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社 山

2019年(平成31年) 1月20日(日)



コース・タイム
 自宅(6:25) ⇒ 歌が浜駐車場(7:25-朝食)
  歌が浜(8:02) → 狸窪(8:38) → 阿世潟(9:05-14) → 阿世潟峠(9:41) → アンテナピーク(10:08-16) → 山頂(11:11-25) → 昼食(11:58-12:21) → 阿世潟峠(12:47-53) → 阿世潟(13:13-20) → 狸窪(13:45) → 歌が浜(14:20)
 歌が浜駐車場(14:33) ⇒ 自宅(15:34)

同行者
 単独

 先週, 高山 へ向かう車から見た 社山 の姿が心に残り,登りたくなった。
 社山 は手頃な山だが,歌ヶ浜の駐車場から 往復で7時間 前後かかる。危険箇所こそ無いが,けして簡単な山では無い。昨年は2月27日に登った のだが,往復で(休憩を含んで)7時間15 分ほどかかった。
 ロングコースなので,少しでも早く歩き出したいと思い,6時半に家を出て,日光に向 かった。天気予報では良い天気のはずなのだが,上空は雲に覆われている。
 日光道路を走っていると, ドアミラーに朝日が昇った。 しかし,雲に遮られ,太陽の姿は見えなかった。


 少し進むと,正面の 男体山 に朝日が当たった。


 いろは坂 を登っていくと,雲の間から太陽が姿を現した。

 第二明智トンネル を抜けたところから見えるはずの 奥白根山 も今日は雲の中だ。


 歌ヶ浜の駐車場 に着いた。対岸の 社山 の姿が美しい。上空は雲に覆われ,日差しは無い。風は弱く,湖面は静かだ。 車の車外温度計は 0℃ を示している。意外と暖かい。
 車の中で,途中のコンビニで買ってきた助六寿司を食べ,朝食とした。


 今日の服装は,ボトムは CWX にモンベルの インスレイションパンツ ,トップは,ファイントラックの フラッドスキンメッシュシャツ に薄いアクリルのシャツを着て,その上にモンベルの クリマブロックロッシュジャケット を着た。その上に UNCO&BORORジャケット を着て,頭にはニット帽を被った。 靴は夏用の テクニカ  ザックの中に 6本爪アイゼン を持ち, チェーンアイゼン を履いてスタートした。 ストック はザックに取り付けた。 UNCO&BORORジャケット は,まもなく,歩き出して体が温まってきたところで脱いでしまった。
 スタート時の服装  背景は,隣に駐車していたキャンピングカー。最近,この駐車場にもキャンピングカー が増えた。


 対岸の 社山 に薄日が当たり始めた。


 だが, 奥白根山 は雲の中で見えない。奥日光は,日本海で発達した雪雲が伸びて来ることが多く,関東平 野が好天の時でも,晴れるとは限らない。


 歌ヶ浜名物の 「つららすだれ」   強い西風でしぶきがかかり,つららが発達する。


 ベンチが面白い状態になっている。 怪奇映画の舞台装置 のようだ。足下は完全に凍り付 き, スケート場 のようだ。チェーンアイゼンを履いていて正解だった。


 ここでは,つららが横につながり,壁になっている。


 湖畔道 に入ると,雪はほとんど無い。アイゼンも不要になったので,ここで脱いだ。


 湖畔から 社山 を見た。陽が当たって輝いてきた。


 狸窪 を過ぎても,路面に雪はあまり無い。


 男体山 の頂に懸かった雲は取れない。


 阿世潟 に着いた。約1時間で,ほぼ夏時間だ。ここで6本爪アイゼンを履いた。


 阿世潟峠 への登りは,北斜面なので雪は多いのだが,今年は少なかった。


 阿世潟峠まで登ってくると,いつも, 富士山 を探す。見えるときには,ここに見えるのだが,残念ながら今日は見えない。


 小ピークを回り込むと, 社山の山頂 が見える。


 私が勝手に名付けた 「社山キレット」


 さらに少し登って 振り返った。  天気が悪いせいか,全体がどんよりしている。


 でも,意外と見通しは良く,カメラの望遠レンズを使うと, 中宮祠の町並み がよく見えた。


 山頂 に近づくにつれて雪の量が増えてきた,風も出てきた。


 もう少しで 山頂 だ。


 山頂 は登山者で賑わっていた。今日の登山者数は,15人程度だった。さすがに今日は 日曜日 。 冬季にしては登山者が多かった。


 山頂記念  山頂まで3時間10分で登ることができた。昨年2月に登ったときには,今年より雪が 多かったこともあって,4時間かかった。スマホ用の自撮り棒を買ったので持ってきた。この写真は, 自撮り棒の リモコン を使って撮影したもの。天気が良ければ背後に男体山が見えるのだが,今日は何も見えな い。

 風が出てきて寒くなってきた。自宅に電話し無事登頂を報告,FBに写真をアップして下 山にかかった。
 風に混じって,雪が飛んでくる。 「吹越し」 と言われるものだ。濡れるほどでは無いが,寒い。
 吹越し のせいで,遠方が霞んでいる。


 途中のいつもの場所で昼食を食べ, 阿世潟峠 まで降りてきた。


 阿世潟 もひっそりとしている。13時を過ぎたばかりなのだが,夕方の静寂だ。


 今日一日, 男体山 に懸かっていた雲は取れなかった。頂上付近だけを覆っているので,これも 「笠雲」 と言うのだろうか。


 歌ヶ浜 の駐車場に戻ってきた。岸壁には氷の塊が大きく発達していた。


 「吹越し」がだんだん強くなってきて,対岸の 社山 も霞んできた。


 駐車場の車の数は,朝とあまり変わらない。



 天気予報ほどに良い天気にはならなかったが,無事に行ってこられた。阿世潟までの 時間を短縮しようと,少しスピードを上げたのだが,バテずに行ってこられた。
 雪のあるうちに,もう一度登りたい。

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