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尾 瀬 キャンプ下見

2018年(平成30年) 7月3日(火)-4日(水)



コース・タイム
7月3日(火)
 自宅(4:30) ⇒ 学校(5:00) ⇒ 戸倉駐車場(7:05-15) ⇒(タクシー)⇒ 大清水(7:25-30) ⇒(シャトルバス)⇒ 一ノ瀬(7:43)
  一ノ瀬(7:55) → 石清水(8:40) → 三平峠(9:30-45) → 三平下(10:06-25) → 長蔵小屋(10:50-打合せ・昼食-13:00) → 長蔵墓所(13:10) → 沼尻(14:10-30) → 弥四郎小屋(16:05-打合せ・泊)
7月5日(水)
  弥四郎小屋(7:20) → 赤田代(8:00) → 平滑ノ滝(8:15) → 三条ノ滝(9:10) → 平滑ノ滝(10:05) → 赤田代(10:25) → 弥四郎小屋(11:05-15) → 竜宮小屋(11:50) → 牛首三叉路(12:30) → 山の鼻小屋(13:15-打合せ・昼食-14:00) → 鳩待峠(15:26)
 鳩待峠駐車場(16:00) ⇒(シャトルバス)⇒ 戸倉駐車場(16:30) ⇒ 学校(18:40) ⇒ 自宅(19:00)

同行者
 中学校 I先生(女性),N先生(男性)

 宇都宮市内にある この私立中学校 では,毎年8月に2年生が 尾瀬キャンプ を実施している。私がかつてその学校に勤務していたこともあって,毎年そのガイドを頼 まれている。今回はその 下見 のために,中学校の先生二人と 尾瀬 に行ってきた。 天気予報は良くはなかったのだが,当日の 雨への対応訓練 にもなるので出かけることにした。

第一日(7月3日)
 宇都宮市内の学校に集合し, N先生の運転する車で,尾瀬に向かった。宇都宮から2時 間5分ほどで 戸倉第一駐車場 に着いた。平日なので,停まっている車は少なかった。
 戸倉の駐車場から 大清水 までタクシーに乗った。昨年は3,000円前後で行けたのだが,今年は4,000円を越えた。値 上がりしたのか。

 大清水でタクシーを降り, シャトルバス に乗った。当日も利用させてもらうので,時間や人数などを告げて,対応をお願いした。
 一ノ瀬の休憩所 は,昨年から売店の営業を止めていたが,今は,内部を改造し, 無料休憩所 として整備されていた。


 アマドコロ  ナルコユリ に似ているが,ナルコユリはアマドコロより,葉の幅が狭い。 


 オオバタケシマラン  タケシマラン より大型で,花の付き方が異なる。葉柄の付け根から出た花柄は,しばらく葉に沿って延 びた後,直角に折れ曲がって垂れ下がる。


 マタタビ  マタタビには雄花の咲く 雄株 と、雌花および両性花の咲く 雌株 がある。これは雄株


 三平峠  ゆっくり歩いたのだが,1時間35分で到着した。


 三平下に下る途中の足下に, コケイラン が咲いていた。


 三平下で小休止して。長蔵小屋に向かった。早稲沢湿原には コバイケイソウ が咲いていた。


 花を拡大した。果たして 梅の花 に似てるか。


 ハクサンチドリ


 ワタスゲ


 早稲沢湿原から見た 燧ヶ岳


 オオバミゾホオズキ


 イチリンソウ


 白花の ハクサンチドリ



 長蔵小屋の前に ヒメサユリ が咲いていた。


 ヒオウギアヤメ


 長蔵小屋 で打合せを済ませ,昼食を食べてから, 沼尻 に向かった。 ヤナギランの丘近くから見た大江湿原  ワタスゲの向こうに三本唐松。


 大江湿原のシンボル, 三本唐松


 木道に沿って コバイケイソウ が咲く。


 2015年の9月下旬 火災 で焼失してしまった沼尻の休憩所が再建されていた。よかった。 トイレ も新しくなった。


 建物は,以前より小さくなったが,板敷きの 広いデッキ ができていた。まだ未完成のようだが,やはりこの位置に休憩所は必要だ。


 小さな池塘に ルリイトトンボ が飛んでいた。


 シウリザクラのような花を付けるのは テツカエデ だ。


 見晴に着いた。 ひのえまた小屋 外壁がログハウス風になり,窓がアルミサッシになった。


 弥四郎小屋 


 早速風呂に入り,夕食後に打合せをした。

第二日(7月4日) 
 夜半から雨が降ってきた。 かなりしっかり降ったが,朝方,明るくなる頃には小降りになった。


 朝食


 雨が上がってきた。外に出てみると アサギマダラ が横になっていた。死んでいるのかと思ったが,手に取ってみると脚や触覚が動いている。 先日,TV番組で, アサギマダラが死んだふりをする と言うことを知ったばかりだった。少し時間がたつと飛び立っていくという。飛び立って いけるように,外のテーブルの上にそっと置いた。その後,その場を離れてしまったので,飛び立っ ていく姿は確認していない。


 雨が小降りになったので,雨が強ければ割愛するはずだった 三条の滝 へ出発した。 ウラジロヨウラク


 ツルコケモモ


 トンボの羽化 に出会った。


 三条の滝分岐の標識 が新しくなった。


 三条の滝  水量は,例年に比べやや少ない。


 三条の滝から戻り,山の鼻を目指した。  トキソウ


 サワラン  尾瀬では アサヒラン と呼ばれる。


 トンボソウ


 竜宮の出水口近くのヌタ場に サギスゲ が固まって生えていた。 ヌタ場 を回復させるために植えたものらしい。近くには新しいヌタ場ができていた。ヌタ場は昨 年より増えていた,シカは増えているらしい。木道に並行するシカ道も目立っている。


 ヒツジグサ


 希少種の オゼコウホネ が咲いていた。


 山の鼻小屋 で打合せをしてから昼食を食べ,鳩待峠に向けて出発した。昨年完成した 休憩所


 川上川橋 を渡って鳩待峠に向かう。

 ゆっくり歩いて,1時間25分で 鳩待峠 に到着した。汗を拭いて一休みしてから駐車場に向かい,乗り合いタクシーに乗り込んだ。 乗り合いタクシーは,原則的に満員になると発車するシステムなので待たされることも多い。今日も 20分ほど待たされてから戸倉の駐車場に向かって出発した。


 戸倉の駐車場でN先生の車に乗り換え,帰途についた。

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