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小 田 代 原

2018年(平成30年) 9月19日(水)



コース・タイム
 自宅(8:00) ⇒ 赤沼駐車場(9:19)
  赤沼(9:41) → 泉門池(10:57) → 小田代原(11:36-昼食-12:09) → 赤沼(13:19)
 赤沼駐車場(13:29) ⇒ 宇都宮ロマンチック村(14:33-55) ⇒ 自宅(15:25) 

同行者
 妻
 今年の夏は異様に強烈で,暑さ負けなどしたことのなかった私だが,いささか 夏バテ で, 山に行く元気が出なかった。
 9月ともなれば,さすがに暑さも一段落で,天気予報と睨めっこしながら,奥日光に出 かけてきた。 8月1日に尾瀬から帰って以来, 7週間 ぶりに山靴を履いた。

 平日なので,いろは坂も車は多くない。いつもの,明智トンネルを出たところから 奥白根山 がよく見えた。


 中禅寺湖畔からは 社山 がきれいに見えた。冬になる前に社山に登りたいが,今の体力では無理かもしれない。


 赤沼駐車場 に着いた。先週日曜日には午前9時半には満車になったと言うが,さすがに平日の今日は 半分以下だった。背後に 男体山 がきれいに聳えていた。


 駐車場の入り口にある ナナカマド の実は,色づき始めていた。実が赤くなる頃には,葉も赤くなる。


 戦場ヶ原に入ると, ズミ がたくさんの実を付けていた。今年は大豊作のようだ。


 ワタスゲデッキ から 男体山 を眺めた。戦場ヶ原は 草紅葉 が始まっていた。


 今の時期は花は少ない。その中でも目立つのは ウメバチソウ だ。白い花びらには,暗く見える透明な筋が見える。


 リンドウ  これは「リンドウ」 エゾリンドウやオヤマリンドウとは違う。


 戦場ヶ原には 首都圏の小学生 が修学旅行や校外学習でやってくる。今日もガイドに先導されたたくさんの小学生がやっ てきていた。戦場ヶ原を訪れる小学生には3つの形態がある。 一つ は,10人程度のグループ毎にガイドがついている形だ。戦場ヶ原や奥日光の自然学習に は最も望ましい形だ。 二つ目 は,7〜8人の グループで,自主的に見学・観察を行っていく形だ。 これは, アクティブラーニング として,観察や学習内容の定着よりも,児童の 自主的な活動 を重視する考え方だ。事前学習や事後学習をきちんとやることが大切だが,最近はこのよ うな学校も増えてきた。 三つ目 の形態は,クラス単位で,教師が引率し,ほとんど説明などせずにただ通過するだけの学 校。この形は,少なくなっては来たが,まだある。金も手間もかからず,最も簡便な方法だが,せっ かく奥日光に来たのに,こんな歩き方では勿体ない。


 大真名子山 の向こう側から雲が湧いてきた。


 ツルコケモモ の実が赤くなっていた。 アメリカではこの仲間を 「クランベリー」 と呼んで大量に栽培し,ジュースなどにして出荷している。


 今年度に掛け替えられた 「青木橋」  鉄骨の橋桁には木材が貼り付けられ,鉄骨が外部から見えないようになっている。


 サラシナショウマが咲いているかと思って 泉門池 まで行ってみたが,花は終わっていた。泉門池から小田代原に回った。
 小田代原 では,草紅葉が進んでいた。


 西側に回り込むと小田代原全体が見渡せる。 草紅葉 はそれぞれに色が違うのだが,今年は全体的に暗い色で,鮮やかさが少ない。


 小田代原のシンボル 「貴婦人」 は今日も気高く佇んでいた。


 小田代原のベンチで昼食にし,赤沼に戻った。途中からは,先ほどとは 違った角度 から小田代原が見える。


 この時期に目立つ花は, シロヨメナ


 この, 薄紫 の花が, 「ヨメナ」


 今年は, どんぐり の豊昨年のようだ。林の中を歩いていると,「ハツン!」という音が聞こえる。どんぐり が落ちてクマザサに当たる音だ。このような経験は今まであまりなかった。これらはみな, ミズナラ のどんぐりだ。どんぐりはツキノワグマの主食で,どんぐりが豊作の年は,里まで下りて くることは少なくなると言う。


 赤沼駐車場 に戻って来た。小学生を迎えに来た大型バスがたくさん止まっていた。

 久しぶりの奥日光は,最高の天気で迎えてくれた。やはり,奥日光は素晴らしい。

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