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社 山

2018年(平成30年)12月2日(日)



コース・タイム
自宅(6:30) ⇒ 歌ヶ浜駐車場(7:23-朝食)
  駐車場(7:57) → 阿世潟(8:51-57) → 阿世潟峠(9:25) → 社山キレット(9:56-10:04) → 山頂(11:05-28) → 昼食(12:04-27) → 阿世潟(13:13-20) → 駐車場(14:32)
 歌ヶ浜駐車場(14:43) ⇒ 自宅(15:45)

同行者
 単独

 10月29日以来5週間ぶりの 社山 は,今年3度目になる。今までにも,この時期に社山に登ったことは何度かあるが,雪は ほとんどない。今年も,まだ積雪は無いようだ。
 この時期は昼の時間が短いので,出来るだけ早くスタートしたい。そこで,6時半に自 宅を出て,日光に向かった。日光道路の正面には,朝日を受けて赤く光る 日光連山 が見えた。空には一片の雲も無く,文句の無い良い天気だ。


 細尾交差点 で信号待ちで停車すると,正面に 男体山 が見えたが,男体山にも雪は見えない。数日前に降雪があり, ナギ (薙)が白く見えたのだが,その雪ももう解けてしまったらしい。


 第二明智トンネル を出たところから見える 奥白根山 には雪が被っていた。 シラネ(白嶺) の名前通りに,この周辺の山では,最も早く白くなる。


 歌ヶ浜の駐車場 に着いた。 半月峠道路 も, イタリア大使館別荘跡公園 も冬季閉鎖に入ったので,観光客は少ない。
 でも,今日は日曜日なので,これでも車は多い方だ。


 車の中で朝食を食べ,身支度をして歩き出した。車の車外温度計は プラス1℃ を示している。風がほとんど無いので,寒くは無い。
 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ ,トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット  その上にネットで見つけた中国製の UNCO&BORORジャケット を着て,頭にはニット帽を被った。
 今日の靴は,夏用の TECNICA  軽いので履きやすい。ザックの中に チェーンアイゼン を持ち, ストック をザックに取り付けてスタートした。
 ピラミダルな 社山 が朝日を受けて輝やいている。登山道もよく見える。


 中禅寺湖の対岸には, 奥白根山 が白く輝いている。


 駐車場には,葉を落とした ナナカマド が真っ赤な実を付けていた。今年は豊作のようだ。


 少し歩いてから, 湖岸 に出てみた。風が弱いので波はほとんど無い。ほどよい冷気が心地よい。


 暑くなったので, ジャケット を脱いだ。


 木が葉を落としたので, 狸窪 の建物がよく見える。この建物の,湖に面した方を見るのは初めてだ。


 阿世潟 に着いた。駐車場から,一人歩きの男性と前後しながら歩いてきたが,私がここで休憩し ている間に,その人は先にスタートした。私は登りのスピードが遅いので,その人に再び追いつくこ とはなかった。ニット帽を脱いで, バンダナ を巻いて出発した。いつものスタイルだ。


 少し登って振り返った。 日が差し込んできて 明るくなった。


 阿世潟峠  ここは十字路になっている。ここから 足尾側 に下る道もある。 阿世潟峠に着くと,いつも, 富士山 を探すのだが,残念ながら今日は見えなかった。


 阿世潟峠から山頂方向に少し進むと, 山頂 が見えてくる。


 カメラを望遠にして山頂を覗くと, 登山者 の姿が見えた。今日は,重いのを覚悟して デジイチ(EOSー50D) を持ってきていた。


 私が社山が好きな理由の一つが, 見晴らしの良い登山道 だ。カラマツもすっかり葉を落とし,見晴はさらに良い。


 一休み  ウインドブレーカー を着たが,暑くなったので,これもまもなく脱いだ。


 見る角度が変わったので, 奥白根山 の形が少しだが変わった。雪が解けたのか, 白さが少なくなった ような気がする。


 振り返ると,正面に 半月山 の大きな姿が見える。


 短い笹に覆われた登山道は,まさに 天上の散歩道 だ。


 振り返る  中禅寺湖 に右から突き出ているのは 八丁出島 だ。


 正面の林の中が 山頂 だ。もう少しだ。


 山頂記念  山頂にいた登山者にシャッターを押してもらった。


 今日,登り道と山頂で出会った人は 7人  意外と少ないと思ったら,下山途中に,登ってくる人が 10人 ほどいた。今日の社山の登山者は 合計で20人 ほどだった。
 足尾方向 の山が見える。 最も右のピークが 皇海山  その左のピークは 鋸山  正面奥のギザギザが 袈裟丸山 

 目の下のダムは 足尾ダム  手前の斜面に残っている枯れ株は,かつての 足尾の鉱毒で枯れた木の残骸 で,歴史の証人だ。決して大昔の出来事ではない。


 山頂から覗いた 男体山


 男体山の山頂 を望遠レンズで覗いた。山頂の 二荒山神社奥宮 の社殿も見える。左の崖の上に立つ社殿は, 男体山神社


 山頂から,自宅に電話し,FBに写真を載せ, 下山を開始 した。昼食はいつもの場所で取る。


 ゆったりした気分で斜面を下る。 滑り止めとして チェーンアイゼン を着けた。表面が溶けた土の登山道は意外と滑る。


 中禅寺湖 の対岸 中央付近が 菖蒲が浜   その奥が 戦場ヶ原


 いつもの場所で昼食。今日は南風なのだが,後ろの斜面が風を逃がしてくれるので, 風当たりは弱い。


 阿世潟峠 から 阿世潟 を目指して下ってきた。まだ13時なのだが,冬の日は低く, 影が長くなる 


 阿世潟 まで降りてきた。往路で通過したときにはここはまだ日陰だったが,今は 陽が当たって明るい。


 途中の湖岸 から,望遠レンズで 歌ヶ浜 を見た。 船着き場 駐車場, 立木観音 が見える。


 イタリア大使館別荘跡公園  9月末に来たときには,足場を組んで改修工事中だったが,工事も終わりきれいな外観 を見せていた。でも,現在は 冬季休業中 


 駐車場 まで戻って来た。奥白根山は,朝,見たときに比べ, 白い部分が減った ように見える。強い日差しで雪がとけたのだろうか。


 社山 の姿もシルエットになった。


 駐車場 の車が少し増えていた。


 今日は好天に恵まれて楽しい山歩きが出来た。駐車場から山頂往復が 約6時間半から7時間  決して楽に登れる山では無いが,今の私にとっては,トレーニングとしても,ちょうど良 い山だ。
 地球温暖化の結果なのか,年々,奥日光の積雪量は少なくなっている。 もっとも,奥日光に雪が降るのは1月になってからだから,12月に雪が少ないのは当たり前のこと なのかもしれない。社山は,手軽に雪山を体験できる山として希少な山なのだが,雪遊びがしたけれ ば2〜3月に登らなければならなくなった。しかし,今年の2月27日に登ったときでさえ,日当た りの良い稜線では雪はほとんど解けてしまっていた。降雪量は,その年によって異なるから,またい つかたっぷりと積もることがあるかもしれないが。

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