで行きたかったのだが, 関係者以外立ち入り禁止 という表示が出ていたので指示に従った。


 西ノ湖 で昼食にした。帰りのバスの時間に合わせ,ゆっくりと過ごした。風が出てきて寒くなっ てきたので,少し早かったが,バス停まで行くことにした。
 西ノ湖歩道 は, カラマツ の新芽が伸び,緑色が濃くなってきた。この場所のカラマツにはテープが巻いてない。写 真撮影のためにテープを巻かない場所を残しておいてくれたのかもしれない。


 コミヤマカタバミ  名前通りに小さな花だが,この花は特に小さかった。


 シラカンバ の花が咲いていた。この花粉も花粉症の原因の一つなのだ。


 石楠花橋 でバスを降り, 湯川 沿いに 竜頭の滝 まで下ってきた。ここの トウゴクミツバツツジ はまだこれからのようだ。


 昨年同時期に来たときには,帰りのバスまでの時間が少なく,昼食が慌ただしかったの で,今年はゆっくりと時間をかけることにした。この時期の平日はバスの本数が少なく,13:44 の次は14:54だった。無理をすれば13:44に間に合ったのだが,次のバスにしたら,1時間 10分後だったと言うわけで,少し時間を持て余してしまった。久しぶりに,やしおの湯で汗を流し て帰途についた。
 このホームページのタイトルは 「熟年夫婦の山日記」 なのだが,最近は夫婦で歩くことが少なくなってきており, タイトルに偽りあり と後ろめたさを感じていた。久しぶりに夫婦で歩くことができてよかった。
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